九州の季節・気候・服装について
九州=南国ではない??
日本の南側に位置する九州。屋久島などのイメージから、九州は暖かいところ、というイメージが強いかもしれません。しかし実は九州は南部と北部では大きく気候が違います。旅行に行く際に、ぜひ気をつけたい服装について、九州の季節や気候に合わせたアドバイスをお届けします。
九州北部の気候
九州北部には筑紫山地があり、さらに大分と熊本は九州山地の盆地に位置しています。また長崎や佐賀、福岡は対馬海流と大陸の季節風の影響を受けるため、九州北部でも地域によって気候が大きく変化します。また長崎や佐賀は地理的条件から台風の影響を受けやすく、特にまつりや花火大会といったイベントが集中する7月8月には注意が必要です。
福岡の気候は関西地方と変わらない?
九州の一番北に位置する福岡県は、日本海側に近く、日本海側の気候となります。そのため冬などは積雪もあります。しかし対馬海流や季節風の影響なども受けるため、夏は雨が多く気温も上がる太平洋側の気候も併せ持っているのです。ただし金沢などの地域と違い、冬にはそれほど降水量は多くありませんので、雪が降り続くということはなく、しかし九州なのに気温は低め、といった気候になるのです。紅葉などの季節に福岡を訪れる際には、しっかりと防寒対策をしていくことをおすすめします。
大分の山間部は寒暖差が大きい
大分は海に面し、漁業も盛んで温暖な気候のイメージがあります。しかし盆地にある湯布院は、大分の観光スポットのなかでも、実は寒暖差の大きい地域です。初春や晩冬などは冷え込みが厳しく、場所によっては気温が氷点下となる日もあります。4月でも昼間と夜間の寒暖差が大きいので、脱ぎ着や重ね着のしやすい服装がおすすめです。また山間部の名所に出掛ける際には、事前に天気予報も確認しておきましょう。麓が晴れていても、山間部は雪のこともあります。
九州南部は温暖な気候が多い
九州南部、九州山地の南側に位置する宮崎や鹿児島は、九州の中でも比較的温暖な気候で、まさに「南国」の気候です。特に宮崎は平地が多く梅雨の時期以外は日射量が直射日射、散乱日射共に多く、日照時間も長いのが特徴です。また九州南部は九州の中でも台風の常襲地帯となっていて、6月から10月までは台風の進路に気をつける必要があります。
九州南部でも雪は降る?
年間を通し、それほど気温が下がることがなく、夏は残暑も厳しい九州南部地方ですが、季節風の影響で海面からの水蒸気が冷やされ、大雪となることもあります。2010年には鹿児島や宮崎で積雪があり、鹿児島では20cmを超える積雪となりました。そのため農作物に大きな影響をもたらしました。
九州でも夏と冬の服装には注意
九州の中でも、福岡は本州とそれほど変わらない気候となりますので、服装もそれに合わせるといいでしょう。ただし佐賀や長崎は気温が高めなので、夏の日中などは熱中症には特に気をつけるようにしましょう。大分や熊本は平地と山間部では気温差があります。夏や冬でも朝や夕方に気温が下がることがあるので、体温調節ができるよう準備していきましょう。九州南部は比較的穏やかな気候ですが、夏は気温が高めです。半袖でも過ごしやすいですが、日差しが強いので長袖の服を着るなどして、日差し対策をすることが大切です。
九州は地域によって気候の変化が大きい土地
九州は海に囲まれており、季節風や潮流などの影響を受けやすい土地となっています。また比較的高い山が多く、地域によっては気温差が大きい場所もあります。また台風が多いため、気候もその影響を大きく受けます。比較的雨が多い地域が多いため、防寒対策をすると共に、雨の対策もしっかりしていきたいですね。
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- ホワイト・ベアーファミリー編集部こちらのコラムはホワイト・ベアーファミリー編集部スタッフや旅行商品の企画担当者、カスタマーサポートメンバーがセレクトした、気になる旅行情報や旅行に関連するお役立ち情報、観光地情報等を厳選してお届けしております!
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