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上海旅行で絶対行きたい!豫園(ユィユアン)エリア完全ガイド

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古き良き中国の文化を体験できる豫園(ユィユアン)エリアは、明代の傑作と称される美しい庭園と、明・清代の街並みを再現した、上海ならではのグルメやおみやげが豊富にそろう門前町が広がる上海の代表的な観光スポット!
20世紀初頭に建てられた洋館が建ち並ぶ外灘(ワイタン・バンド)や、国内外の企業が集まる上海の中心的な商業地・浦東(プードン)も近く、豫園エリアの最寄り駅・地下鉄10号線の「豫園」駅は、外灘の最寄り駅「南京東路」駅から約2分、浦東の最寄り駅「陸家嘴」駅から約6分で到着します。この黄浦江を囲む三大エリアを巡るコースは、上海旅行でも定番の人気プランです。
今回は、上海旅行でぜひ訪れたい豫園エリアの見どころを、たっぷりご紹介します!

1. 江南庭園を代表する名園!豫園(ユィユアン)の見どころは?

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地下鉄豫園駅から徒歩約7分、「豫園」と彫り込まれた石造りの門が、明代の名園・豫園庭園の入り口です。
いつも観光客で賑わう豫園のなかでも、庭園内に入れば人混みも少なくなりますが、ゆっくりと散策するなら、まだ人の少ない開園8:30ごろから、午前中の早い時間に訪れましょう。

「豫悦老親(老いた両親をよろこばせる)」という言葉にその名を由来する豫園は、16世紀の明代の末、上海出身の役人であった潘允端が、父親に贈るため18年の歳月をかけて築園されたと伝えられています。潘氏が没落後、一時は荒れていた豫園ですが、18世紀の清代に地元の名士によって現在の形に修復されました。

豫園は明代の造園の名人・張南陽が造園を担当した、樹木、水、建物、そして太湖石が巧みに配置された、江南地方を代表する庭園です。
太湖石は蘇州の近くの太湖で切り出された石灰岩で、その形が複雑であるほど美しいとされています。
なかでも豫園の出口付近にある玉華堂の正面から見える、高さ3mほどの奇岩「玉玲瓏(ユイリンロン)」は江南三大名石のひとつに数えられる名石。
かつては北宋の皇帝が蒐集していたともいわれ、豫園観光でも指折りの人気記念撮影スポットになっています。

入園料は40元(約700円)。夏季と冬季は30元です。
入口の正面に立つ豫園でも最古の建造物・三穂堂は、釘を1本も使わずに建てられた楼閣としても有名です。隣接する仰山堂から一望できる約2000tの石を積み上げ築かれた大暇山は、創園当時の姿を今も残していると云われています。
庭園南側にある出口まで、2万㎡におよぶ園内を順路に沿って進むと、急いで1時間、ゆっくりまわれば2時間ほど。
園内ではほかにも迷路のような回廊や、樹齢400年以上のイチョウ、園内各所の龍の像など、見どころいっぱい!春はツツジやボタン、秋はツバキや梅と、四季折々のさまざまな花々が楽しめます。

2. 「これぞ上海」と言えるお土産とグルメがいっぱい!豫園商城(ユィユアンシャンチェン)

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庭園の静けさから一転、豫園出口の正面から庭園を囲むように広がる「豫園商城」は、いつもたくさんの観光客で混み合う上海でも屈指のにぎやかさを誇る門前町です。
朱塗りの楼閣が建ち並ぶ、迷路のような街並みには、各国の国賓も訪れた上海料理の名店をはじめ、豫園名物の五香豆(ウーシアンドウ)や中国茶、切り絵や扇子など中国らしいお土産を取り扱う専門店が所狭しと並んでいます。

なかでもひときわ賑わいを見せるのが、緑波池のそばで大きな看板を掲げる小籠包の老舗「南翔饅頭店(ナンシャンマントウディエン)」です。
アツアツのスープと餡がモチモチの皮に包まれた小籠包は、まさに絶品の一言!店舗の中は、1階がテイクアウト専門店、2階が食券式の食堂、3階がオーダー制のレストランになっています。上海でももっとも有名な小籠包の名店だけあって、一時間待ちの行列ができることも珍しくありません。
2階の食堂は朝の7時から営業しているので、ゆっくり食べるなら豫園庭園を観光する前の早朝を狙いましょう。1階のテイクアウトは10時から営業しています。

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九曲橋の途中に建つ豫園商城のシンボル的な茶館、「湖心亭(フーシンティン)」も立ち寄りたいスポットのひとつ。
1階の入口で抹茶味とほうじ茶味のアイスクリームがそれぞれ10元(約180円)で売られているほか、茶菜や茶器を扱うお土産コーナもあります。2階はグラスの中で花開く工芸花茶(60元、約1,080円)をはじめ、中国各地から厳選された最高級の銘茶と中国スタイルのお茶請けが楽しめる茶芸館。1855年創業の上海でも屈指の歴史を誇るレトロな茶館で、豫園の眺望を眺めながらのんびり過ごす時間は格別です。

豫園土産に「五香豆(ウーシャンドウ)」を購入するなら、豫園商城入口の門をはいってすぐの「上海五香豆商店(シャンハイウーシャンドウシアンディエン)」がオススメです!
油で炒ったソラマメを五香という香辛料で味付けした五香豆は、中国では古くからお酒のおつまみやお茶菓子として愛されてきました。なかでも上海五香豆商店のブランドは人気が高く、まとめ買いする方も多い大定番のお土産です。

明・清代風の朱塗りの建物が幻想的にライトアップされる、夜の豫園商城も見どころのひとつ。
ライトアップ日暮れ時、18:00ごろから始まります(季節により、点灯時間に変動あり)。

3. レトロとモダンが同居するストリートを散策!上海老街(シャンハイラオジェ)

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豫園商城の南出入口から東西に続く「上海老街」は、工芸品やみやげ物店など約100軒が並ぶショッピングスポット。
名品と名高い紫砂の茶壷(急須)を扱う「紫壺軒(ズーフーシュアン)」をはじめ、骨とう品や藍染やヒスイ・水晶のアクセサリーの専門店、小吃(シャオチー)などローカルグルメが楽しめる飲食店が数多く建ち並びます。

豫園商城南出入口の左手にある道教寺院・上海城隍廟(シャンハイチォンフアンミャオ)は、600年の歴史を持つパワースポット。
漢代の将軍・霍光や明代の大臣・秦裕伯などが本尊として祀られ、上海の守り神として地元の方から篤い信仰を集める古刹です。

地元・上海では、豫園エリアではむしろ城隍廟のほうが有名で、タクシーでも「豫園」というより「城隍廟(チョンホアンミャオ)」と伝えたほうがスムーズに通じることがあります。

まとめ

いかがでしたか?
中国の伝統的な建築や自然が美しい景観を織りなす庭園や、上海ならではのグルメ店やおみやげ店がひしめく豫園商城と上海老街。見どころ満載の豫園エリアは、上海旅行の必見観光スポットです。
上海の歴史と文化を感じる豫園エリアの観光をぜひお楽しみください!

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この記事を書いた人

ホワイト・ベアーファミリー編集部こちらのコラムはホワイト・ベアーファミリー編集部スタッフや旅行商品の企画担当者、カスタマーサポートメンバーがセレクトした、気になる旅行情報や旅行に関連するお役立ち情報、観光地情報等を厳選してお届けしております!