西表島といえばマングローブ カヌー体験を楽しもう!
熱帯や亜熱帯の河口付近の、満潮のときに海水で満たされる場所に鬱蒼と生えるマングローブ。気象条件、環境条件の整った場所だけで見られる自然の神秘です。日本で本物のマングローブが見られるのは、沖縄県と鹿児島県の一部だけです。
日本でマングローブが楽しめる場所の代表格といえば、沖縄県の西表島。八重山諸島で面積が最も広く、沖縄県でも沖縄本島に次ぐ広さを誇るこの島の気候は、日本ではめずらしい亜熱帯海洋性気候。気温が最も低い1月の最低気温が18.5度あります。沖縄本島よりも台湾のほうが近く、まさに南国です。
西表島には40近くの川があり、その河口付近ではマングローブを眺めることができます。特に、仲間川流域に生息するマングローブは、日本で見られるマングローブの25%ほどに相当します。
未経験者も安心!カヌー体験がおすすめな理由
このマングローブ見物におすすめなのが、カヌーからの見物です。クルージングと比べると、マングローブを至近距離から眺めることができ、自然の雄大さを思いきり体感できることから人気があります。
カヌー体験は、西表島の様々な川で実施されています。現地では多くのガイドツアーが行われています。西表島は山の高低差が少なく、川の流れも穏やかなので、幼児からでも楽しめるカヌー体験もあり、カヌー未経験者でも気軽に楽しむことができます。
また、体験を行う際にはスタッフが付きますし、ライフジャケットを着用しますし、転覆についてもほとんど起こりません。安全面での心配はないといってよいでしょう。
未経験者からスポーツ自慢まで 体験の選び方
もちろん、中には滝つぼでの水遊びやシュノーケリング、トレッキングなども楽しめるガイドツアーもあり、体を動かしたい人も満足できます。また、カヌー体験だけを扱っているガイドツアーのほか、由布島などの観光と組み合わせたものもあります。
カヌー体験の相場は5,000円程度~15,000円前後と、ツアーによって価格に開きがあります。また、所要時間も2時間半ぐらいから1日かけて楽しめるものまで様々です。自分の体力やプランを考えた上で、合ったものを選ぶことができるのも魅力です。
カヌー体験の服装と持ち物
カヌー体験は高い確率で濡れるので、着替えを持参する必要があります。また、カヌーを体験する際は、水着を下に着用した上で、その上から水着用のレギンスやラッシュガード、ラッシュパンツ、速乾性のUV Tシャツなどを着用します。春先や雨天時はレインポンチョも持参するとよいでしょう。
一方、冬は防水効果の高いスポーツ用ジャケットや長ズボン、袖の長いラッシュガード、保湿効果の高いインナーなどを着用し、防寒対策を行います。また着脱しやすくしておくと、暑くなってきたときに便利ですよ。
また、西表島は紫外線が非常に強く、日焼け対策が欠かせません。帽子やサングラス、日焼け止めクリームは必ず用意します。帽子は風で飛ばされないよう、あご紐の付いたものを選ぶとよいですよ。さらに、虫除けスプレーが必要になります。
なお、紫外線や虫刺されなどを考えると、肌の露出がなるべくないようにすることが大切です。
このほか、デジタルカメラやビデオカメラなどの電子機器類を持参する際は、カメラが濡れてしまう恐れがあるので、あらかじめ防水カバーに入れるなどの対策が必要です。
細かい持ち物や服装などは、それぞれのガイドツアーで異なりますし、装備品をレンタルしているところもありますので、予約したガイドツアーの案内を参考にしてください。
カヌー体験の注意事項
西表島でマングローブやジャングルの風景を楽しむときは、必ず現地のガイドツアーもしくは旅行会社などを通して予約をします。逆にいうと、個人で勝手にジャングルに入ることはできません。というのも、ジャングルへの入山は届け出制になっているからです。
また、動植物の採取は厳禁です。自然環境保護の面だけでなく、ジャングルにはハブやヤマンギ、ヒル、ムカデなどの恐ろしい生き物も住んでいて、勝手な行動はケガなどにつながるおそれもあります。
現地スタッフの話をよく守って、安全にマングローブ見物を楽しむことが、最高の思い出を残すコツです。
(画像は写真ACより)
この記事を書いた人
- ホワイト・ベアーファミリー編集部こちらのコラムはホワイト・ベアーファミリー編集部スタッフや旅行商品の企画担当者、カスタマーサポートメンバーがセレクトした、気になる旅行情報や旅行に関連するお役立ち情報、観光地情報等を厳選してお届けしております!
旅行を検索する
- 企画ツアー
- 航空券+ホテル