元祖ファーストフード!平良商店のオッポーとは?
学生時代などに、学校帰りに食べた懐かしい味はありませんか? 今回は石垣島のソウルフード、また元祖ファーストフードともいわれる「オッポ−」をご紹介します。
オッポーとは一体どんな食べ物?
オッポーという聞き慣れない言葉、実はこれは石垣島だけの共通語なのです。しかも石垣島の地元の学生だけに通じる言葉なのです。
テレビで話題になったこともありますので、ご存じの方もいるかもしれません。先に言葉の意味を詳しくご紹介すると、これは「おにぎり」と「ポーク」が一つになった言葉です。
ポークというと豚肉のことですが、石垣島ではポークのことはポークランチョンミートのことを指します。缶詰のスパムなどが有名ですね。ひき肉を缶に詰めた後、高温で加熱殺菌して作られたもので、非常食としても人気のある食べ物です。
ランチョンミートは豚肉だけでなく、様々な肉を混ぜたりしますが、沖縄では肉といえば豚肉。そんなわけでスーパーなどでおかずとしてポークランチョンミートが販売されているのです。
このポークランチョンミートと、おにぎりを買い、ビニール袋に一緒に入れます。そしてビニールの上から、寿司のように二つを握り合わせます。これでできるのが「オッポー」なのです。
ちなみに別のバリエーションもあり、おにぎりとコロッケだと「おにころ」、ささみフライと組み合わせて「おにささ」など、様々なバリエーションが存在します。
オッポーはお店に売っていないファーストフード?
このオッポーを、誰が発案し、広めていったのか正確な情報はありませんが、石垣島の学生の間だけで、伝統的に伝わっている食べ方なのは確かです。
石垣島以外の、沖縄本島でもこういった食べ方はしないとのことで、石垣島出身の人の間では共通のノスタルジーをかき立ててくれる食べ物なのです。
ただしオッポーは学校帰りにスーパーで買った惣菜で作るオリジナル料理で、お店で売っているわけではありません。注文してもお店のメニューではないのでご注意ください。
オッポーがお店のメニューに?!
石垣島の学生の間だけに語り継がれている、ローカルメニューであるオッポ。ところがその幻?のファーストフード、オッポーが注文できるお店があるとのこと。それは八重山そばの店として知られる「平良商店」。
こちらのオーナーである平良誠さんが、自分が学生のころによく食べたオッポーを、ぜひ八重山そばと一緒に味わって欲しい、ということでメニューに取り入れたのだそう。
八重山そばに追加料金でオッポーやおにささをセットにできるとのことで、テレビで見たことはあるけど実際どんな味?と疑問に思っているなら、ぜひ注文してみてはいかがでしょうか。
追加料金200円で、OPPOセット(おにぎりとポークフライ)、おにささセット(おにぎりとささみフライ)、おにメンチセット(おにぎりとメンチカツ)から選べます。
<平良商店>住所:石垣市登野城506 マンタパークサイド102電話番号:050-3680-2116営業時間:11時30分~19時(ラストオーダー)店休日:水曜日アクセス:離島ターミナルより徒歩15分
石垣島ではオッポーのTシャツも販売?
石垣島では共通語となっているOPPO(オッポー)。石垣島ではその作り方がイラストになり、プリントされた「OPPOTシャツ」が販売されています。石垣島のお土産に、また話題作りに、ぜひ探してみてはいかがでしょうか。
石垣島でしか食べられないグルメ
石垣島の学生の間では広く知られるオッポー。しかし名前を聞いただけでは「何?」という感じですよね。
作り方も実際に見てみるとびっくりですが、よくあるおかずおにぎりとはまた違った味わい。ぜひ石垣島の平良商店で、このファーストフードを食べてみてはいかがでしょうか。
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- ホワイト・ベアーファミリー編集部こちらのコラムはホワイト・ベアーファミリー編集部スタッフや旅行商品の企画担当者、カスタマーサポートメンバーがセレクトした、気になる旅行情報や旅行に関連するお役立ち情報、観光地情報等を厳選してお届けしております!
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