王府の貴族が愛した織物【第40回首里織展】
琉球王朝から受け継がれてきた伝統の技
那覇伝統織物事業協同組合は12月8日(木)から11日(日)までの4日間、那覇市ぶんかテンブス館にて「第40回首里織展」及び40周年記念「特別展示会」を開催する。
首里織とは
首里王府の城下町で王府の貴族や士族に愛でられた格調高い織物が「首里織」だ。中でも「アン美らさ軽さ織羽ヌグトゥサー(まるでトンボの羽のように透き通り軽くて美しい)」と歌われた美しい織物「花倉織」や男性用官衣として用いられた「道屯織(ドウトウンウイ)」は王家や貴族専用とされ、ここ首里でしか織られなかったと言われている。
芭蕉糸、琉球藍やテカチ(オキナワシャリンバイ)など、沖縄ならではの自然素材や染料を使って織られた紋織や絣織物は、沖縄を代表する工芸品だ。その技を絶やさぬように、沖縄のみならず国もサポートし後継者育成に力を入れている。大切に繋いでいきたい文化である。
文化発信地テンブス館で伝統工芸に触れる
国際通りにある沖縄文化発信地「那覇市ぶんかテンブス館」3階第1会場で開催される首里織展には気品あふれる首里織が数多く集められる。第2会場の3階和室では「伝統工芸士、県工芸士作品展」を、また第3会場の2階企画展では「沖縄伝統首里の織物保存会及び組合功労者作品展」も同時に開催。入場は無料。
外部リンク
沖縄県・「第40回首里織展」及び40周年記念「特別展示会」
http://www.pref.okinawa.lg.jp/site/shoko/shoko/kogei/kougeikouboten/syuriori.htmlこの記事を書いた人
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