見た目は無理!でも、ちょっと興味がある?沖縄ゲテモノ料理5選
沖縄ゲテモノ料理5選
沖縄には、古くから食べられてきた伝統料理に加えて、戦後に欧米から入ってきた肉中心の料理、あるいは創意工夫により新たに生み出された食材・調理法による料理が数々ある。
そんな中で、地元では馴染み深いものでも、県外の人には相当に抵抗があるといった、いわゆるゲテモノ料理も存在する。
食の宝庫である沖縄で、なぜわざわざゲテモノ料理を食べなくてはならないのだ、という声もあるだろうが、それらの料理には、土地の伝統に裏打ちされた賢い調理法があることも確かだ。
また、怖いもの見たさというものもある。初見でとまどわないためにも、沖縄のゲテモノ料理5選を紹介したい。
「チラガー」
「チラガー」とは豚の頭部の皮のことだ。近年では、冷凍ではなく、真空パックにした状態で通信販売も行っている。
商品は、豚の顔に耳もついていて、どうやって剥がしたのかなどと考えてしまうと、ちょっと不気味なものにも見えてきてしまうが、スライスされた商品もあり、コリコリとした食感が癖になる。
良質なコラーゲンがたっぷりと含まれていて、美容にも良いといわれていることもあり、お土産などでも人気の商品となっている。しょう油味が基本で、塩だれに唐辛子・ニンニクなどで味付けされたもの、スモークされて香ばしく仕上げられたものなどがある。
そのまま酒のつまみにしても良いし、サラダや酢の物、チャーハンなどの具材にしてもおいしく食べられる。
「チーイリチー」
「イリチー」というのは、細かく切った食材とだし汁を火にかけ、水分がなくなるまで加熱した料理のことをいう。
例えば、「かんぴょうイリチー」といえば、水でもどしたかんぴょうを豚バラ肉やしいたけなどと炒め、その後だし汁を足し、煮汁がほとんどなくなるまで煮込んだ料理。
この珍しくもない調理法を、「チー」つまり豚の血の塊を使って、野菜などを炒めた料理が「チーイリチー」だ。
黒い見た目で、血で炒めていることもあり、初見は抵抗があるかもしれないが、レバーが好きな人であればおいしく食べられるだろう。きざみニンニクやしょうがなどを付け合わせにしている所が多い。
また、このチーイリチーには、山羊の血で炒めるものもあり、山羊独特の風味を楽しめる人であれば癖になる味だという。
「イラブー汁」
「イラブー汁」とはウミヘビの汁である。テレビ番組で紹介されることも多く、沖縄ゲテモノ料理の代表格と思っている人もいるだろう。だが、イラブー汁はもともと琉球王国の宮廷料理が元となっている、沖縄の伝統料理だ。
具材には他に、昆布、豚足、島豆腐、大根などを使う。ウミヘビの処理から調理まで、手のかかる料理といえる。
イラブー汁は、滋養強壮や疲労回復など、薬用効果があるとされている。汁の中から出てくるウミヘビの胴体を見ただけで敬遠してしまうのはもったいない。
「ミミガー」
豚の耳のことを「ミミガー」という。ポピュラーな食材・料理となっていて、先に紹介したチラガーは無理でも、ミミガーはおいしく食べられるという県外の人は多いだろう。
ミミガーもコラーゲンを豊富に含んでいるので、美容に良いとされている。商品は、しょう油で味付けをしたものから、酸味や辛味をつけたものまで様々。お土産としても人気があるようだ。沖縄では酢の物などにしてよく食べられている。
「ハブのから揚げ」
ハブ料理は沖縄でも一般家庭で出されるものではない。だが、鶏肉に似た淡泊な味わいを好む人も多く、から揚げや汁物にしてメニューに加えている料理店もある。
これまで見てきた料理は、元の形がそのまま残っていたりするので、ハブといえどもから揚げにしてしまえば、無理なく食べられる人も少なくないだろう。
まとめ
いかがだっただろうか。沖縄ゲテモノ料理として紹介してきた5つの料理だが、それほど強い抵抗感を覚えたものもなかったのではないだろうか。
実際に目の前に出されれば、多少のインパクトはあるだろうが、旅の思い出話に、あるいは美容・健康のために、挑戦してみるのも良いかもしれない。
この記事を書いた人
- ホワイト・ベアーファミリー編集部こちらのコラムはホワイト・ベアーファミリー編集部スタッフや旅行商品の企画担当者、カスタマーサポートメンバーがセレクトした、気になる旅行情報や旅行に関連するお役立ち情報、観光地情報等を厳選してお届けしております!
旅行を検索する
- 企画ツアー
- 航空券+ホテル