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紋別の流氷砕氷船ガリンコ号とは?紋別で絶対に乗りたい冬の風物詩をご紹介。

記事更新日:2023/10/30

北海道|ガリンコ号Ⅱ

北海道の冬の絶景”流氷”。流氷が見られるエリアとして紋別がありますが、そこで運行している砕氷船が”ガリンコ号”です。
網走にも砕氷船のおーろら号がありますが、ガリンコ号と何が違うの?どっちの方がいい?など思う方もいるかもしれません。

そこで今回はガリンコ号について詳しくご紹介していきます。

流氷特集はこちら

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1.流氷とは?

北海道|流氷

流氷は、世界中でもかなり限られたエリアでしか見れない貴重な自然現象のこと。
日本では北海道のオホーツク海沿岸でしか見ることができません。そのため、毎年流氷のシーズンになると多くの観光客の方が流氷を見に訪れます。

流氷はなんと1000km離れたアムール川河口付近で発生し、それが北海道のオホーツク海沿岸で観測することができます。
北海道の流氷スポットで有名なのは、【紋別】・【網走】・【知床】です。砕氷船で流氷を見たり、実際に流氷の上を歩く流氷ウォークなどいろんな楽しみ方ができます。

流氷を見ることができるのは、だいたい1月初旬ごろから。見ごろは2月の上旬から3月の上旬あたりになります。自然現象になるので、見ごろに行っても流氷が無いこともありますのでご注意を。


2.流氷観光船 ガリンコ号

北海道|流氷ガリンコ号

「流氷観光船 ガリンコ号」、紋別エリアで運行している砕氷船。
アラスカの油田開発用に作った砕氷船を観光用としてリニューアルして今の流氷砕氷船ガリンコ号があります。2004年には「流氷とガリンコ号」として北海道遺産に登録されました。

ガリンコ号は大きなドリルで流氷を砕いて突き進むのが特徴です。
実際に流氷を砕いている音も聞こえるのでかなり迫力満点!間近で流氷を見ることができます。さらに運が良ければ天然記念物「オオワシ」と「オジロワシ」・「オオセグロカモメ」の群れや、「アザラシ」が」流氷から顔を出してくることも!

日中以外にも一部日程で、サンライズクルーズやサンセットクルーズとしても運航しています。

またガリンコ号は冬のみならず、夏もフィッシングクルーズとして運航しているので、年中楽しむことができます。


3.ガリンコ号Ⅱとガリンコ号ⅢIMERUの違いは?

北海道|流氷ガリンコ

一見、見分けのつかないガリンコ号のⅡとガリンコ号ⅢIMERUですが、違いはいくつかあります。
違いを理解できれば一目見ただけで見分けを付けることができます!

ガリンコ号Ⅱ

ガリンコ号Ⅱは1997年1月から運航しています。ドリルのような「アルキメディアンスクリュー」が特徴です。
ガリンコ号Ⅱの大きさは約150トンで旅客定員は195名と小ぶりの船であることからより海面に近いところで砕氷される流氷を見ることができます。2階建てのガリンコ号Ⅱは1階・2階が客室で2階には展望スペースもあります。その他にも売店やトイレ、自動販売機も1階にあります。

◎ガリンコ号Ⅲ”IMERU”

2021年1月9日に新しく就航したガリンコ号の3代目「ガリンコ号ⅢIMERU」。IMERUは”イメル”と読み、アイヌ語で「光」という意味を持っています。ガリンコ号Ⅲの旅客定員は235名と、ガリンコ号Ⅱに比べるとかなり多くのお客様を一度に乗船することが可能になりました。
また、ガリンコ号Ⅱに比べてスピードも速いので、いち早く流氷スポットまで向かうことができるのも魅力の一つです。

船内は、まず1階はソファタイプの座席が用意されており、一番海面に近い所から流氷を見ることができます。2階と3階に比べると揺れが少ないのも魅力です。

2階はバリアフリー対応の客室。売店も2階にご用意しています。

3階は座席が窓側を向いた、座ったまま流氷を見ることができる客室。船内の暖かい空間の中ゆったり路流氷を見ることができる贅沢な座席です。他にも3階には流氷見学所もありそこからは流氷はもちろん、ガリンコ号Ⅲの船首なども見ることができます。


一番分かりやすいガリンコ号Ⅱとガリンコ号Ⅲの見た目の違いは、ガリンコ号Ⅱが2階建てなのに対してガリンコ号Ⅲは3階建て。さらに船の上部にある航海塔がガリンコ号Ⅱはオレンジなのに対して、ガリンコ号Ⅲは黒色になっています。(航海塔:夜は灯台のように灯をつけるもの)
さらにガリンコ号Ⅱの方がガリンコ号Ⅲよりも料金がお安くなっています。それぞれの特徴を見て気になる方に是非乗船してみたください!

この違いを理解したうえでガリンコ号Ⅱとガリンコ号Ⅲの見分けが付くかどうか見てみてください!
しろくまツアーでもガリンコ号Ⅱとガリンコ号Ⅲの両方で流氷ツアーをご用意しております!

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4.ガリンコ号運航情報

ガリンコ号の運行期間はガリンコ号Ⅱとガリンコ号Ⅲで運行期間は異なります。
ガリンコ号Ⅱは【1/27(土)~3/3(日)】まで・ガリンコ号Ⅲは【1/16(火)~3/31(日)】までになります。※一部日程運航しない日あり。

料金はガリンコ号Ⅱは【大人:3,000円/小人:1,500円】・ガリンコ号Ⅲは【大人:4,000円/小人:2,000円】になります。どちらも小学生以下の幼児のお子様は無料になります。

基本の運行時間は1時間、最大でも1時間半に運航になります。

受付は出航の60分前からになり、締め切りは出航の15分前になります。締め切り前は受付が混むことがありますのでお早めに向かうことをおすすめします。


5.ガリンコ号乗り場までの行き方

北海道|流氷ガリンコ号

ガリンコ号へのアクセスは、

◎紋別空港から移動する場合

紋別空港からは無料送迎バスが出ており、ガリンコ号の乗り場までダイレクトに移動することが可能です。無料送迎バスで紋別空港からガリンコ号乗り場まで約20分。バス以外ですとタクシーでも移動可能ですが、タクシーですと約10分ほどで移動することが可能です。

◎ホテルから移動する場合

紋別のホテルから移動する場合もバスでの移動になります。ホテル発は「紋別セントラルホテル」と「紋別プリンスホテル」になります。それぞれ約10分ほどで乗り場まで移動が可能です。

しろくまツアーでもガリンコ号のツアーを発売しておりますが、ツアーでは路線バス1日券がついております!ツアーでは紋別空港から無料送迎バスにてホテルに移動し、ガリンコ号には初日かもしくは2日目に乗船する形となり、ガリヤ号1日乗車券を使用して移動します。


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6.服装は何着たらいい?

北海道|流氷

流氷シーズンの紋別の気温は-15~0℃くらいになります。船内は暖かくされているので安心ですが、船の外を出ると一気に冷え込みますので、しっかりと防寒対策をして流氷を楽しみましょう!

マフラーや手袋、カイロなど防寒グッズも持っておくとより安心ですね。


7.おすすめの観光地

せっかく紋別まで来たので流氷以外にも観光をしたいですよね。
ここからは流氷シーズンでも楽しめる、紋別のおすすめ観光地をご紹介いたします。

1つ目は「北海道立オホーツク流氷科学センター」。
1991年に世界にただ一つの流氷をテーマにした科学館として設立。

-20℃の厳寒体験室ではオホーツク海に生息する生物を見たり、凍るシャボン玉・タオル凍らせ体験などを楽しめたり、ドームシアターでは型斜全天周ドームという珍しいもので、ヘリコプターが撮影した流氷の映像を360度の景色で見ることができます。
さらにここの魅力は「クリオネ展示」!”流氷の天使”と呼ばれているクリオネをここでは生で見ることができます!ここのクリオネの飼育数は日本一。

他にも海水成長模型やガリンコ号の模型、オホーツク海ジオラマでどこから流氷が来るのかなども知ることができ、館内の施設はかなり充実しています。

流氷を見るだけではなく、流氷についても知りたい!方にはお勧めのスポットです。

北海道|流氷

2つ目は「オホーツクとっかりセンター」。

かわいらしいアザラシに会える!

オホーツクとっかりセンターは、オホーツクの大自然を舞台にした野生のアザラシだけを飼育・保護しているこちらも珍しい施設。始まりは4頭から飼育しはじめ、現在は20頭まで増えています。
「アザラシランド」と「アザラシシーパラダイス」の2つの施設で構成されており、「アザラシランド」に野生の20頭のアザラシが飼育されており、「アザラシシーパラダイス」ではエサやり体験ができます。

北海道|流氷とっかりセンター

3つ目は「カニの爪 オブジェ」。

1983年の「流氷アートフェスティバル」で制作されたオブジェ。
当初はオホーツクの蒼い空と純白の世界をオブジェで表現しようという意図から流氷の時期に海に浮かべていましたが、現在は陸に展示されてあります。高さ12mもある迫力感のあるオブジェです。

北海道|紋別蟹

最後は「マルカイチ水産」。

マルカイチ水産ではオホーツク海の新鮮な海鮮を地元価格で発売している水産直売店。
ズワイガニ・タラバガニ・毛ガニの三大ガニの朝茹でや生ホタテなど、オホーツク海ならではの海鮮たちを種類豊富に取り揃えています。
海鮮炉端焼きでは、名物である「かにめし」や海鮮丼、実際に新鮮な海鮮をその場で焼いて食べることもできます。

北海道|マルカイチ水産

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8.もし流氷がなかったら?

北海道|流氷

自然現象のため流氷はいつも見られるとは限りません。残念ながら、流氷が見られなかった場合は、海上遊覧となります。※海上遊覧の場合も返金はございません。
状況によってはオオワシなどの鳥や遠くに見られる山々をご案内できる場合もございます。

欠航の場合は返金対応となりますが、ガリンコ号の方から連絡が来ることはないので、欠航になるかもとおもったら定期的にガリンコ号の公式サイトを確認するようにしましょう!


9.さいごに

北海道|ガリンコ号Ⅱ

いかがでしたでしょうか。

今回は”ガリンコ号”について、詳しくご紹介してみました。一度はガリンコ号に乗って生で流氷を見てみたい!と思って頂けたら嬉しいです。
人気の日程は埋まってしまうことが多いので検討されている方はお早目のご予約がおすすめです。

流氷を見るのは自然現象ということもあり、”運”次第なところもありますが、運を祈って一度チャレンジしてみてください!

またしろくまツアーでも流氷ツアー2024年版のツアーの発売も開始しています!もちろん、ガリンコ号の乗船券付のツアーも種類豊富にご用意しています。流氷ツアーのみならず、通常のツアーにオプションとしておーろら号の乗船券を付けることも可能です!
下記に流氷特集のツアーURLを貼っておりますので、是非チェックしてみてください!

最後までご覧いただきありがとうございます!


ガリンコ号詳細

期間 2024年1月16日(火)~2024年3月31日(金)
時間 【ガリンコ号Ⅱ】
・1/27-1/31※毎週水曜運休
9:30/11:30/13:30/15:30
・2/1-3/3※毎週水曜運休
10:00/12:00/14:00/15:00/
【ガリンコ号Ⅲ】
・1/16-1/31
10:00/12:00/16:00/
・2/1-3/3
8:45/10:30/12:30/14:30/16:15※2/1-2/19/16:30※2/20-3/3/
・3/4-3/31
10:30/12:30/14:30/16:30/
◎サンライズ
・1/27-1/28
6:30
・2/3,2/4,2/10,2/11,2/12,2/17,2/18
6:00
・2/23,2/24,2/25,3/2,3/3
5:30
⇒サンライズ便は臨時便で、団体の予約があった時のみ運行します。

※流氷の有無にかかわらず料金は同額です。
※乗船時間は1時間前後です。(流氷の状況による)
料金
ガリンコ号Ⅱ

大人3,000円、小学生 1,500円

※中学生以上は大人料金、幼児は無料になります。
料金
ガリンコ号Ⅲ

大人4,000円、小学生 2,000円

※中学生以上は大人料金、幼児は無料になります。

外部リンク

ガリンコ号公式ホームページ

https://o-tower.co.jp/garinkogo.html

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この記事を書いた人

ホワイト・ベアーファミリー編集部こちらのコラムはホワイト・ベアーファミリー編集部スタッフや旅行商品の企画担当者、カスタマーサポートメンバーがセレクトした、気になる旅行情報や旅行に関連するお役立ち情報、観光地情報等を厳選してお届けしております!

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