もはやカンボジア旅行には欠かせない「アンコールワット」!!カンボジア初心者がアンコールワット1日観光に行ってみた♪
東南アジアにある世界遺産のうち、人気の高い観光地として有名なのが「アンコールワット」ではないでしょうか。皆さんは、アンコールワットを訪れたことがありますか?そもそもアンコールワットがどこの国にあるかご存知ですか?意外と知らないことが多い「アンコールワット」。今回はアンコールワット初心者が実際に見て学んできたことを踏まえてご紹介します!
目次
1、アンコールワットとは
アンコールワットは、カンボジアのシェムリアップという都市にある「アンコール遺跡」のうちの1つです。アンコール遺跡とは、クメール王朝時代に築かれた寺院や建築物のことで、今のカンボジアの基盤となったとも言われています。アンコールワットやアンコールトムを中心に東西南北様々な遺跡があり、1992年にユネスコの世界遺産に登録されました。アンコールワットはスーリヤヴァルマン2世という強大な勢力を築き上げた王様によって築かれたので、アンコール遺跡の中でも群を抜いて有名な寺院となったそうです。
2、アンコールワットを見学するには
アンコールワットの見学方法は大きく分けて2つあります。1つ目は、自分で見学に行く方法、2つ目は、オプショナルツアーに申し込んで見学する方法です。アンコールワットを見学するオプショナルツアーといっても、その種類はたくさんあります。バスや車を利用して遺跡の見学をするプランや、気球に乗って空から見学するプラン等があります。
今回私は、旅行会社で販売されているようなオプショナルツアーの中でも、バスや車で行く「1日アンコール観光」に参加しました。「1日アンコール観光」は、アンコールワットやアンコールトム等のアンコール遺跡を、朝日が昇る時間から夕日が沈む時間まで見学するというプランです。また夕食にはカンボジア伝統舞踊であるアプサラダンスのディナーショーが付くという内容でした。
3、いざ!アンコール1日観光へ
3-1. アンコール遺跡入場チケット購入
ホテルを出たのは早朝4時です。あたりはまだ真っ暗でした。バスに乗り込み向かった先は、アンコール遺跡の入場チケット売り場です。ここで顔写真付きのチケットを購入します。
朝早い時間でしたが、朝日鑑賞をする観光客がたくさんいるため大変混雑していました。ここでは自分のグループの現地ガイドや、一緒に参加している人たちとははぐれないように注意しましょう。また、作成する入場チケットはどこの遺跡に行くにも必要となります。無くしてしまうと再発行が必要になる大事なチケットですので、しっかり保管しましょう。
3-2.朝日鑑賞
入場チケット売り場からは10分程でアンコールワットへ到着しました。今までガイドブックでしか見たことのなかったアンコールワットに早くも胸を躍らされながら、本堂へと向かいました。私がカンボジア旅行に行ったのが11月でしたので、本堂の目の前左側にある、女池と呼ばれる池からの撮影がベストポジションでした!昨晩雨が降ったようで朝日は雲に隠れてしまいましたが、その神秘的な姿にとっても感動しました。もちろん、時期によって朝日が昇ってくる場所は異なります。夏至・冬至は、本堂のど真ん中から朝日が昇ってくるため、とても貴重で人気の日だそうです。
朝日鑑賞後は朝食休憩のため、宿泊ホテルへ戻りました。
3-3.アンコールトム
休憩後、バスに乗り向かったのは、「アンコールトム」です。アンコールトムは、アンコール遺跡の北側に位置する巨大な都の遺跡で、城壁に囲まれているのが特徴です。
写真に写っているのが南大門の入り口で、この入口を通って都の中心である「バイヨン」まで徒歩で向かいます。左右にそれぞれ54体ずつある神々と阿修羅の石像が7つの頭を持つ蛇(ナーガ)の胴体を抱えている姿が大変印象的でした。
これが都の中心部にある「バイヨン」です。寺院を建てていた当初は、仏教に基づいて建てられていたのですが、途中でヒンドゥー教に変わると、既に進めていた仏教方式建て方はヒンドゥー方式の建て方へと変更されました。そのため、石の積み方や材質がバラバラになっているのが特徴です。
バイヨンの見どころは大きく分けて2つあります。当時の人々の暮らしや戦いの様子等が描かれた「レリーフ(浮彫)」と、「クメールの微笑み」とも呼ばれている石像です。
左側の写真が「レリーフ」です。このレリーフには戦いの様子が描かれています。真ん中を分けて左右で戦いをしている様子が描かれています。右側の写真が「クメールの微笑み」とも呼ばれている石像です。この石像は日本の有名人「京唄子さん」に似ていると言われています。「クメールの微笑み」は、目を瞑り、歯を見せずに微笑んでいるのが特徴です。カンボジアの人々も、基本的に歯は見せず、微笑んで挨拶をされる方が多いです。
この写真は「象のテラス」と呼ばれている場所の写真です。王宮前にある「象のテラス」は高さ約3m、長さ約300m以上もあります。その名の通り、象のレリーフや、ガルーダのレリーフが飾られています。
この場所で象と一緒に写真を撮ると良いとされているそうで、たくさんの方が写真撮影のため並んでいました!もちろん私も写真を撮りました!
3-4.タプローム
アンコールトムを後にし、「タプローム」と呼ばれる遺跡へ向かいました。12世紀末に建設された寺院で、「ガジュマル」の木が遺跡を浸食し、すぐにでも崩壊してしまいそうな姿が印象的です。また、ハリウッド映画の舞台になったことでも知られており、たくさんの観光客が訪れていました。
タプロームの撮影スポットとして有名な場所ですが、大きく育ったガジュマルの木と遺跡が絡み合っていて、圧巻です。
タプローム観光後は、昼食休憩のため市内のレストランへ。
3-5.アンコールワット
昼食休憩後は、念願のアンコールワット見学へ!人気の遺跡だけあり、各国から観光客が訪れていました。アンコールワットは日本やフランス等、各国の遺跡救済チームによって現在もその修復作業が進められています。3つの回廊と5基の塔で構成されており、全てじっくり見て回るには1日以上かかるため、今回は小回りコースでの見学でした。
第一回廊には壁一面にレリーフがあります。「ラーマヤナ」や「乳海攪拌(にゅうかいかくはん)」等の物語をテーマに描かれていました。写真は、神々と阿修羅が7つの頭を持つ蛇(ナーガ)で綱引きをしているレリーフです。
第二回廊にも壁一面にレリーフがありますが、修復作業が追い付いていないのか、第一回廊程はっきりとしたものではありませんでした。写真下は、第二回廊から見える第三回廊の姿です。
第三回廊は、アンコールワットの中でも特別神聖な場所であるため、妊娠している方、12歳未満のお子様は入場できません。また、見学人数は1回につき100人までと決められているので、待ち時間が発生します。私が行ったときはさほど混雑しておらず、30分程度で入場することができましたが、夏休みや年末年始等の時期は1時間以上も待つことがあるそうです。尚、第三回廊のみ「仏教の日」(仏教行事)にあたる日は入場できません。スケジュールはあらかじめ分かっているので、アンコールワットのオプショナルツアーを予約する際は注意しましょう。また、外交関係で要人や大臣等が来柬する場合には、急に登れなくなってしまうこともあります。
入場証をもらい、とっても急な階段を登って行きました。私は高所恐怖症ではありませんが、少し怖かったです。
第三回廊からの眺めと、有名な女神像(アバター)です。今は禁止されていますが、昔は遺跡に名前等を書くことができたようで、様々な国の人々が訪れていることが分かりました。「昭和十六年」という文字もあり、昔からあるアンコールワットの偉大さにただただ圧倒されるばかりでした。
ちなみに、アンコールワットのおすすめ撮影スポットは、この「逆さアンコール」です!本堂の目の前左側にある、女池と呼ばれる池から撮影するのがベストポジションとのことだったので、私は手乗りアンコールのポーズで撮影しました。
3-6.夕日鑑賞
遺跡観光最後の締めくくりは夕日鑑賞です。夕日鑑賞場所は「プノンバケン」が有名ですが、あまりにも有名なため、午後から場所取りをしていても見えにくいことがあるそうです。私たちは穴場スポットである「プレループ」へ行きました。遺跡から見る壮大な景色は、ゆっくりと沈んでいく夕日とマッチしていてとても感動的でした。
3-7.アプサラダンスディナーショー
観光後は、「アプサラダンスディナーショー」へ行きました。アプサラダンスとは、カンボジアの伝統舞踊です。華麗な衣装を身にまとい、妖艶な踊りと手の動きをするのが特徴です。ディナーはビュッフェ形式でした。料理も美味しく、舞踊も美しく、充実したディナーを楽しむことができました。
6、終わりに
実は、今回のカンボジア旅行を行くまで、アンコールワットがどこにあるのかよく分かっていませんでした。現地ガイドと行くオプショナルツアーは、カンボジアの歴史や世界遺産の見どころを教えてもらうことができるので、とってもおすすめです!また、今回はひとり旅でしたが、同じオプショナルツアーに参加していた方々とも仲良くなることができ、最初は心細かったのですが、とても楽しく過ごすことができました!ひとり旅でも安心して参加できることが分かったので、ご検討されている方はぜひお問い合わせください。
1日アンコール観光付カンボジア旅行を探すならこちら
現地発アンコール観光ツアーを探すならこちら