沖縄の海で泳ぐなら気をつけて欲しい!沖縄に潜む危険生物!!
危険な生物は触らない
海中の様々な生物と触れ合えることはダイビングの魅力の一つ。しかし、沖縄は危険生物も生息しており、注意が必要です。
「ヒョウモンダコ」は刺激を受けると、体に青い輪っかの模様が現れる性質があります。青い輪っかの模様を現した姿はとても綺麗な上、体長は約10cmと小さく、思わず触りたくなりますが、強力な毒を持っており、大変危険。
フグと同様、ヒョウモンダコは、「テトロドトキシン」という猛毒を持っており、青酸カリの850~1000倍強いと言われており、人間の場合、わずか1~2mgで死に至ります。
「テトロドトキシン」は、ヒョウモンダコの唾液に含まれており、身の危険を感じた時は、「からすとんび」と呼ばれる、足の付け根にある嘴で噛みついて、毒を注入します。また、敵と感じた相手に唾液を吐くこともあるので注意が必要。
ヒョウモンダコは「ハパロトキシン」という神経毒も持っているので、噛まれると、呼吸ができなくなり、最悪の場合は死に至ることもあります。
ヒョウモンダコに噛まれた場合、痛みを伴わないことがあり、知らない間に気分が悪くなり、症状も悪化するので危険です。普通のタコも多くの雑菌が口に付いている為、噛まれると傷口が膿むので、タコを触ることはなるべく避けた方が賢明です。
コブラ科ウミヘビ亜科に属する「ウミヘビ」の神経毒は強く、噛まれると体が麻痺、動くことができなくなります。一部のウミヘビは青酸カリより強い毒を持っており、最悪の場合、死に至ることもあります。
しかし、ウミヘビは臆病な性格で、アゴも陸上のヘビと違って、大きく開けることができない為、噛まれることは滅多にありません。ウミヘビに対して、触れることや、いたずらをすることは、やめましょう。
ハブクラゲ侵入防止ネット内で泳ぐ
沖縄の海には、危険なクラゲも住んでいます。危険なクラゲによる被害から身を守る為に、なるべくハブクラゲ侵入防止ネット内で泳ぐようにしましょう。
ハブクラゲ侵入防止ネットに関しては、事前にビーチへ確認するようにしましょう。ネット設置時期はビーチによって異なっており、ネットを張っていない場所もあります。
ウェットスーツやラッシュガード、長そでTシャツ、スパッツなどを着用して肌を隠すと、クラゲの触手から身を守ることができます。また、打ち上げられたクラゲに触ることは危険なので、やめましょう。
沖縄の海で主に見かけられるのがハブクラゲとカツオノエボシです。半透明のかさを持つハブクラゲは水中で見えにくい為、実際に刺されるまで、気づかないケースが多く、注意が必要。
刺されると患部に激痛が走り、みみずばれのような跡になります。これまで3件の死亡事例が沖縄において、起きています。
ハブクラゲによる被害は、波の静かな砂浜や、入り江、人工ビーチなどで多く報告されており、6月から9月にかけて多く発生します。
青白い浮き袋を持つカツオノエボシは、風を受けて移動、海水浴場に運ばれることもあります。青く長い触手があり、刺されると電気が走ったような、強い痛みを感じます。海外では、死亡事例も報告されています。
サンゴ礁の周りも注意
サンゴ礁の周囲にも危険は潜んでいます。「オニダルマオコゼ」の背びれにある、協力な棘はゴム底の靴も貫通できます。棘の根本にある袋は、ハブ毒の30倍以上の猛毒が詰まっており、うっかり踏んでしまうと、激しい痛みやしびれに襲われ、最悪、死に至ることもあります。
「オニダルマオコゼ」の色や形は、石や岩とよく似ている上、じっとしていることが多い為、誤って踏んでしまいがちなので、注意が必要。フェルト底の靴を履くと、貫通を防ぐことができます。
サンゴや岩の下などには、「ガンガゼ」がおり、手を入れる際は注意が必要です。ガンガゼの鋭くて、皮膚に刺さりやすい棘は20~30cmの長さ。また、もろくて折れやすい、この棘は体内に残りやすく、刺さった後の除去も難しいので厄介です。
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- ホワイト・ベアーファミリー編集部こちらのコラムはホワイト・ベアーファミリー編集部スタッフや旅行商品の企画担当者、カスタマーサポートメンバーがセレクトした、気になる旅行情報や旅行に関連するお役立ち情報、観光地情報等を厳選してお届けしております!
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