日本最南端!1度は訪れたい波照間島
八重山諸島の中でも、有人の島では日本最南端に位置する波照間島、'果て'の'うるま(サンゴ礁)'に由来するとされるその島名からも、どこか神秘性が感じられ、旅心を誘うところがありますね。ほかにはない、波照間島ならではの魅力をたっぷりとご紹介しましょう。
海と星と空と・・・最南端の美しさに会いに行こう
波照間島は、沖縄県八重山諸島の竹富町波照間にある全周約14.8キロの島です。赤道に近く、年間の平均気温はおよそ24度、夏場にはしばしば台風による大きな影響を受ける土地でもあります。石垣島離島ターミナルから、高速船で約60分のアクセスとなりますが、やはり台風や風の影響で欠航となることもありますから、余裕をもったプランで出かけましょう。
美しい自然が魅力の波照間島は、その緯度の低さゆえ、日本国内では南十字星を優れた条件下で観測できるほか、都市のように自然の闇と光を遮る人工的な灯りがごく少ないことから、美しい星の数々を肉眼で見ることができ、'星の島'としても知られています。天文ファンならずとも、その圧倒的な星空の美しさ、宇宙の音楽が聴こえてきそうな夜空の広がりには、思わず声を失って魅了されることでしょう。
島内でもさらに最南端の位置にある天文台「星空観測タワー」では、200mmの屈折式望遠鏡による天体観測が楽しめます。12月~6月の晴れた日ならば、南十字星が綺麗に見えるでしょう。プラネタリウムもあり、天文ビギナーやファミリーも十分に楽しめるスポットです。
近くの高那崎には、日本最南端の碑もあり、絶好の撮影スポットともなっています。ここには波照間の碑、平和祈願の碑も並び、波照間の碑とそこへ続く遊歩道を形成する石は、日本全国の各地から集められたもので、その絡み合う蛇のようなオブジェは、二度と争いによって島と内地が離ればなれになることがないように、平和が続くようにとの強い願いが込められています。
グラデーションも眩しい波照間ブルーを満喫!
波照間島を訪れるなら、絶対に外せないのが'波照間ブルー'と称される海の青を体感することでしょう。波照間港に入るところから、その深くも澄んだコバルトブルーが放つ輝きに見とれてしまうのではないでしょうか。
この海の美しさを最大限に感じられると島の人々も口をそろえる、八重山諸島でも屈指の絶景ビーチがニシ浜です。ここが日本だなんて信じられないほどの高い透明度をもった海が、真っ白な砂浜とのコントラストも鮮やかに、透明から水色に、碧から紺碧に、さらに深い群青色へと言葉では表現できない美しいグラデーションをみせるさまは、これだけでも訪れる価値のあるものといえます。
1日中眺めていても飽きない景色ですが、ここニシ浜は絶好のシュノーケリング・ダイビングスポットでもあります。一面に広がるサンゴ礁、南国ならではの色鮮やかでユニークな魚たちと触れあえば、生涯忘れられない体験となります。島の西側にあたるビーチであるため、日暮れ時の真っ赤に染まる空と海も見事!1日の終わりは、ぜひここでの眺めを体感してみてください。
島内での移動手段は、小回りもきく自転車が便利です。やや起伏の大きなポイントもありますが、レンタサイクルを活用してのんびりとめぐってみましょう。風に揺られて広がるサトウキビ畑、昔ながらの集落から聞こえてくる三線の音、ゆったりと島の環境に溶け込んで暮らす野生のヤギも多く、さまざまな出会いと発見があることと思います。
普段の生活では得られない特別な体験が待っている最南端の島、波照間島へあなたもぜひ出かけてみてください。
(画像は写真素材 足成より)
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