香港の離島をご紹介!香港から30分!自然いっぱいの離島・ラマ島
香港に行って、日帰りでマカオまでという人はたくさんいますが、わざわざ香港の離島に行く人はあまりいないですよね。
正直、私もその1人でした。友人に誘われ訪れた香港・ラマ島。香港というと、それまで人が多くて都会!というイメージがあったのが、一変しました。
ラマ島は喧騒から離れ、のんびりした時間が流れています。この1日ですごくリフレッシュできました!
定番のハイキング、美味しい海鮮料理、プライベート感満載のビーチ!
香港の知る人ぞ知る離島・ラマ島(南Y島)の魅力をご紹介します♪
目次
1.香港の離島・ラマ島ってどんなところ?
香港島のすぐ南西に位置し、香港で3番目に大きい島です。
道が狭く起伏が激しいので車1台も走っておらず、大変過ごしやすいので、
週末には香港人もたくさんラマ島へ向かうので、フェリー乗り場は混雑します。
また、欧米人が好きな島で韓国人・中国人よりもよく見かけます。
香港で仕事をしている欧米人がラマ島を好きすぎて、ラマ島に移住して通勤している人もいるらしいですよ!
1-1.ラマ島への行き方
香港島の中環(セントラル)のフェリー埠頭からは、榕樹湾(ようじゅわん・ヨンシューワン)行きの船と、索罟湾(そこわん・ソッグワン)の行きの船が出ています。
ハイキングを楽しみたい人は、榕樹湾行きの船乗り場から乗ってくださいね。
快速船の乗り方は簡単!オクトパスカード(MTRなど交通機関で使えるICカード)をタッチするだけ!
もしオクトパスカードを買っていない方は、現金(硬貨)を余分に準備しておけば大丈夫です。ここで、え?硬貨なの?と思われた方もいらっしゃるでしょう。
船乗り場の改札には、オクトパスカードをタッチする機能と、硬貨を投入する機能しか備わっていないんですね・・・。まぁこれものんびり旅のご愛嬌ってことで♪
改札を通って快速船(榕樹湾行き)に乗って30分しばし船旅をお楽しみ下さい!
1−2:ラマ島のベストシーズン
天候が安定する秋~春先(10月~3月上旬まで)がハイキングにはベストシーズン♪ ただ、1月・2月は気温が思っている以上に下がることもあるので、要注意!
香港の夏にあたる5月~9月頃は、高温多湿なので暑さ対策が必ず必要です。
飲み物を買える場所がラマ島にはほとんどない為、予め船に乗る前に買っていく必要があります。この季節に行くと夏バテしてしまう可能性もあるので、夏を避けてラマ島へ行くことをオススメします!
1−3:ラマ島での服装は?
たくさん歩くので、普段から履き慣れているスニーカーは必需品です!
秋~春先は、パンツ(長いものがおすすめ)とTシャツとラフな格好と羽織るものがあるといいかも。
夏は帽子、急なスコールにも対応できるように雨具が必要です。
(ラマ島には雨宿りできそうな場所がハイキングコースに入るとなかなか見つからないのでご注意を!)
あとは、両手が空くリュックサックで行くのがベストです♪
2.ラマ島へ行ったら何が楽しめる?
定番のハイキングコース、中間地点でのプライベート感たっぷりのビーチを満喫したあと、ハイキングコースのゴール地点での海鮮料理の夕食、運が良ければ夕食中にサンセットも見ることができます!
ここでは項目ごとに分けてご紹介します。
2−1:ハイキング(定番ハイキングコースの紹介)
ラマ島の玄関口・榕樹湾よりスタートです。道沿いに進んでいくと、レストランやお土産店が並ぶ商店街にたどり着きます。
終着点・索罟湾にはレストランばかりなので、お土産を買うのなら榕樹湾にいるうちがオススメ♪
可愛い雑貨屋さんやアクセサリーを置いているお店もありました!
レストラン・お土産店の通りを抜けると、何もお店がなくなってしまいます。 曲がり角にある標識を見逃さないようにチェックしながら、本格的にハイキングコースの入り口を探しましょう!
商店街を抜けるといよいよ本格的に約7km、1時間半~2時間ほどのハイキングのスタートです。
ハイキングコースの途中には飲み物を買う売店もありません!出発前に準備をしておく必要があります。
ハイキングロード序盤は、カフェやショップがちらほら。
その辺りを抜けると、有名なスイーツでブレイクした「建興亞婆豆腐花(キンヘンアーポウダウファ)」というおばあちゃんが作る豆腐花のお店があります。ここで早めの休憩として、スイーツを食べるのもいいでしょう♪
「建興亞婆豆腐花」を過ぎたあたりから、緑が生い茂った道が見えるようになり、ようやくハイキング気分を味わえます。
そのまま道なりに進んでいくと、プライベート感のある「洪聖爺海灘(ホンシエービーチ)」というビーチにたどり着きます!
小さなレストランとトイレがあるので、ここで海を眺めながら休憩するのもアリですね♪
休憩後、ビーチをあとにしてゴールである索罟湾に向けて進みましょう。
登り坂になり、木陰もなくなっていくので少しきついと感じるのかもしれません...。
しかし、登り坂を登りきると休憩ポイントの展望台が見えてきます!
天気の良い日には、香港ディズニーランドのある「ランタオ島」まで見えるんだそうです。
展望台の近くには中国式の東屋があるので、ゆっくり座って休憩できます。
山を越えると後は下る一方♪ふと辺りを見回すと、ハイキングコースの終着地・索罟湾が見えてきます。
下り道にある中国式東屋から見る索罟湾の景色は最高です!ここで最後の休憩をして、一気にレストランのあるあたりまで歩きましょう。
レストランが集まる辺りに行くまでに、道が少し狭くなる部分があります。
そこに神風洞と呼ばれる第二次世界大戦中に日本軍によって掘られた防空壕がありますが、怖くて写真すら撮ることができず...。(欧米人は楽しく写真撮影をしていました...。)
神風洞を通り過ぎ、いよいよゴールの目印となるカラフルな天后宮が見えてきます!
いよいよレストランが集まるエリアまでもう少しです!
天后宮から10分ほど歩くと、レストランエリアに到着です♪
ここといった明確なゴールはないですが、目的のレストランが皆さんそれぞれのゴールとしましょう。
2-2:ビーチでのんびり
さきほどハイキングコースの中間あたりで出てきた「洪聖爺海灘(ホンシエービーチ)」の紹介です!
観光客も少なくプライベート感が味わえます。ビーチにそばにあるレストランで何か買って木陰で休憩しながら、静かな海を眺めるのもラマ島のゆっくりした時間の流れを感じることのできるひと時ですね♪
ちょうどラマ島を訪れたのが3月上旬だったので、もちろん海に入ることもできず、せめて砂浜を歩いて海をバックに記念撮影をしようとしました。しかし、思いの外沼にはまっていくような感覚でかなり歩きづらく砂浜を歩き終えた時にはスニーカーの中は砂だらけ...。寒くなければ、裸足になって歩くのもいいかもしれないですね...。
レストランの横には、海水浴に来る人用にシャワーブースだったり、もちろんトイレもありました。
夕方までゆっくり海を眺めていたいですが、ハイキングコースには電灯がないので、それまでには、索罟湾に辿り着けるように時間調整をする必要がありそうです。
2-3:海鮮料理
ハイキングを終えてからの夕食の、ラマ島の海鮮料理 最高です!
海外で海鮮を食べるのって、お腹を壊すんじゃないかと心配していましたが、香港のご飯の中で1番美味しいと思ったご飯でした。
索罟湾にはたくさんのレストランがあり、店頭の水槽の魚介類を選んで調理してもらうことができます。
今回は、索罟湾で最大規模を誇る「天虹海鮮酒家(Rainbow Seafood Restaurant)」というレストランで、
店員さんおすすめの海鮮料理以外にも何品かついてくるセットを注文してみました!(ツアーで行くことのできるお店は、「南天虹」というレストランです。)
料理の途中で殻付きのエビが出てきた時に、一緒に茶色っぽいお花の入った水の透明なボウルがテーブルに置かれました。
ずっと何に使うのか困っていましたが、勇気を振り絞り店員さんに「これ何に使うんですか?」と聞いたところ、
「エビの殻をむいた後に手が汚れるから、この水で洗うのに使えばいいよ~。」という答えが来ました!
この手を洗う水が出てくるのは、エビをむいて食べる時だけ出てくるのだと思っているんですが、索罟湾の他のレストランでもボウルでお水が出てきた時には、驚かず手を洗ってください!
香港の料理の量は、本当に多く毎回食べきれないのですが、やはりラマ島の海鮮料理も量が多く食べきれませんでした...。
2-4:夕焼けを独り占め
夕食後、ちょうど太陽が沈む時間になっていました。
ぜひともラマ島に来たのなら、ラマ島の夕焼け見てもらいたいものです。
索罟湾のレストランはどこも海に面しているので、天気さえ良ければ夕焼けを楽しむことができます!
夕焼けもビーチ同様、独り占め♪
静かな雰囲気の中で見る夕焼け、すごく印象に残っています。
まとめ
半日で十分に満喫できる島・ラマ島の魅力、お分かりいただけたでしょうか。
ハイキング、ビーチ、海鮮料理と一見地味だな、と思う方もいるかもしれないですが、緑が豊かで行くだけでリフレッシュができる、地元・香港の人々にも人気な島、ラマ島!
ぜひ次回の香港旅行は、ショッピングや夜景を楽しむだけではなく、自然も楽しんでもらいたいものです!
この記事を書いた人
- ホワイト・ベアーファミリー編集部こちらのコラムはホワイト・ベアーファミリー編集部スタッフや旅行商品の企画担当者、カスタマーサポートメンバーがセレクトした、気になる旅行情報や旅行に関連するお役立ち情報、観光地情報等を厳選してお届けしております!