本当のところブータンの治安ってどうなの?に答えてみました
はじめに
ブータンって幸せの国とは聞いたことはあるけれど、旅行するには安全なんだろうか・・・?
日本国内だとなかなか情報を集めるのも難しいことから、そのような不安を抱かれる方も中にはいらっしゃるのではないでしょうか。
こちらの記事では、実際にブータンを訪れてみて感じたブータンの治安情報と、現地で安全に楽しく過ごすためのヒントをご案内いたします!
目次
1.よくある質問とほんとのところ
単刀直入に申し上げますと、ブータンは世界で見てもかなり上位の治安がいい国です。
この大きな要因は、ブータンが敬虔な仏教の国であるということが挙げられます。
海外旅行での被害として、料金の詐欺や窃盗などがありますが、利他の心を持つブータン人に関してはこういった行為は心配ありません。
Q 一人で街を出歩いても平気ですか?
A 上記のように、治安がよく安全な国ではあるので、基本的に大丈夫ですが、あくまで海外旅行ですので、最低限身の回りの持ち物などに注意しましょう。
また、日中の観光に関しては、基本的にガイドが付いて回りますので、心配はありませんが、たとえば自分ひとりで散歩がしたい、街中や観光地の写真を自分のペースで取りたいなどのご要望がございましたら、その旨をガイドにお伝えいただければ、何時にどこどこといったかたちで待ち合わせをして再度合流することが出来ます。
道端だけでなく、観光地や街中など、ブータンにはいたるところに野良犬がいます。(逆に野良猫はめったに見かけることはありません)
基本的に温厚な正確なので、人に噛み付いたりすることはめったにございませんが、むやみに近づいたり触ることは避けましょう。噛みつかれると狂犬病など病気に感染してしまう可能性もございます。
Q 女性が気をつけるポイントは?
A 繰り返しにはなりますが、ブータンの治安はいいので、基本的に女性もお気軽に一人旅や女子旅を行っていただけますし、むしろ統計によれば、全体の70%近くは女性の旅行客が占めています。
基本的な観光やホテルでの滞在に関しては、全くといっていいほど問題はありませんし、なにかある場合でもガイドに言えばトラブルを解決してくれますが、たとえば一人でホテルの近くのバーやクラブに行くといった場合であれば、夜に一人で出歩く行為や、周囲の環境には日中よりも多少の警戒心は持ちましょう。
Q 夜の治安はどうですか?
A ティンプーやパロの街中であれば、街灯もございますので基本的には夜に一人で出歩いていただいても問題はございません。
ただし、基本的にはガイドを連れて出歩くことをおすすめいたします。
特に週末などは、酔っ払いなども多く街中を歩いており、これは一種の社会問題にもなっていますが、かなり酔いつぶれてしまっている方も中にはいますので、何かあった際に英語だけでは解決できないような場合もないとは限りません。
特にクラブやディスコなどに行かれる際は、現地の文化を見たいといってガイドも同行させるほうが無難ではございます。
また、これは治安には直接関係ありませんが、見慣れない土地ですと、似たような建物が多いブータンの街中では道に迷ってしまう可能性もございますので、道案内の意味もこめてガイドをお連れすることをおすすめいたします。
Q 治安の悪い場所はありますか?
A 基本的には治安がとりわけ悪いような場所はございません。
ただし、歩く道も不安定であったり模するという観点も踏まえると、街灯が少なかったり人通りが少ないような夜道は、日本でも共通ですが多少警戒は必要になります。
夜遅くに出歩くようであれば。ガイドに一度連絡をしておくことをおすすめいたします。
2.トラブルに巻き込まれたとき完全ガイド
2-1 トラブルに巻き込まれないようにすること3つ
●ガイドのそばを離れない旅行中はガイドと一緒に行動しますが、お土産屋さんやトイレ休憩中など、ふとした瞬間に一人になることも。
やむを得ない状況を除いて、ガイドの隣を常に歩くように心がけるのがトラブル回避のコツです。
特に、人が多く行きかうティンプーに限らず、地方を歩く場合も同様に気をつけるようにしましょう。
ツアー中、状況に応じてガイドはお客様に注意事項を案内したり指示をさせて頂く場合がございます。
ガイドやドライバーはお客様の安全を確保するため最新の注意を払っておりますので、必ず指示に従うようにしましょう。
『郷に入っては郷に従え』ということわざがあるように、ブータンでの観光マナーは旅行前に確認しておいたほうが良いですね。
観光のメインである寺院やゾンなどでは、服装や参拝のルールが定められているのでこちらで事前にチェックしておきましょう。
海外旅行先でのトラブルの中には、現地の文化や風習を理解していないがゆえに、対立を引き起こしてしまい、その当の本人は何でそんなに反感を買ったのか理解できないために、結果としてお互いが対立してしまってトラブルへと発展してしまうようなケースが少なくありません。
トラブルを未然に防ぐためにも、現地での会話集だけではなく、文化やしきたりなども合わせて学んでおくことで、観光地でのより深い理解にも繋がりますので、おすすめいたします。
2-2 もしもトラブルに巻き込まれてしまった時には
万が一トラブルに遭ってしまったら、即ガイドに相談をしましょう。
『騙された!』と感じても、文化や慣習の違いで発生した行き違いによるトラブルである可能性もあるため、自己解決しようとするのではなくまずはガイドに事情を説明することが大切です。
比較的安全な国と言っても首都ティンプーではスリや置き引きなどが発生しており、また近年では薬物問題も抱えているのが現状なので油断は禁物です。
3.おわりに
ブータンは、他国に比べて比較的治安が良い国です。
お土産通りではお店の人がランチを食べにお店番をつけずに外に出るなど、日本では考えられない光景を目にすることも珍しくありません。
またブータン人の性格上、騙されたり傷つけられたりといった心配をする必要はほとんど無いと言えるでしょう。旅行客を狙った犯罪が起きる確率は極めて低く、旅行中はガイドとドライバーと共に行動することから安心して旅行ができる国のひとつだと言えます。
しかし、安全だからといって全く警戒しないのは危険ですので、上記でご紹介した要注意ポイントなどをご確認のうえ、安全で楽しいブータン旅行をお楽しみください!