超簡単、美味しい!石垣島のB級グルメ?気になる石垣島のビニール袋料理ってなに?
石垣島では沖縄方言で「まーちゃぐあー」といわれる、コンビニエンスストアがあります。本土のコンビニと違うのは、石垣島独自の食材があること。
この「まーちゃぐあー」には、テレビなどでも紹介され、話題となった学生の財布に優しくお腹がいっぱいになるファーストフードや、お父さん達に人気のお酒のおつまみがあります。
そして、そこで売られているおつまみは、石垣島独自のグルメで、なんとビニール袋で簡単調理が可能なものなのです。今回は、そのちょっと不思議な石垣島のビニール料理をご紹介します。
家飲みのお共?!からそば
石垣島など八重山諸島ではおなじみの「からそば」。からそばとは、汁なしの沖縄そばのことをいいます。
台風の多い沖縄地方では非常食として、停電の時に代わりにガスを使って調理ができる食材を常備しておくのが当たり前。沖縄ではソーメンチャンプルーなどが定番ですが、石垣島ではからそばが常備されています。
そのからそばを使ったB級グルメが、からそばと缶詰をあえただけで作ることができるビニール料理なのです。
作り方は至ってシンプル。お店で売っているからそばとサバの缶詰を手に入れ、からそばのビニール袋を開けて、中にサバ缶を投入。そして外から麺がほぐれるまでもむ、それだけです。あとは皿に中身を出すだけ。
石垣島のお父さんの中には、皿もお箸もなしに、そのままビニールに手を突っ込み、豪快に食べるという方もいるのだとか。これと泡盛があれば、一日中飲んでいられるといわれるぐらい、石垣島では定番グルメとなっています。
石垣島の食堂などにもメニューとしてあるほど、ポピュラーな料理であるからそば。基本的にはサバ缶、ツナ缶を入れますが、アンチョビやタイカレーの缶詰もおすすめ。しかし常温で混ぜるということもあり、常温で美味しい魚系の缶詰を使った方がより美味しく味わえます。
また島唐辛子の入ったからそばのタレを入れても、また違った味わいが楽しめます。気軽に作れて簡単、それがからそばの魅力です。
石垣島の高校生のコンビニおやつ?おにささとは
こちらもテレビで紹介され、話題になった「おにささ」。からそばと同じく、ビニール袋で作ることができる簡単グルメです。
おにささといえば、発祥の地といわれるのが知念商会。もともとセルフで販売していたフライと、おにぎりをくっつけてソースをつけて食べる方法を地元の高校生が始め、あっという間に放課後のコンビニフードになったのだとか。
おにぎりもフライも種類があり、好きなものを選んでくっつけ、ソースをかけるだけのシンプルさながら、ボリュームがあるので食べ盛りの子供達にはまさにうってつけのファーストフードだったともいえます。
「おにささ」の名前の由来は、「おにぎり」と「ささみフライ」ですが、沖縄地方ではじゅーしーと呼ばれる炊き込みごはんや、唐揚げなど、その日の気分にあわせて選べます。
こちらのお店では、常時30種類のおかずが用意されているのだとか。さらにかけるソースも、ソース以外にニンニクソースやケチャップ、マヨネーズや醤油もあるので、「自分だけのおにささ」ができてしまうのです。
作り方は、まずビニール袋を手に取り、ビニール袋に手を入れて、ビニールの上にフライをのせます。そして好きなソースをフライにかけ、おにぎりをその上に置きます。そしてビニールをひっくり返し、中におにぎりとフライが入るようにセット。おにぎりをフライの形に合わせ、ぎゅっと押すだけ。
ビニールを使うので手は汚れませんし、そのままビニールを開けてかぶりつくだけ。しかもこのセットで200円ほどなので、毎日食べたくなるのも当然です。
知念商会では、この他にも石垣島グルメをたくさん取り扱っているので、おにささだけでなく他のグルメもぜひ味わってみてはいかがでしょうか。
知念商会
住所:石垣市登野城1249-18(本店)
電話番号:0980-82-9664
営業時間:7時~21時(元日のみ休業)
石垣島のビニール袋料理は必要から生まれた?
手軽に味わえるグルメとして広く知られるようになった石垣島のビニール袋料理。忙しい時にもすぐ食べられて、お腹いっぱいになる、生活の知恵から生まれた美味しいグルメといえますね。
(画像は写真ACより)
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