石垣島に訪れるなら知っておきたい石垣島の方言!
独自の言語形体
旅先で言葉が通じないということは、日本国内でも起こりうるものです。
旅行で石垣島に出かけるなら、ぜひ知っておきたいのが方言です。若者は物心ついた頃には島を出てしまうことが多いので、あまりなまりはないようですが、年配者は方言をしっかりと使っているようです。
はじめて話す時には、非常に難解で会話に詰まることもある方言。
同じ石垣島でも、場所によって言葉には違いがあります。字石垣、字大川、字新川、字登野城の4ヶ所ではそれぞれ方言が違うため、同じ島内でも意味がまったく通じない言葉もあるようです。
そんな多彩な方言の中でも、特に代表的なものを集中的に集めてみました。
挨拶編
よく使う言葉を挙げると、「いらっしゃい」は【オーリトーリ】、「おはようございます」は【ウコーリッタネーラ】「こんにちは」は【クヨーンナーラ】、「こんばんは」は【クヨーナーラ】のようなものがあります。
「こんにちは」と「こんばんは」は非常に紛らわしいので、聞き間違えないよう注意が必要になりそうです。
この他にも、「ありがとう」は【ニーファイユー】、「さようなら」は【イキテクイ】、「おやすみなさい」は【ユクヒョーリ、ユクヨーラナーラ】などがあります。
形容詞編
次に、食事などで使える形容詞を紹介します。
「おいしい」は【マーサン】、「美しい」は【アッパリシャーン】、「うれしい」は【サニシャン】、「楽しい」は【ウムッサン】、「かわいい」は【ンゾーサーン】など。
「ん」の音から始まる言葉は標準語にはない特徴です。
単語編
次に、日常会話で使う単語について紹介します。
「おしゃべり」は【ユンタク】、「おじいちゃん」は【アッチー】、「おばあちゃん」は【アッパー】、「わたし」は【バー】、「あなた」は【ワー】となります。
この他、身近なものでは「お茶」が【チャー】、「お菓子」が【クワース】、「ごみ袋」が【チリ袋】など、ものによっては標準語とあまり変わらないものもあるようです・
感嘆詞編
驚いたり感動したりした時の言葉にも、やはり独特なものがあります。
「驚いた時」は【あがやー】、「大変なこと、大事なこと」は【でぇーじ、でー】、「いつも、とても」は【ちゃー】、「とても、すごく」は【まーる】など。
ちょっとしたことでも、方言で聞くと非常に愛嬌があるのが魅力的ですね。
慣用句編
ここで1つ、石垣島で使われる慣用句についても紹介しましょう。
魂のことを石垣島では【マブイ】と言いますが、「マブイを落とす」という言い回しがあります。
これはどういう意味かというと、魂が落ちるほど驚いた時に使うようです。
例えば、転んだり、何かにぶつかったりした時などに使われます。また、マブイを落とした人がいたら、魂を拾って返してあげることが大切だとも言われているようですよ。
このように、簡単に紹介しただけでも石垣島には魅力的な方言がたくさんあります。ぜひ積極的に地元の人と関わり、現地の言葉とふれあってみてはいかかがでしょうか?
補足になりますが、LINEスタンプには石垣島の方言も登場しているようです。方言スタンプは他にも見かけることから、やはり独自の言葉や文化は、本来の意味だけでなく、楽しみを広げるツールとしても使われてるようですね。
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