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セブ島タクシー完全ガイド~乗り方からドライバーとの会話、支払いまで~

セブのイエロータクシー

海外旅行でタクシーに乗車する際にいくつか注意する必要があります。

と言うのも日本のタクシーのように親切でないタクシーも中には存在したり、言葉が通じないや、不正な料金を請求したりすることもあるからです。

実際に外国人価格で商品やサービスを提供されて被害にあった方々もいますので、予め相場や経験談を調べておくことが重要になってきます。今回はセブ島のタクシー事情を説明したいと思います。

セブ島旅行・ツアーの予約について

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1.セブ島のタクシー入門

1-1 タクシーには種類がある

黄色いタクシー

セブ島の空の玄関口であるセブ・マクタン国際空港(以下、マクタン空港)に停留している黄色いタクシーですが、白いタクシーより値段が高いです。

黄色いタクシーはエアポートタクシーとして運用されており、通常、海外から来た旅行者しか使用しません。

なぜなら現地人は値段が高いことを知っているので使用しません。黄色いタクシーを使用するメリットは、空港から確実に目的地へ送ってくれると言う点で安心です。
ただし、料金は割高ですが、サービス面において、白いタクシーとはなんら変わらないので、特別な理由がなければ乗車する必要もありません。

白いタクシー

白いタクシー

セブ空港のタクシー乗り場

セブ島にて一般的に運用されているタクシーは白いタクシーです。料金は初乗り40ペソから開始されますので、必ず乗車の際に一度確認してください。と言うのも時折、初乗り運賃が違う値段から開始されるなどの悪質タクシーも存在からです。

サービス面では黄色いタクシーと変わりなく、値段も安いですが、悪質なドライバーもいる場合もあります。乗車する際には、必ずメーターを使ってもらうようにしましょう。

タクシーのメーターを確認

また乗車する際に定額にて走行するように求められるケースもあります。値段の交渉はメーターより必ず割高になるように相手も設定してくることに注意してください。

また行先や時間帯によってはメーターと追加料金を求めらることがあります。メーター以外の金額が発生する場合は、乗車する際に料金は必ず交渉して決めておきましょう。

メーターと追加料金

トライシクル

フィリピンにはタクシーの他にトライシクルというモーターバイクの横にサイドカーを取り付けた乗り物があります。この乗り物にはメーターがありませんので、必ず乗車する際に交渉する必要があります。

乗り物にはメーター

またタクシーと違ってグループでも個人でも関係なく人数あたり同じ料金を請求されます。従って、4人グループでも1人でも一人当たりの料金が必要になってきます。

ただし、人数が多い場合は交渉することで1人で利用する時より安価な値段で乗車することができます。

トライシクルはフィリピン全土に存在しますが、交通規制によりセブ市などの都市部では走行できないので郊外や離島へ行くことがなければ乗車することはありません。

1-2 料金

基本的にはメーター制だが、交渉も

セブ島にあるタクシーには基本的にメーターが備えられています。都市によって初乗り運賃の差はありますが、セブでは基本的に40ペソが初乗り運賃となります。

ただし、ドライバーや行先によっては交渉される場合もあります。例えばマクタン空港からセブ市の住路であればメーターで走行してくれるタクシーがほとんどですが、セブ市からマクタン空港へ行く際には基本的に追加料金50ペソほど求められます。

これはフィリピンのタクシー業界において他の地区でのタクシー営業ができないため。(お客を降ろしたあと、自分の地区に戻るまで客をひろえない)

長距離になる場合は、帰りの走行距離分として追加料金を求める場合がほとんどです。交渉する必要がある場合は、乗車する際に必ずドライバーと行先と値段をしっかり確定させておくことで下車時の問題を回避することができます。

初乗り料金・メーター加算料金

セブ島で運営されているタクシーの初乗り運賃は40ペソです。中にはメーターを改良した悪徳タクシーも存在し初乗り料金が違ったりするので、初乗り運賃が40ペソから始まっているか乗車の際にしっかり確認しておくことが重要です。

メーターの加算料金は3.5ペソ単位で加算されていきます。時間帯や行先にもよりますが、タクシードライバーによっては、メーターを使いたがらず値段交渉してくる場合もありますが、しっかりメーターを使ってもらうようにしましょう。

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2.タクシーをひろう

2-1 空港から乗る

フィリピンズエアライン

マクタン空港でタクシーを拾うのは比較的簡単です。国際線、国内線ともに到着口を出るとすぐに黄色いタクシーが停留しています。ただし、黄色いタクシーは前項でも説明した通り、白いタクシーに比べて値段が高いので注意してください。

マクタン空港の到着口の前にある道を横切って空港の上の階へ行き、空港出口から外へ出て、右側へ行くと白いタクシーの停留所があります。ここでは空港の整備員が整理券を切って順番待ちしてタクシーへ乗車することができます。

行先にもよりますが、空港のタクシーは比較的親切でメーターをしっかり使ってくれます。

2-2 ホテルから乗る

パシフィックベイリゾート&スパ

ホテルでタクシーを拾う場合は、受付カウンターの人にタクシーを呼んでもらうことでホテルまでタクシーが迎えに来てくれます。ただし、ホテルの場所がセブ市やマクタン島からあまりにも離れている場合は、追加料金を必要とされる上に、値段も固定金を請求される場合があります。ホテルとタクシーは提携している訳ではありませんので、ドライバーから値段を直接交渉されることがあります。メーターを使用してもらうようにしましょう。

2-3 街の中から乗る

セブ市内やマクタン島にはタクシーがたくさん走行しているので比較的簡単に乗車することができます。乗車する際にメーターを使わずに交渉してくるドライバーもいるので、しっかりとメーターを使用してもらうように心がけましょう。

夕方、深夜、早朝などの時間帯はタクシーを捕まえるのが困難ですので時間には余裕を持って行動しましょう。また行先が遠かったりする場合はメーターでは走行してくれない、追加料金を求められるケースもあります。交渉料金の場合は乗車する際にしっかり料金を確認しておくことが重要です。

2-4 用事が済むまでタクシーを待たせておくことも可能

セブ・道教寺院外観

セブ市内から少し離れた場所にある観光スポットやレストランへ行く際には用事が済むまでタクシーを待たせておくことも可能です。

セブ島でよく使われる場所として、ランタウという水上レストランや山の中腹にあるレストランへ出かける際や、トップスと言う夜景が美しい場所へ出かける際にはこのようにタクシーを待たせておく場合があります。

タクシーを待たせる場合は、予め行先と時間と料金をはっきり交渉しておかなければ問題になることがありますので、注意してください。また料金の受け渡しは全て終了した時に渡すことがポイントです。

2-5 配車アプリも登場

スマートフォン

グラブタクシーと言うマレーシア発の配車アプリケーションがフィリピンでも人気を誇っています。

キャンペーン期間中にアプリケーションよりタクシーの配車手配をすると料金の割引が適用されるなどの特典もあります。

今後は更に多くのタクシー会社もアプリケーションの導入へ参入されると思われます。まだ日本ほどインターネット経由のサービスは充実していませんが、近い将来には更に多くの企業やサービスが参入される見込みです。

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3.乗車前に確認すべきこと

3-1 メーターが使用されているか

タクシーに乗車する際に必ず確認しておくことは、タクシーのメーターがしっかり動作されているか確認することです。動作させていない場合は、ドライバーにしっかりメーターを動かすように伝えましょう。

セブまタクシーのメーター確認

中には、レバーに隠れてメーターが見えにくい、あるいはタオルなどで隠されているケースも。

どうしてもメーターの使用を拒否するタクシーからは今すぐに降りると言って下車することも一つの手段です。

また走り始めて、いくらか時間が経った後にメーターが動いていないことに気付いてもそれは手遅れの状態となりえますので、必ず乗車したタイミングで確認して、メーターを使用してもらうように心がけましょう。

依然としてメーターを使用しないタクシードライバーがいますが、最近はメーターをしっかり使ってくれるタクシーが増えています。

3-2 前部、後部座席ともに人がいないか確認

タクシーの空席確認

タクシーに乗車する際にメーターと併せて確認しておく必要があるのが、ドライバー以外の同乗者がいないかと言うことです。

悪徳タクシーはドライバーの他に共謀者が前部のシートに潜んでタクシーが走り出すと武器を持って現れて脅し、金品を持っていかれるというケースが過去にありました。

このケースは、タクシーが走り出してからでは回避できないので、タクシーに乗車する際に必ずチェックしてから乗車しましょう。

以前ではごく稀に発生した事件ですが、最近では治安の改善によりほとんど聞かなくなりました。それでも、海外でタクシーを利用する時は万が一も考えられます。習慣付けておくとよいでしょう。
大手ショッピングモールやリゾートホテル発のタクシーはセキュリティーガードが常に常駐していますので、比較的安全です。

4.目的地を伝えよう

4-1 会話は基本的に英語

会話は基本的に英語で通用します。逆を言えば、日本語は通じないと思ってもらった方がよいです。

英語に自信のない方は、行先名を覚えておき、乗車する際に行先場所の名前をしっかり伝えましょう。単語のみで行先を伝える場合には注意点があります。レストランやマッサージ店のようなチェーン店などは複数あるので、しっかり支店名もしくは地区名も含めて覚えておきましょう。行先を伝える際に一緒に説明しておかなければ見当違いの場所に連れていかれる可能性があります。

4-2 目的地はこう伝えよう

目的地の伝え方は前項でも説明した通り、行先場所の名前を伝えることと、もし複数存在するお店などであれば、地名か支店名を一緒に伝えることです。覚えにくい名前や、英語表記が正しく読めない場合などは、紙に書きだしてそれをドライバーに見せるなどが有効です。またガイドブックを直接指さしながら正しく伝えることでも対応できます。

レギュラータクシー

5.支払い・降車

5-1 支払は現金か、カードは使えるか

フィリピンの紙幣

タクシーでの支払いは現金のみ可能な場合がほとんどです。カードは使用できないと考えてもらった方がよいです。また前項でも説明しましたが、お釣がないドライバーが多いので小銭を多く持ち合わせると良いです。領収書は請求すれば発行してもらえます。

5-2 お釣りはあまり期待できない

タクシーを利用する上で一番多く発生する問題はお釣がないと言われ、お釣をもらえなかったと言うケースです。

フィリピンペソ紙幣・硬貨

フィリピンペソの最大紙幣は1000ペソですが、まずタクシーでは使用しないほうが良いです。お釣が支払えないと言われ、1000ペソそのまま持っていかれると言うケースもあります。タクシーを使用する場合はなるべく小さな紙幣(100ペソなど)を持っておいた方がよいです。またお釣の金額もしっかり確認しなければ時折少ない金額しか渡さないドライバーもいますので、注意してください。

5-3 チップ

セブ島近辺では基本的にチップの文化はありません。求められない限り気にすることはありませんし、渡す必要もありません。求められた場合も、必要ないと感じるのであれば、はっきりと断りましょう。ただし、値段交渉の場合は別です。タクシーへ乗車する際にしっかりと行先と金額を取り決めておかなければ下車時に追加料金を求められる場合があります。

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6.よくある質問Q&A

6-1 メーター以上の金額を求められることがあるって本当?

行先によってはメーター+50ペソなどとメーター料金以上の金額を求められる場合があります。

これは前項でも説明しましたが、フィリピンのタクシー業界では他のエリアでタクシー営業ができないので、長距離の走行は帰りの分の賃金を請求する文化があります。

大抵の場合、乗車時にドライバーの方から先にメーターと追加料金分の請求をされますので、合意の上での請求になります。下車時に追加料金を求めるドライバーの主張はしっかりと拒否してメーター分を支払いましょう。

6-2 深夜に女性一人のタクシー利用、危険?

タクシー利用

深夜にてタクシーの利用をすることは女性に限らず男性でも危険が伴います。深夜に一人で帰宅する場合は、極力ホテルの送迎サービスを利用するなどしてタクシーの利用を控えましょう。

やむを得ず深夜にタクシーを利用する場合は、誰かお連れの人と一緒に利用することをお勧めします。

6-3 タクシーって待たないと乗れない?

セブ市街地

セブ市内ではタクシーは多く走行しているので、比較的簡単に乗車することができます。

ただし時間帯によってはタクシーを捕まえるのが困難な場合もあります。特に夕方は帰宅で多くの人がタクシーを利用したりしますし、深夜から早朝にかけてはタクシーの台数も減りますので、時間に余裕を持って行動する必要があります。

6-4 言葉が通じるか不安......

タクシードライバーはフィリピン人ですので、日本語は基本的に通じないと思ってください。

セブ市内やマクタン島であれば英語は問題なく通じると思いますが、郊外などになると英語も通じない場合があります。 タクシーを利用する際には、前項でも説明しましたが、行先の名前をしっかり記憶しておくことがポイントです。

6-5 日本語でタクシーの手配をお願いする方法はある?

リゾートホテルなど宿泊施設に日本人スタッフがいる場所であれば日本語でタクシーの手配が可能です。ただし、タクシードライバー自体は日本語を話せるとは限りません。

6-6 食事のあいだ、タクシーを待たせておきたい。何時間までOK?

日本料理店でランチする

食事の間タクシーを待たせる場合は、予め乗車する際にタクシードライバーと値段交渉をしておく必要があります。

滞在時間によって値段も変わってきますが、値段に一律料金と言うものはありませんので、交渉次第になります。

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この記事を書いた人

ホワイト・ベアーファミリー編集部こちらのコラムはホワイト・ベアーファミリー編集部スタッフや旅行商品の企画担当者、カスタマーサポートメンバーがセレクトした、気になる旅行情報や旅行に関連するお役立ち情報、観光地情報等を厳選してお届けしております!