首里城正殿の正面側、来春から漆の塗り直し作業予定
有料区域内で塗り直し作業
内閣府沖縄総合事務局の開発建設部は10月21日、早ければ来年春から、首里城正殿の正面側有料区域について、漆の塗り直し作業に着手する予定であることを発表した。
作業はのべ18ヶ月におよぶ見込みであり、作業期間中は、作業足場やシートにより正殿の正面が見えにくくなることが予想されるが、同事務局は『首里城正殿の「朱(あか)」等を守り、魅力的な首里城正殿を維持するための大切な作業である』ことについて、来園者の理解と協力を求めている。
日本唯一の「朱い城」
首里城は、日本で唯一の天然の漆が塗られた「朱い城」、いわば「漆工芸の作品」であり、その「朱」を守り続けるため、漆の塗り直しなどの作業が適宜行われてきた。
しかし、首里城公園は平成4年に開園して以来、今年度で24年が経過し、この間、常に沖縄の強い日差し(紫外線)や激しい風雨にさらされてきたため、漆塗装や彩色の劣化、金箔の剥がれ等が著しくなってきている。
3カ年計画で塗り直し
このため、首里城正殿外部の漆の塗り直し作業などを、平成28年度から3カ年間で実施することが計画され、正殿の背面側(未開園区域側)では、平成28年8月から作業が行われている。
同事務局開発建設部は、有料区域である首里城正殿の正面側については、早ければ平成29年3月頃に着手したいとしている。なお、作業の着手時期や期間等については、正式決定後に改めて同事務局から発表される。
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