セブ島の通貨事情・現地レポ~旅行で準備したい金額は?~
フィリピンのセブ島は世界中からダイバーが集まる、ダイビングスポットとして昔から有名な島で近年多くの日本人が訪れています。
ところでセブ島の通貨や物価がどれくらいなのか事前に知っておかなければ旅行の予算を立てられません。
またセブ島と言っても広く、また遊び方は人によって様々なので一概に言えません。
数多く存在するアクティビティの中からどれにいくら使うのかしっかり計画を立てて予算を見積もることで旅行中を楽しく過ごすことができます。今回は平均的な予算やクレジットカードが使用できる場所などを中心に紹介します。
目次
1.セブ島で使うのはフィリピンペソ
セブ島のあるフィリピンでは一般的にフィリピンペソが使用されています。従って特別な条件でない限りは基本的にフィリピンペソで全て支払いを行います。逆にフィリピンペソ以外では支払いができないと思って頂いて良いと思います。
フィリピンペソの通貨構成ですが、最少単位の通貨はセンタボと言う通貨があります。ただし、今ではほとんど使用されてませんので、1ペソ硬貨だと思ってもらって大丈夫です。次に5ペソ、10ペソの硬貨が使用されてます。
紙幣は20ペソ、50ペソ、100ペソ、200ペソ、500ペソ、そして最大紙幣の1000ペソになります。現在2015年6月末時点の為替状況は、大幅円安の影響で1万円は約3600ペソ程度でやり取りされています。
2.一部では米ドルも
米ドルで決済が可能な場合と言うパターンもなくはありません。
インターネットでの決済や、大手リゾートホテルやカジノなどのアクティビティでは米ドルでの支払いも可能です。また銀行振り込みやデポジット料金の支払いなども米ドルで支払うこともあります。
商品やサービスを購入する際には、どの通貨で支払いが可能なのか事前にしっかり確認しておくとよいです。しかし、米ドルで支払いを行う場合とは、一般的に国際的な商品やサービスを購入する場合に発生することがありますが、セブ島でショッピングをする場合はほとんど関係がありません。
基本的にはフィリピンペソでの支払いになります。普段から米ドルを持ち歩く必要はありません。現在2015年6月末時点、大幅円安の影響で1万円は約80米ドル程度でやり取りされています。
3.クレジットカードの使える場所
セブ島のショッピングモールやリゾートホテルなどに併設されているレストランでは基本的にクレジットカードの使用が可能です。ただし、クレジットカードにも種類がありVISAよりもMASTERCARDを取り扱っているお店の方が多いように見えます。
もちろんVISAも取り扱っているお店は多いですが、ショッピングや食事をされる際には先に確認しておくと良いでしょう。
またクレジットカードによっては暗証番号を設定している場合があります。日本国内では暗証番号を求められないこともありますが、海外では暗証番号を求められることがあります。出国前に事前に暗証番号を確認しておくと良いです。
4.旅行中に持ち歩く金額
4-1 丸一日観光する場合の予算
セブ島の過ごし方によって予算も大きく変わってきます。例えばスキューバダイビングをするのであれば6000ペソ程度は必要になりますし、逆にシュノーケルセットを持ってビーチで遊ぶ場合は、2000ペソもあれば十分に遊べます。
場所と内容によって大きく予算は変わってくるので、ここでは丸一日の過ごし方をセブ市内を観光し、その後ショッピングモールへ行きショッピングや食事を楽しんだ場合の予算ということで説明したいと思います。
セブ市内を観光する場合、個人で行動する場合は基本的にタクシーで移動になると思います。
セブ市内の主要スポットを回る場合、タクシーの料金は2000ペソ程度で+ショッピングと食事の予算と言う計算になります。
ショッピングや食事を充実させるのであればやはり2000ペソ程度が必要に。
合計で4000ペソ程度をお持ち合わせるとよいかと思います。
4-2 よく使う紙幣・硬貨は100ペソや50ペソ
セブ島で注意しなければならないのが、お釣に関する問題です。
タクシーや小さな個人店のお店ではお釣を持っていないことがよくあります。特にセブ市の郊外や離島などに行くと大きな紙幣ではお釣が払えないと言われ使用できないことがあります。
1,000ペソ札や500ペソ札ではお釣が渡せないので、商品やサービスを受けることができないと言われることもあります。なので財布が少し重くなりますが、小さな紙幣や硬貨を持ち合わせておく必要があります。
よく使用する紙幣や硬貨として100ペソ、50ペソなどが比較的使用しやすい紙幣になります。効果も10ペソや5ペソ単位を十分に持っておくと便利です。
4-3 チップ用のお金も用意した方がいい?
セブ島近辺ではチップの文化はあまりありません。
チップ用のお金は用意する必要はないですが、親切に世話をされて最後に料金を請求されると言ったケースは良く聞きますので、必要以上の世話を受けることには注意が必要です。必要でない限り自分の荷物は自分で運ぶなど、自分の行動を心がけておけば大丈夫です。
大手のリゾートホテルではこのような問題はほとんどないので安心ですが、街中や小さなホテルやレストラン、タクシーなどにでは稀ですがチップを要求されることがあります。フィリピンには基本的にチップの文化はないと考えてよいです。
5.現地在住ライターからのアドバイス
フィリピン人の貧困格差は日本と比べて大きく開いており、人によっては日本人よりはるかに大金持ちのフィリピン人もいますが、やはり貧しい人がまだ大半を占めています
前項に説明しましたが、一日の予算の4000ペソは貧困層の人たちの二週間分の給料と同じ額になることを常に念頭に置き、金銭をちらつかせないように注意してください。
チップの要求は滅多にありませんが、請求された場合は、気持ち分支払うもしくは支払わないという対応をとりましょう。
お釣の問題が一番多くみられます。両替したばかりの紙幣は1,000ペソ札か500ペソ札ばかりでお釣が貰えないなどの問題を引き起こしやすいです。行先にもよりますが、大きなお金はできるだけ小さく崩しておいた方がお釣に関する問題が起きません。
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- ホワイト・ベアーファミリー編集部こちらのコラムはホワイト・ベアーファミリー編集部スタッフや旅行商品の企画担当者、カスタマーサポートメンバーがセレクトした、気になる旅行情報や旅行に関連するお役立ち情報、観光地情報等を厳選してお届けしております!