白保海岸で世界最大規模のアオサンゴを見よう!
沖縄といえばサンゴ礁、といわれるほど美しい海に広がるサンゴ礁は有名です。しかし様々な食害や自然現象、海水温度の変化など様々な要因による白化現象などで、サンゴの数は急激に減りつつあります。
そんな中、石垣島にあるサンゴはその生態系を保ち、多くのダイバーたちが集まるスポットとなっています。さらに北半球では世界でも最大とまでいわれているアオサンゴの群落をみることができる白保海岸は、珊瑚の観察スポットとしてその名を知られています。
海岸は人の手がほとんど入っていないため、自然がそのまま残っており、石垣島の中でも貴重なスポットといえます。今回はこの白保海岸でのサンゴ礁を楽しみ方をご紹介します。
アオサンゴとは?
サンゴはポリプと呼ばれる体を持つ生き物で、サンゴが積み重なった地形のことをさしてサンゴ礁と呼びます。
アオサンゴは八放サンゴの仲間で、触手が8本あります。これらのサンゴが集まって群落となり、角張った板状や枝や指のような形状を作っています。表面の色は褐色ですが、骨格の内部は青色をしており、そのことからアオサンゴと呼ばれています。
アオサンゴの群落で知られる白保でも、限られた場所にしか生息していませんが、群体の大きさが一つ10メートルを超える巨大なものもあり、他の場所ではみられない、世界的にも貴重なサンゴとされているのです。
白保の海はどんなところ?
アオサンゴが生息していることで有名な白保の海ですが、アオサンゴだけでなく120種類を超えるサンゴが集まり、またそのサンゴ礁を泳ぐ魚たちも300種類以上おり、貴重な自然観察スポットとなっています。
浅い海岸が広がっていて、泳がなくても多種多様な魚たちを観察できるのが白保の海の魅力です。アオサンゴの群落までは、浜から少し沖に行くことになるので、泳いでいくことはできません。ボートに乗ってダイビングポイントに移動することになります。
アオサンゴをみるならシュノーケリングで
アオサンゴの群落は、浜から1kmほど離れたポイントになります。個人でシュノーケリングをする方法もありますが、安全に楽しむなら白保でシュノーケリングのサービスを行っている業者が行っているツアーに参加しましょう。
荷物の預かりサービスやシャワー利用などもできるため、白保のサンゴ礁をゆったり楽しむことができます。白保のサンゴ礁だけでなく、貴重なサンゴを保存するためにも、できるだけツアーを利用するのがおすすめです。
シュノーケリング以外の楽しみ方もある
浅瀬の白保の海ですが、引き潮になると北側のエリアは数百メートルに渡り、リーフまで歩いて行ける道ができます。
イノーと呼ばれる干潟では、ウニやヒトデなど、海の小さな生き物たちがたくさんいます。ただしリーフは滑りやすく、裸足やビーチサンダルでは危険なので、ダイビングブーツなどを用意し、怪我をしないよう十分に注意しましょう。
しらほサンゴ村でサンゴについて学ぼう
WWFジャパンが、白保のサンゴの観察と保護のために、保護研究センターとして、「しらほサンゴ村」を設立しました。
サンゴの研究データの紹介や展示のほか、毎週日曜日には地元の食材を販売する日曜朝市もおこなわれています。駐車場もありますが、白保の集落は道が狭いため、できるだけバスなどを利用しましょう。
しらほサンゴ村住所:沖縄県石垣市字白保118電話番号:0980-84-4135 開館時間:9時~17時休館日:水曜日アクセス:バスターミナルから約30分、白保小学校前バス停下車
グラスボードでの見学も可能
ダイビングスポットとして有名な白保の海ですが、グラスボードでもサンゴ礁をみることが可能です。美しい石垣の島に広がるサンゴ礁を、ぜひ時間をかけて自分のその目で確かめに出掛けてみませんか。
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- ホワイト・ベアーファミリー編集部こちらのコラムはホワイト・ベアーファミリー編集部スタッフや旅行商品の企画担当者、カスタマーサポートメンバーがセレクトした、気になる旅行情報や旅行に関連するお役立ち情報、観光地情報等を厳選してお届けしております!
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