日本のジャングル、西表島で大自然を満喫
日本のジャングル西表島
西表島と聞いてまず思い浮かべるのは、イリオモテヤマネコだろう。西表島にしか生息していないヤマネコである。生息数は少なく、現在も絶滅の危機に瀕している。このイリオモテヤマネコを代表するように、西表島には独自の生態系が存在し、生息する生物の種類も多い。
沖縄では本島に次いで面積の広い西表島だが、その土地の約9割が森に覆われているという、いわば日本のジャングルだ。沖縄の中でも他の離島とは雰囲気が全く違う。他はどこかゆったりとした空気が流れ、のんびりとしているが、西表島はもっと野性的なイメージである。
西表島へのアクセス
その大自然を求めて訪れる観光客も多い。西表島には自然環境保護という観点から、空港が存在しない。そのため島へのアクセスは、ほぼ石垣島からのフェリーのみとなる。石垣島から西表島までは高速船でおよそ35分の距離だ。
広い西表島を観光し尽くすには、レンタカーを借りるというのも1つの手段だ。ただ、車があるからといって島内をぐるりと1周できるわけではない。西表島は西部と東部に分かれており、メインの県道215線でつながっている。しかし、その県道も島内の約半分しか走っていないため、車では行けない場所も多い。そのため、少しの移動なら路線バスやタクシーを利用した方が便利である。
ネイチャーツアー
西表島に訪れたなら、その大自然を満喫しない手はない。おすすめなのは、ネイチャーツアーだ。ネイチャーツアーとは文字通り自然体験をするツアーなのだが、その内容は様々。
沢の上流から下流を目指してダイブしながら進んでいくキャニオニングや、手つかずの洞窟を探検するケイビング、ダイビングをしてウミガメに会うというものまで、非常に選択肢が多い。ただ、自然が相手ということもあり、天気に左右されてしまうのが難点だ。
どれも西表島の自然が楽しめるおすすめのツアーだが、特におすすめなのは「ピナイサーラの滝」へのツアーだ。マングローブに囲まれた川をカヌーで進み、そこからはトレッキングになる。30分ほど歩道のない山道を進んでいくと目の前にあらわれるのは、落差55mのピナイサーラの滝だ。
滝の上から見る絶景は、それまでの疲れを吹き飛ばしてくれるには十分すぎる眺めだ。さらに、夏には滝ツボにダイブするという楽しみ方もある。
宿泊のすすめ
西表島の自然を満喫するにはとても1日では足りない。西表島には民宿もリゾートホテルも多く、宿泊には困らない。観光に来たなら最低でも1泊はするべきだ。夜にしか楽しめない体験もある。
6月下旬から7月中旬にかけては、夜にしか咲かないという「サガリバナ」を見られるツアーが行われる。夜に咲き始め、朝には落ちてしまう1夜限りの花。その落ちた花たちが水面を埋め尽くしていく様子はとても幻想的だ。
そんな他ではできない体験ができる、西表島。是非1度そのスケールの違う自然を肌で感じてみて欲しい。
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- ホワイト・ベアーファミリー編集部こちらのコラムはホワイト・ベアーファミリー編集部スタッフや旅行商品の企画担当者、カスタマーサポートメンバーがセレクトした、気になる旅行情報や旅行に関連するお役立ち情報、観光地情報等を厳選してお届けしております!
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