上海雑技の劇場選びに迷ったら「上海馬戯城」へ！幻想的なパフォーマンスが話題の「ERA-時空之旅」を見に行ってきました！
一生に一度は上海雑技を生で見てみたい！と思っている人は多いのではないでしょうか。
実は私もその一人でした！今回上海に行く機会があったので、これは上海雑技を見に行くしかないだろう！ということで実際に行ってきました。
私が抱いていた雑技団のイメージは、同じ人間とは思えないほど体が柔らかくてくねくねと動くパフォーマンスですが、はたしてそのイメージは合っていたのでしょうか。
それとも想像を超えるものだったのでしょうか。パフォーマンスの全貌をお伝えしちゃいます♪
1. 上海雑技の種類
上海雑技が見られる劇場は実は一か所ではありません！上海市内では5か所ほどの劇場があります。
どの劇場でも伝統的な茶器やお皿を使ったパフォーマンスは見られますが、劇場によってそれぞれ違ったコンセプトや演目があります。
上海市内にある劇場の中で最も有名なのが市内の中心地に位置する「上海商城劇院（ポートマン）」。
「上海商城劇院」ではコンサートホールのような雰囲気が漂う劇場で伝統的なザ・雑技が楽しめるようですが、今回は最近人気上昇中と噂の「上海馬戯城」という劇場へ行くことになりました。「上海馬戯城」では円形な劇場で伝統的な雑技に加え、近代的な舞台装置を使った迫力のあるパフォーマンスが楽しめる！という情報を聞き、「上海馬戯城」の方が面白いのでは！とわくわくしてきました。
2．「上海馬戯城」までのアクセス
「上海馬戯城」の場所は地下鉄1号線「上海馬戯城駅」から徒歩2分ほど。上海の中心地「人民広場駅」から乗り換えなしで6駅なので、個人でいく場合は地下鉄利用がおすすめです！
上海市内の中心地のホテルからタクシーなどで向かわれる場合は、渋滞がなければ20分ほどでたどり着けます。
※2019年7月現在、「上海馬戯城」は改装工事中となっており、仮設会場で公演が行われています。「上海馬戯城」から仮設会場までは徒歩10分ほどでたどり着けます。予定では2019年の秋ごろまで改装工事が続くようですが、仮設会場もサーカス感のあふれるステキな会場となっています♪
3．チケット予約方法
① 【当日会場で購入】
チケットは当日会場で購入することも可能ですが、満席になっている場合が多々あるので、確実に行きたい場合はオススメできません。
② 【事前にチケット購入サイトなどで予約】
ネットで雑技のチケットを購入できるサイトがいくつかあります。事前に安くチケットを購入したい人にオススメです。
③ 【ツアー会社経由でオプショナルツアーを申し込む】
初めて上海に行かれるという方はツアー会社経由で上海雑技のオプショナルツアーに事前申し込みすることをおすすめします！
オプショナルツアーだと、ホテルからの往復送迎付きでガイドさんが案内してくれるので初めてでも安心。
おいしい上海料理を堪能してから上海雑技鑑賞に行くツアーが特に人気です♪
4．「ERA-時空之旅」の全貌
アクロバティックで幻想的なパフォーマンスが大注目の公演「ERA-時空之旅」！
開演は19：30からで、途中15分の休憩をはさみ、21時過ぎに終了するというスケジュールです。
時間通り始まるので、早めに会場入りしておきましょう♪私が行った日は海外からの観光客らしき人達がとても多く、特に東南アジアや韓国からのお客様が多かったように感じました。
言葉の心配がないノンバーバルショーだからこその光景ですね！では早速どんなパフォーマンスが繰り広げられたかをご紹介していきます。
★自転車
まずオープニングは軽やかに自転車に乗ったパフォーマーが登場。
１台の自転車の上で１人がもう１人の上に乗ったり、他の自転車に乗り移ったりとまさにサーカス！最終的には６人ぐらいが１台の自転車の上に乗っていました！
★箱舟
箱舟に乗った男女が登場。男性が不安定な板の上でバランスを取りながら女性が投げるお皿やコップを頭の上に乗せる！というパフォーマンスでしたが、なんと途中でコップのキャッチに失敗。
完璧なイメージの雑技団でも失敗することがあるんだと変な関心をしてしまいました。ただ、その後再チャレンジして見事成功！
１度失敗したことにより、いかに難易度が高いかが分かり会場は逆に大盛り上がりでした！
★輪っか
筋肉質な男性陣が10人ほど登場。２グループに分かれていて、それぞれがパフォーマンスで競う！というような設定。
真ん中に輪っかを置き、バク転などしながらいろんな角度でくぐっていました。
これはまさに伝統的な雑技団のイメージとはかけ離れた現代的なパフォーマンスで、想像していた雑技のイメージが少しずつ変わっていきました。
★壺
壺を持ったおじさんが登場。壺を指で回したり頭の上にのせたりするパフォーマンス。
途中で大きな壺に変えて、大きな壺さえも軽々頭でバランスをとっていました。
パフォーマンスはすごかったですが、「すごいでしょ！」と言わんばかりのどや顔が印象的でした。
★伝統芸
ついに私がイメージしていた伝統芸がきました！
中国的な音楽に合わせて４人の女性があり得ないほどの体の柔らかさでくねくねと体を動かし、タワーを作る姿はまさにイメージ通りでした！
★大車輪
前半の最後を締めくくったのは、３つの大きな車輪が回る中、車輪の中や外を自由自在に動き回るというパフォーマンス。
とても高い位置まで車輪が上がるので、落ちるのではないかと始終ハラハラドキドキ。
★影絵
１５分の休憩を挟んだ後は、影絵を演出させるパフォーマンス。影絵で見る雑技も神秘的でとてもキレイでした。
★組体操
組体操という表現が正しいのかわかりませんが、ハイクオリティーすぎる組体操といった感じでしょうか。
１人の人間の上に２人も直立で立っているなんて同じ人間だと思えません！
★シーソー/トランポリン
シーソーやトランポリンの反発力を使ったパフォーマンス。シーソーのパフォーマンスの際は、さすがに高さがありすぎるのか、天井から命綱が繋がれているのが見えました。
★リボン
天井から降ろされたリボンにつかまって繰り広げられる男女のロマンチックなパフォーマンス。
まるでディズニー映画のプリンスとプリンセスのような雰囲気が漂い、とても綺麗でした。
★バイク
ショーの最後を飾ったのは迫力満点のバイクパフォーマンス。巨大な球体が現れ、バイクに乗ったパフォーマーが登場。
なんと球体の中に入り、中を自由自在に走り回っていました。バイク1台だけでとても驚いていたのに、次から次へとバイクに乗った人が球体に入っていき、最終的に９人（９台）は入って行っていたと思います！圧巻でした。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
これぞ上海雑技という体の柔らかさを駆使したパフォーマンスだけではなく、大掛かりな大車輪を使ったような迫力満点のパフォーマンスも多く、想像していた雑技団のイメージが少し覆されたのではないでしょうか。
特に今回の「ERA-時空之旅」の公演は、茶器や壺など中国の伝統的な小道具を取り入れた演目もありつつ、現代的なアクロバティックなパフォーマンスで圧倒させられるので、初めて雑技を見に行かれる方や、興味がなさそうな友達を誘ってもきっと満足してくれること間違いなしです！
上海へ行かれる際はぜひ旅行プランに組み込んでみてください♪
この記事を書いた人
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