西表島の魅力が凝縮! 感動のクーラ川カヤック&トレッキングツアー を体験【ホテルニラカナイ西表島体験記~オプショナルツアー篇~】
'日本最後の秘境'と讃えられる沖縄県・西表島。
しかし、西表島の自然がどれだけ壮大で神秘的か知らない人も多いのではないでしょうか? ちなみに私は全く知りませんでした(笑)
そんな西表島&アウトドア初心者の私が、今回「ホテルニラカナイ西表島」が主催するクーラ川のカヤック&トレッキングツアー を体験。
初心者でも気軽に体験できるのに、神秘的な西表島の自然に感動してしまう、非日常感満点のツアーについてご紹介いたします!
目次
そもそも西表島ってどんなところ?
引用元:ホテルニラカナイ西表島HP(https://nirakanai-iriomotejima.jp/iriomoteisland/)
石垣島から船で40分ほどの場所にあり、沖縄県の中では本島に次いで2番目に面積が大きい西表島。
日本では珍しい熱帯雨林気候で、島の9割がジャングルに覆われていることから、イリオモテヤマネコをはじめ珍しい動植物が多く生息しています。
西表島はマングローブが生い茂るジャングルや、沖縄県最長の浦内川、マリユドゥの滝、カンピレーの滝などの壮大な景色、夜空に広がる無数の星、サンゴ礁の美しい海と白い砂浜のビーチなどがあり、ひとつの島でさまざまなアクティビティを楽しむことができるのが魅力です。
今回体験したクーラ川のカヤック&トレッキングツアーは、そんな西表島の魅力がギュッと詰まった、半日で体験できるアクティビティ。この島に魅了されて移住したガイドさんによると「知り合いが西表島に来たら、まずこのツアーを紹介する」というほど、魅力的な内容なんだそう。
しかし、初心者OKとはいっても心配なのが、体力や運動神経。
私はローラースケートをすれば骨折し、スケボーに乗ればおでこを縫うケガをするほど運動音痴なんです......(笑)
アウトドアは初心者だし、カヤックはもちろん今回が初体験。
「初心者でも大丈夫!」というスタッフの方の言葉を信じ、未知なる体験へのワクワクと不安が入り混じりながら、ツアーへの参加を決めました。
装備はすべてレンタルOK! 濡れてもいい服装でいざ出発☆
ツアーの集合場所は「ホテルニラカナイ西表島」施設内にあるツアー基地。
緑の中にひっそりと佇んでいて、なんだか秘密基地のよう。 全くアウトドア関連の装備を持っていないので不安でしたが、事前のお話で
「濡れてもいい恰好で来てください。必要な装備はこちらで貸し出します」
ということだったので、安心して手ぶらで向かいました。
こちらのツアー基地で、パドラーズシューズというカヤックやアウトドア専用の靴に履き替えさせてもらい、レインコート、ライフジャケット、パドル、タオルなどの必要な装備を車に積み込んでもらい、いざ出発! 必要であれば防水のリュックなども貸してくれるそうですよ。
出発地点には美しい浜辺と海が広がる
ホテルから上原港近くにあるクーラ川の河口までは、車で約15分。川の河口ということで、目の前はサラサラの砂浜に、青く透明な海が広がっています......美しい!
この時点で西表島の手つかずの自然が感じられて、テンションアップ!
浜辺にはパイナップルのような見た目のアダンの実がなっていました。ガイドさんによると、食べる部分は少ないけれど、食料が少なかった時代にはおやつとして食べられていたのだそう。
出発前から西表島の自然に感動してしまいましたが、メインはこれからです!
まず、カヤックに乗る前にライフジャケットを装着。
その後ガイドさんがパドルを使ったカヤックの操縦方法をレクチャーしてくれます。
基本的な漕ぎ方、曲がり方、止まり方など、これでもかというほど丁寧に教えてくれるので、初心者の私でも安心でした。
レクチャーが終わったら、川の河口に置いてあったカヤックを川の中へ引っ張っていきます。
ちなみにこの時点でひざ下は川の水に浸かるので、濡れても大丈夫な速乾性の高い服装がおすすめです。
リアルジャングルクルーズに感動! 冒険家気分でカヤック体験
ツアーの参加人数にもよるようですが、今回は私とガイドさんの2人のみだったので、1隻のカヤックに乗り込みました。
前に私、後ろにガイドさんが乗っています。
出発前は、きちんとカヤックが漕げるだろうかと不安で緊張していましたが、意外にも簡単に操縦できました。
後ろにガイドさんがついていてくれたのもあるかと思いますが、自分の手で船を動かし、ジャングルの中に入っていくワクワク&ドキドキ感がたまりません!
川を進んでいくと、カヤックでしか通ることができないほど、川幅が狭くなっていきます。
出発地点から川の両サイドには青々とした緑が生い茂っていましたが、カヤックを漕いでさらに進んでいくと、アーケードのようにあたり一面マングローブ林に。
間近に迫って熱帯雨林を見ることができ、
『世界ふしぎ発見』のミステリーハンターや、
小説『トム・ソーヤーの冒険』の主人公になったかのような気分で・・・
胸が高鳴ります!!!!
両サイドだけでなく、上からも木々が迫ってくるので、屈んで通り抜けたりすることも。
なんだかそれも未開の地を開拓しているようでワクワク! 「こんな場所、私しか知らないんじゃないの?」というほど、今までに見たことがないジャングルの風景の数々に出会います。
川が浅くなり、カヤックで進むのが困難になったら、カヤックをいったん岸に置いて、トレッキングにシフト。
さらに先にあるというクーラの滝を目指します。 途中の道では、サガリバナをいくつも発見!
サガリバナとは夜に咲いて朝には散ってしまう一夜限りの花で、見ることができたら幸運が訪れるといわれているそうです。
ほかにもサワガニなど水辺の生き物を見つけたり、マングローブの根っこのうんちくを聞いたり、道中ガイドさんによる西表島案内が続きました。
東京生まれ東京育ちの私にとっては大変おもしろい話ばかりでした。
まるでジブリの世界!? 幻想的で神々しいクーラの滝は一見の価値あり
カヤックを置いてから5~10分、川の浅瀬や岩場を歩いていくと、ゴール地点のクーラの滝に到着!
クーラの滝は、木々の間から差し込む日の光によってキラキラと輝き、まるでジブリの世界に入り込んだかのよう!
西表島が'東洋のガラパゴス' '神秘の楽園' '日本最後の秘境'などと呼ばれている理由が実感できる光景です。
雨や川の水に濡れながらも頑張ってカヤックを漕いで、トレッキングしてきた甲斐がありました。
滝の手前にはブランコ状に木が生えているフォトジェニックスポットが!
腰をかければ絵に描いたような写真が撮影できます。
美しい滝を背景に、天然のブランコに揺られているところなんて、ここでしか撮れないんじゃないでしょうか?
ゴール地点のクーラの滝では、カヤックを使わずトレッキングのみでやってきた人や、SUP(スタンドアップ・パドル)でやってきた人も。
日本人だけでなく、アジア人や欧米人の観光客も多く、海外からでも来る価値がある場所なんだと実感しました。
帰りは同じ道をトレッキングし、カヤックに乗ってスタート地点まで戻ってツアーが終了。
移動時間も含め、3時間程度のコンパクトなツアーでしたが、ガイドさんが最初に話していた通り、西表島の魅力がギュッと詰まった大満足の内容です。
初心者でも安心・安全なのに、想像以上の大自然に感動を覚えるクーラ川のカヤック&トレッキングツアー 。
石垣島から船の出ている上原港からも近いため、西表島日帰り観光にもうってつけです。
ぜひ体験してみてはいかがでしょうか?
<ホテルニラカナイ西表島 ホテルアクティビティデスク>
住所:〒907-1541 沖縄県八重山郡竹富町字上原2-2
TEL:0980-85-7011(電話予約 10:00~16:00)
公式サイト: https://nirakanai-iriomotejima.jp/activity/
ライター:なか りほ
協力:沖縄県・(一財)沖縄観光コンベンションビューロー
この記事を書いた人
- ホワイト・ベアーファミリー編集部こちらのコラムはホワイト・ベアーファミリー編集部スタッフや旅行商品の企画担当者、カスタマーサポートメンバーがセレクトした、気になる旅行情報や旅行に関連するお役立ち情報、観光地情報等を厳選してお届けしております!
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