沖縄県やんばる地域が国立公園に指定
やんばるは日本最大級の亜熱帯照葉樹林
9月15日、環境省は沖縄県本島の北部地域、通称やんばる地域を「やんばる国立公園」に指定した。やんばる地域に生息する「ヤンバルテナガコガネ」は今から33年前の9月15日に発見された。
沖縄本島のやんばる地域に広がる亜熱帯照葉樹林は国内でも最大クラスの樹林だ。今回の指定は全国で33番目、2014年に指定された慶良間諸島に次ぐ2年半ぶりの新規指定となった。
3村長が揃って記者会見
やんばる国立公園に指定されたのは、国頭、大宜味、東の3村にわたる森林と海域だ。面積は陸域部分が1万3622ヘクタール、海域は3670ヘクタールに及んでいる。
3村長は今回の指定を受け、15日午前、国頭村にあるやんばる野生生物保護センターにて揃って記者会見を開いた。村の8割以上を森林が占める国頭村の宮城久和村長は貴重な動植物の保護に取り組みたいとの決意を語った。
次は世界遺産登録へ
環境省が目指しているのはやんばる国立公園を含む「奄美・琉球」の世界遺産登録だ。今回のやんばる国立公園指定は世界遺産登録への第一段階だ。早ければ2018年の登録実現を目標としている。
しかし、世界遺産登録には自然環境の保護が厳しく求められている。やんばる地域はヤンバルクイナなどの希少種も生息していることから、まずは国立公園に指定し、開発の規制と希少種の生息環境を保護するのがねらいだ。
(画像は環境省より)
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