黒島旧正月大綱引き
黒島旧正月大綱引きとは
黒島旧正月大綱引きは、旧暦の1月1日に竹富町黒島で行われている伝統行事である。五穀豊穣と無病息災を祈願して集落が一丸となって綱引きを行う。
沖縄では正月を旧暦で祝う地域も多いが、八重山地域では旧暦の正月を祝う行事が減ってきている。このような状況の中、竹富町黒島の東筋集落が伝統を受け継ぎ、恒例行事として残っているものである。最近では仲本集落でも復活し、島内2カ所で綱引きが行われている。
大綱引きの流れ
島民のほか、観光客や在石垣郷友会から島出身者も大勢詰めかけるが、大綱引きには観光客も参加でき、全員が一体となり会場は盛り上がる。
綱引き行事開始の合図であるドラが鳴り響き、島民らが「ユバナウレ ソーレユバナウレ」と掛け合う「正月ユンタ」で幕開けする。カマを持った武将とナギナタの武将が現れ、組み手を披露する、迫力あるツナヌミンが堪能できる。
ツナヌミンの後、南が勝つと「豊作」、北が勝つと「豊漁」と伝えられる大綱引きとなる。綱引き後には、五穀豊穣の神「ミリク」が登場し、五穀祈願の儀式も執り行われる。
イベント基本情報
2017年の開催日は01月28日、東筋は例年14時からの開催となっている。仲本は基本夜間18時頃からの開催だが、週末と重なった場合等は変更される場合があるので、注意が必要である。開催場所は、黒島伝統芸能館前である。
会場アクセス情報
「石垣港離島ターミナル」から高速船に乗船、約30分で「黒島港」に到着する。
高速船は、八重山観光フェリーと安栄観光の共同運航が1日計5往復、石垣島ドリーム観光が1日3往復ある。
(画像は竹富町ホームページより)
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