写真撮るならここ!西表島の写真スポットはどこ?
「西表島」と書いて「いりおもてじま」。沖縄では西を「いり」というので「いりおもてじま」なのです。日本のほぼ西端に位置する八重山列島のなかでは最も大きな島で、沖縄県全体でも沖縄本島に次いで2番目の大きさです。人口は約2,400人。
沖縄県の最高峰はお隣の石垣島にある於茂登岳(おもとだけ、標高526m)ですが、西表島も山がちで古見岳(こみだけ、標高469.5m)を筆頭に島全体が山で覆われています。
山が多いということは川もたくさんあるわけで、浦内川(延長18.8km)は沖縄県で最も長い川なのです。滝も多くあり、いくつかは西表島の見どころになっています。島のほぼ全域が西表石垣国立公園で、イリオモテヤマネコ、カンムリワシ(共に特別天然記念物)など、珍しい動植物の宝庫です。
マリンリゾートとしてだけではなく、写真愛好家にとっても写欲をそそる被写体が数多くある西表島。おすすめ撮影スポットを見てまいりましょう。
島の東側、南側
●由布島と水牛車
由布島(ゆぶじま)は西表島東岸の沖合にある周囲2kmたらずの小島です。由布島へ渡るための交通手段はなんと水牛車。間の海は水牛が渡れるくらいの浅瀬ということです。水牛の歩む速度は推して知るべし。ゆっくり流れる時間に身を委ねつつシャッターを切りましょう。
●仲間川のマングローブ
日本で見られるマングローブ林のほぼ1/4があるといわれる仲間川。流域のマングローブ林は天然記念物に指定されています。クルーズ船やカヌーのほか、ジャングルトレッキングもあるのでいろいろなアングルで撮影を楽しむことができますよ。
●南風見田浜
西表島南岸にある南風見田の浜(はえみだのはま)は西表島随一のロングビーチです。なだらかな曲線を描く海岸線とどこまでも澄み渡る遠浅の海。足元を見れば美しい貝や珍しい形のサンゴのかけら。マクロレンズがあると面白いかもしれません。
島の内陸
島の内陸の見どころは滝です。三つご紹介しましょう。
●ピナイサーラの滝
西表島の北側にあるテドウ山(標高440m)の北麓を流れ落ちる滝です。落差54mは沖縄県下最大。滝に通じる一般道路はないので、ツアーに参加してガイドに案内してもらう必要があります。
●マリユドゥの滝
西表島には沖縄県下最大の川、浦内川があります。マリユドゥの滝はその上流にある滝で、日本の滝百選に選ばれています。落差は16mとそれほど大きくはありませんが、2段になって丸い滝壺に流れ落ちる姿はなかなか絵になります。マリユドゥの「マリ」は「丸い」、「ユドゥ」は「淀み」という意味なのだそうです。
●カンビレーの滝
マリユドゥの滝から更に上流に行くとカンビレーの滝があります。名前は「神の座」を意味するのだとか。滝というより、段差のある川の流れが約200mにわたって続き、迫力のある景観を呈します。
島の西側、北側
●バラス島
西表島北側の上原港沖にある小島です。サンゴのかけらでできた真っ白な島で、直径数十メートルしかないので地図にも載っていません。澄み切った海水に浮かぶ純白の小島。「奇跡の島」と呼ばれています。
●星砂の浜
西表島北端にあるビーチです。その名の通り、星型の砂で知られています。海に入れば南国のカラフルな魚を見ることができます。
●イダの浜
西表島西部の船浮にあるとても美しいビーチです。陸路がないので白浜港から船浮港まで船で行きます。約10分の乗船後、徒歩約10分です。海の美しさは西表島随一といわれています。
まとめ
西表島には、川や山、ジャングルなど撮影スポットがたくさんあるのですが、やはり南国の島。海に入ればそこは熱帯魚の楽園。
防水仕様のカメラを用意して、シュノーケリングで水中写真に挑戦してみたいものです。一日遊んで夕方になれば東シナ海に沈む壮大な夕焼けが次のシャッターチャンスです。マジックアワーを是非捉えましょう。
(画像は写真ACより)
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