感動的。ホタルが作る光の絨毯を見に行こう!
石垣島では1年中ホタルをみることができるという話を聞いたことはないでしょうか。
その話も間違いではないのですが、3月から5月にみることができるホタルは、地表から近い場所を飛ぶためにまるで光の絨毯のようにみえることから、話題となっています。
今回は光の絨毯として観光客や地元の人々に愛されるホタルについて、みることができる方法について詳しくご紹介します。
石垣島でみることができるホタルとは?
ホタルは様々な種類がありますが、沖縄に生息するホタルは約9種類生息していて、なかには発光しないものやいわゆるホタルといわれる形とは異なる形態のホタルもいます。
発光するホタルの中でも代表的なのが、ヤエヤマヒメボタル、キイロスジボタル、そしてオオシママドボタルです。これらのホタルは成虫になる時期が異なるため、1年を通してホタルをみることができるのです。
また石垣島でみることができるホタルは、本土のホタルとは生育環境が異なり、陸に住んでいます。特にヤエヤマヒメボタルは雌に羽がなく、雄も飛翔する力が弱いため、行動範囲がそれほど広くありません。
そのためホタルをみることができる場所は限られており、また環境によっては毎年同じ場所でみることが難しいこともあります。
光の絨毯を作るヤエヤマヒメボタルとは?
ヤエヤマヒメボタルは日本でもっとも小さなホタルで、体長は2mmから4mmほど。陸で生活する陸棲の昆虫で、幼虫の際にカタツムリを食べて成長します。
本土のホタルのように、きれいな水の流れる川で幼生が成長するわけではなく、餌となるカタツムリが多く生息する湿り気が多く、下草が多く生えている草むらが必要なのです。
またヤエヤマヒメボタルの特徴は、その発光の仕方で、30分ほどの限られた時間しか発光しません。普段は枯れ草の影などに隠れているホタルが、決まった時間に現れて一斉に発光するため、まるで光の絨毯が敷き詰められたような、自然のイルミネーションともいえる光景が目の前に広がるのです。
しかし開発が進んだことで、ホタルの生育できる場所はだんだんと少なくなりつつあるのが現状です。
光の絨毯はどこでみることができるの?
ホタル観察のスポットとしては、バンナ公園のホタル街道、そして前勢岳などが有名です。
しかし多くの観光客が集まるため、駐車場などが一杯になっている場合や、思うようにみることができないという可能性もあります。できれば日没前にスポットに向かい、ホタルが発光するのを待ちましょう。この際懐中電灯などを使わない、カメラのストロボを使わないなど、ホタルを脅かすことのないよう十分注意しましょう。
また草むらに入るため、ハブなどがいることもあるので、十分に中止し、虫対策のためにも服装や靴などきちんと準備しておくことも大切です。
○バンナ公園
住所:石垣市字石垣961-15
電話番号:0980-82-6993
アクセス:石垣市街地よりバンナ公園南口車で約6分
(ホタル街道はDゾーン)
○前勢岳
住所:沖縄県石垣市新川
アクセス方法:バンナ公園のあるバンナ岳の西にあり、石垣島天文台へと続く山道の途中にホタルスポットがあります。(車のスポットライト、室内のライトはつけないようにしましょう。)
ホタルの観賞ツアーはあるの?
こういった有名スポットは、静かに観察するには不向きです。その場合、石垣島の地元でおこなっているホタルツアーを利用しましょう。
ホテルなどのアクティビティとして、ホタル観賞のコースが用意されているところも多くあり、また夜間の安全も確保できますのでツアーを利用する方が確実です。ヤエヤマヒメボタルは石垣島のどこでもみることができるわけではないので、注意が必要です。
ホタルの生育を見守りながら観察しよう
限られた場所で、限られた時間にしかみることができないヤエヤマヒメボタルの発光。その美しい姿は、いまや全国的にも有名ですが、多くの人が立ち入るために、逆にホタルが生育しにくい環境になりつつあります。
ホタルの生育を邪魔することのないよう、気遣いながらホタルの美しい姿を見守るようにしたいですね。
(画像は写真ACより)
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