毎年開催される「南の島の星まつり」とは?
南の島の星まつりは、日本一美しいと評判の石垣島の星空を見る人気イベントです。この星空を守り次世代に伝えていきたい、星を愛する人たちと思いを分かち合いたい、地球という星を大事にしたいとの思いを込めて開催されます。
南の島の星まつり
天の川や南十字星など満天の星を観察したり、石垣島に伝わる膨大な星にまつわる話を聞いたりしながら、自然について、宇宙について考えてみませんか。
南の島の星まつりの歴史
●望遠鏡「むりかぶし」
今年で17回を迎える南の島の星まつりは、2002年に国立天文台の光学赤外線望遠鏡が完成したことを記念して開催されることになりました。望遠鏡は「むりかぶし(群れている星・スバル)」の愛称で市民に親しまれています。
ジェット気流の影響がなく星がくっきり見える石垣島の空は天文観測に最適です。緯度の低い八重山地方の星空は、全88星座のうち84の星座が見えます。
●国立天文台
国立天文台では、観測だけでなく天文学の普及や公報の役割も担っていて、一般向けの天体観望会のほか、施設見学、4次元デジタル宇宙シアターの鑑賞会なども行っています。
●いしがき島星空宣言
2006年に、石垣市は「いしがき島星空宣言」を第5回南の島の星まつりで宣言して、石垣島に伝わる民話や古謡などの星の文化と、星空を含めた自然を守ろうとしています。
●星空保護区
2018年3月に国際ダークスカイ協会は、西表石垣国立公園を「星空保護区」に認定しました。これは日本初、世界で59番目の快挙です。八重山の星空が暗くて美しいと世界的に認められたのです。
2018年南の島の星まつり
市街地からゲートブリッジを渡ると広い南ぬ浜緑地公園があり、ここがメイン会場になります。8月11日(土)から19日(日)まで9日間にわたり、石垣島各地で星まつりにちなんだイベントが開催されます。
●夕涼みライブ&星空観望会
夕涼みライブ&星空観望会は、8月18日(土)です。夕涼みライブの出場予定者は、夏川りみ、Skoop On Somebody、オオザカレンヂKeisukeの3組の予定です。
午後5時に開場、6時に夕涼みライブが開演され、9時から町中の灯りを消すライトダウンが行われます
真っ暗になったら星はこんなに見えるのかと驚くほどの星空が現れます。上弦の月、木星、金星、土星、いて座、天の川、15年ぶりに最接近する火星などの天体ショーが見られます。
●公開ウエディング
星まつりの最中に行われる公開ウエディングの参加カップルを募集しています。一生の記念になるウエディングをあげてみませんか。石垣島在住の方に限ります。
●美ら星の歌
星に思いを込めた短歌を募集しています。歌人の俵万智さんが選者となる恒例のイベントです。応募は郵便かメールで送ります。
●石垣島天文台
石垣島天文台では、天体観望会(毎日)と4次元デジタル宇宙シアターの鑑賞会(土・日)を開催しています。予約制です。
●VERA観測局特別公開
石垣島天文台のもう一つの施設が、VERA観測局です。VERA観測所にあるパラボラアンテナ型の電波望遠鏡は、24時間観測を続け、天の川の立体地図を作るプロジェクトを遂行しています。
夜はオレンジ色にライトアップされて、とても神秘的です。職員の説明を聞きながら、天文学を身近に感じてみましょう。
南の島の星まつり
開催日時:2018年8月11日(土)~19日(日)
開催場所:南ぬ浜緑地公園ほか石垣島各地
住所:石垣市南ぬ浜町
電話番号:0980-82-1535(南の島の星まつり実行委員会運営事務局)
入場料:無料
URL:>詳細はこちら(別サイト)
世界でも有数の美しい星が見える石垣島で、宇宙に思いをはせて、悠久の時間を感じてみませんか。
(画像は写真ACより)
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