香港国際空港徹底ナビ！市内へのアクセスから乗り継ぎ・待ち時間の過ごし方まで
世界の観光都市ランキングで8年連続1位を獲得する香港。そんな香港の玄関口、「香港国際空港」は、約190ヶ国の都市から毎日約1,000便が発着するアジア屈指のハブ空港です。
空港内の設備はもちろん、香港中心部へのアクセス方法も充実！
2001年から2005年にかけて世界ベストエアポートに選出されたほか、グローバルエアポートランキングでは最高ランクの「5つ星」を獲得しているほど快適な、香港の空の玄関口です。
そんな香港国際空港の基本情報と、市内へのアクセス方法や待ち時間の過ごし方についてご紹介します。
目次
１. 香港国際空港ってどんなところ？
香港の中心地から35kmに位置するランタオ島に、1997年にオープンした「香港国際空港」。香港中心部にもともとあった「啓徳（けいとく／カイタック）空港」が手狭になったため、代わりとして建設された空港です。
2つのターミナルを持ち、ほとんどの搭乗手続きは第1ターミナル（T1）で行います。
第2ターミナル（T2）は1部のLCCチェックインカウンターとして利用されるほか、ショップやレストラン、映画館などがあり、空港の待ち時間を過ごすのに最適な場所。
第1ターミナルと第2ターミナル間は徒歩約5分の通路でつながっており、搭乗ゲートまではスカイトレインが運行しているので、空港内の移動も快適です。
2. 空港から香港市内中心部へのアクセス方法
香港中心部や香港島への主なアクセス方法は、エアポートエクスプレス「AEL」とタクシー、バスの3通り。
タクシーやバスで移動する場合は、通勤帰宅ラッシュ時など時間帯によって渋滞に巻き込まれることもあるので注意しましょう。
交通費を安く抑えたい場合、移動時間を短縮したい場合など、シーンに合わせてご活用くださいね。
2-1.エアポートエクスプレス（AEL）
エアポートエクスプレス（AEL）は空港と香港主要エリアを時速135kmで結ぶ高速鉄道です。九龍半島の九龍駅まで約22分、香港島の香港駅まで約24分と最短で移動できます。
両駅から主要ホテルへはAEL専用の無料シャトルバスも連絡しているので、大荷物の時も安心です。料金は、九龍駅まで片道HK$90（約1260円）、香港駅までHK$100（約1,400円）、往復チケットを購入すれば片道HK$10（約140円）安くなります。
■乗り場 T1到着ロビー正面
■営業時間 5：54～24：48 約10分間隔で運行
2-2.タクシー
タクシーはメーター制で、営業エリアごとに赤、青、緑の3色に色分けされています。香港島や、九龍半島へ行くのは赤色のタクシー。青はランタオ島周辺、緑は香港の北に位置する新界エリア行きです。
九龍半島の尖沙咀エリアへは約HK$270～（約4,200円）、香港島の香港駅付近は約HK$350～（約4,900円）、40分～1時間前後で到着します。
荷物の大きさによってHK$5（約70円）が加算されます。
人数が多い場合や重たい荷物の時に便利です。
■乗り場 T1到着ロビー左
■営業時間 24時間
2-3.エアポートバス
空港から香港島や九龍半島へ向けて発着する、24時間運行の格安移動手段です。日中に運行しているA・E系統と、深夜から早朝にかけて運行するN系統で、香港の主要エリアへアクセスできます。料金はHK$30（約420円）～HK$40（約560円）。
事前にチケットを購入するか、IC（オクトパス）カードまたは現金で乗車時に料金を支払います。現金の場合はおつりが出ないので注意しましょう。
■乗り場 T1到着フロアを出てスロープの右へ。
■営業時間 24時間
3. 時間つぶしはT2がおすすめ！？映画館に博物館、職業体験も！
2007年にオープンした第2ターミナルは、ショップやレストラン、エンタメが充実した待ち時間に最適なスポット！
5階・6階に並ぶ約60以上ものショップの中には、ファッション雑貨店、フードコート、香港ディズニーストアや、ガチョウ料理が有名なミシュラン獲得店「阿鴻小吃」まで、選りすぐりのお店が勢ぞろい！
3-1.こんなところに博物館？「航空探知館」
第2ターミナルの6階（レベル6）にあるのは、入場無料のミニ博物館「航空探知館」。1930年代に活躍した旅客機の模型や、スタッフのパネル写真などが展示されています。
コックピットの模型では操縦シミュレーション体験も可能！
スペース奥の有料展望台や、隣接する映画館もあり、飛行機の待ち時間も飽きることなく過ごせます。
3-2.香港版キッザニア！「ドリームカムトゥルーエデュケーションパーク」
第2ターミナルの6階、航空探知館のちょうど真正面に位置するのは、香港版キッザニアとも言われる「ドリームカムトゥルーエデュケーションパーク」。
パイロットやファッションモデル、コックや消防士など約10種類の職業体験ができるほか、2016年には日本でもお馴染み、日清食品の「出前一丁工場」もオープン！
シーフードやチキンフレーバーなど4種類のスープと、かにかまやチーズなど12種類の具材から、自分だけのオリジナルインスタント麺が作れます。
各種職業体験は、平日は16歳・休日は12歳までと年齢制限がありますが、出前一丁工場は大人でも大丈夫！
出前一丁のキャラクター「出前坊や」がプリントされた雑貨やバック、キッチン家電なども販売しているので、ちょっと覗いてみるのもありかも！？
4. 空港に深夜に到着、さあどうする？
24時間飛行機が発着する香港国際空港ですが、意外にもスターバックスやマクドナルド、コンビニなど一部のお店を除き、ほとんどが夜23時前後に閉店してしまいます。
空港泊をする人もたくさんいますが、ひじ掛けのついた椅子が多いため、横になれるスペースは限られます。座った態勢で寝ても首を痛めないネックピローや、エアコン対策のひざ掛けなどがあると便利です。
5. 知っトクと便利！空港設備あれこれ！！
香港国際空港は、便利な設備がいっぱい！
無料Wi-Fiはもちろん、ケータイ充電スペースや、24時間営業の自動両替機、荷物預かり所やファミリートイレもばっちりです。
通路脇には、荷物の重さや大きさを自分で測れる専用機材も設置されています。
荷物の預け入れや、機内への持ち込みの前に利用してみましょう。
2017年10月には、事前登録不要の顔認証システムも導入され、入国・出国審査がよりスムーズに！
ただし、11歳以下のお子さまや、マスクやフレームの太い眼鏡を着用している場合は自動認証ができないので、有人カウンターをご利用ください。
まとめ
いかがでしたか？
香港国際空港では現在、第3滑走路の建設を行っているほか、第1ターミナルの大改修工事を予定しており、幼稚園や多目的球場などを増設予定とか。
工事によっては、空港内の移動が複雑になることもあるので、旅行前に最新の情報をチェックしておくことをおすすめします。
楽しい香港旅行のついでに、これからさらに進化を遂げる香港国際空港をぜひ散策してみてくださいね♪
