竹富島で水牛車観光!事前に知っておきたい注意点を解説
竹富島観光で、最も有名なものと言えば、水牛車観光が思い浮かぶ人もいるのではないでしょうか。屋根の付いた水牛車に乗り、三線の音を聴きながら、国の重要伝統的建造物群保存地区となっていている集落をのんびりと回る体験は、異国情緒を感じることができます。
異国情緒漂う水牛車観光を楽しむために
町内で水牛車観光を扱うのは、竹富観光センターと新田観光の2社で、いずれも大人1200円、3歳~小学生600円でおよそ30分間、水牛車観光を楽しむことができます。
自然の残る竹富島での水牛車観光では普段味わえないような気分が味わえるものですが、自然の多い小さな島なので、日常生活と勝手が違う点や不便を感じることも出てきます。ここでは水牛車観光を楽しむために、事前に知っておくとためになる注意点を解説します。
繁忙期は予約や工夫を
竹富観光センターは、ホームページに「予約なしで乗車できます」と書いてあるとおり、基本的に特別な予約が必要ありません。一方、新田観光では旅行会社を経由したツアーを扱っているようですが、混雑時でなければ予約せずに受け付けてくれることもあるようです。
ただし、水牛車の定員は20名です。また、運行間隔は竹富観光センターの場合、30分間隔となっています。
繁忙期は混雑するため、すぐに水牛車に乗ることができなかったり、断られたりすることもあるようです。竹富島は石垣島からフェリーで10分と、石垣島から日帰りで利用することもできるのですが、時間を有効に使いたい場合は予約をするのがおすすめです。
また、朝一番の石垣島発のフェリーを利用すると、比較的スムーズに観光を楽しめるという声も上がっています。
●竹富観光センター
住所:沖縄県八重山郡竹富町竹富441
電話番号:0980-85-2998
公式サイトhttp://suigyu.net/index.html
●新田観光
住所:沖縄県八重山郡竹富町竹富97
電話番号:0980-85-2103
Facebookhttps://www.facebook.com/nittakanko/
紫外線・日焼け対策は絶対!
八重山地方は紫外線の量が強烈で、人によっては日差しが痛く感じることもあるようです。また、冬であっても、紫外線が強い場所です。そのため、日焼け対策・紫外線対策は絶対です。
日焼け止めクリームを全身に塗るだけでなく、サングラスや帽子、薄手の長袖を着用し、日傘を持参するなど、十分に注意が必要です。また、日焼け止めクリームを選ぶ際には、SPF・PAの値が高い物を選ぶのがポイントです。さらに日焼け止めクリームはこまめに塗ることも大切です。
「小麦色に焼けたい」と思って、日焼け対策を怠ると、やけどのようになってしまい、後で病院に行くということもあるようです。特に、小さなお子さんを連れて旅行する場合は、お子さんの紫外線対策を十分に注意してあげてください。
水着や上半身裸はNG
紫外線や日焼けとまた違う理由で、集落を水着や上半身裸で歩くことはできません。
水着や上半身裸で集落を出入りすることは、観光資源としての竹富島の価値を保つために1986年に定められた「竹富島憲章」の中で、禁止されています。また、「竹富島憲章」の内容について、観光客の協力を仰ぐことも記載されています。
水牛車観光は、集落をめぐりますので、水着や上半身裸での利用はできません。竹富町観光協会のホームページにも、来島の際に注意すべき心得が記載されていますので、出かける前に確認をしておくとよいでしょう。
島へ渡られる方へ(竹富町観光協会ホームページ)http://www.painusima.com/kokoroe
竹富島にコンビニはない!
地域によってはコンビニエンスストアが近くにあり、そのような地域に住んでいる人にとって、飲み物や食べ物、簡単な日用雑貨についてはすぐに手に入れることができるというのは当たり前の光景です。
しかし、竹富島にコンビニエンスストアはありません。集落の中に、飲み物やお菓子などを扱っている商店はありますが、品ぞろえの面ではコンビニに劣りますし、集落を離れれば飲み物や食べ物を気軽に手に入れることはできません。
飲み物や紫外線対策グッズなど、必要な物は、出かける前にそろえておくのが無難です。
島には設備の整った病院がない!
島には病院がなく、9時から16時まで空いている診療所が1軒あるだけです。島には常勤医が1人しかおらず、他の地域のように、設備や薬剤が充実しているわけではありません。
その一方で、島には未舗装の道が残されていますし、毒蛇のハブや毒針を持つ蛾の幼虫のヤマンギ、ヌカカ(地元ではモッコと呼ばれる)など危険な生物も棲息しています。竹富島は、病院のある地域よりも、ケガなどのリスクが高い場所でもあります。
島に遊びに行く際には体調を万全にしておく必要がありますし、すぐに病院に駆けつけることができないということをふまえて、紫外線対策はもちろんのこと、動きやすい服装と靴を心がける、危険な場所にみだりに入らないなど、ケガをしないための注意を払うことが大切です。
さらに、台風が接近している場合は水牛車観光もお休みになります。海が荒れてしまうと、石垣島と竹富島を結ぶフェリーも欠航となるため、悪天候が予想される際の無理な来訪は控えるのが賢明です。
自分の安全は自分で守る気持ちで
竹富島に住んでいる人は、2017年10月末の時点で351名ですが、それに対して2016年に観光で竹富町を訪れた人数は48万人を超えていて、若干減少しているものの、島に住んでいる人よりも観光客のほうが多いのが常態化しています。
そのため、自分の安全は自分で守り、他の人に迷惑をかけないという姿勢も大切です。また、危険な場所の他、島には入ってはいけない神聖な場所もあります。現地のルールをよく守った上で、観光を楽しんでくださいね。
(画像は写真ACより)
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