幸せが訪れる?神秘的!満月の光が作る月虹
八重山諸島には様々な伝説があります。グリーンフラッシュや南十字星など、そこでなければ見られない「見ると幸せになれる」ものを聞いたことはないでしょうか。
八重山では見ることができるものの、なかなか遭遇は難しい「月虹」もその一つ。一体どのような現象でしょうか。ハワイなどでも話題になることの多い月虹の伝説について、詳しくご紹介します。
【月虹とはどんなもの?】
月虹は自然現象で、虹が多くかかるハワイでは「ムーンボウ」と呼ばれ、見ると幸せになる、また願いが叶うといわれています。
通常の虹は太陽の光の屈折により見ることができますが、月虹は月の光が大気中に含まれる水滴の屈折で虹となるため、条件が揃わないと見ることが難しいとされています。
条件としては満月、もしくは満月に近い夜であること、空気中に水滴が多くあること、さらに月の出ている場所と反対側の空が黒く、下からの光がほとんどない状態で邪魔をされない、といったことが必要です。
石垣島は多くの星座がきれいに見えるといった基本条件がそろっており、空気が澄み、地表からの光も少ないことから月虹ができやすい環境の土地だと言えるでしょう。
【月虹が石垣島で見られるチャンスはどれぐらい?】
2016年の10月に、石垣島天文台のスカイモニターがとらえた月虹の写真が話題となりました。天文台では2012年に月虹が見られ、4年ぶりの観測となりました。
月虹は満月に近い月でないと見ることができないため、チャンスがあるとしたら月の周期は30日で一回りであるため、おおよそ1ヶ月に1回の可能性となります。ただし月の光は自身の光ではなく、太陽の反射によるもの。
太陽の光に比べると明るさはかなり弱く、本州の群馬や岡山でも撮影されたことはありますが、やはり空気が澄んでいる石垣島のほうが条件が揃いやすくチャンスは多いと言えそうです。
【泡盛に月虹がある?】
なかなか実際に見ることができない月虹ですが、その名前を冠した泡盛があることをご存じでしょうか。
月が満月になる周期は約30日。そして泡盛も米を洗い仕込んで熟成をおこないますが、出来上がる期間は約30日です。この関わりから月虹をデザインに生かした泡盛が完成し、人気を集めています。
もともとは別の名前で販売されていましたが、より地元である石垣島のオリジナリティを出すために、ラベルデザインにこだわった泡盛。
月虹を作り、販売しているのは請福酒造有限会社。重厚な味わいのこの泡盛は、焼酎や日本酒好きの人にもおすすめです。月虹を見ることができなくても、この泡盛を飲みながら思いを馳せてみてもいいかもしれません。
請福酒造有限会社ホームページ:http://www.seifuku.co.jp
【家でも月虹を見ることができる?】
月虹を見てみたいけどなかなか石垣島に行くチャンスがない、また行くことはできても必ず見ることができるわけではないため、写真でしか見ることができない、という人もいるはず。
そんな人におすすめなのが家で星空を見ることができる、家庭用プラネタリウムです。その中でもオススメなのが、セガトイズから販売されているホームスターリゾート。
南の島の星空を中心に、リラックスできる空間を見ることができる装置で、月虹も見ることができます。実際に見るものとはスケールが違いますが、「いつかきっと見に行く」という思いのために、一度参考に見るのもいいかもしれませんね。
もちろんほかの星空も見ることができるので、石垣島でたくさんの星空を見上げるときにも参考になりますよ。
【一生のうち一度は見てみたい】
自然現象のため、実際に見ることは困難ともいわれている月虹。その幻想的な姿を、ぜひ一生のうち一度は見てみたいもの。
満月の日を狙って、ぜひ石垣島の星空を見上げに出掛けてみてはいかがでしょうか。(画像はイメージです)
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