「網走流氷観光砕氷船 おーろら」に乗って北海道の冬の風物詩”流氷”を見よう!
更新日:2023/10/23
オホーツク沿岸でしか見ることができない冬の風物詩「流氷」。
自然現象のため年によって異なりますが、例年1月下旬頃から3月中旬頃まで見られます。早い年は3月に入ると見られなくなる年も。本当に限られた時期にしか見ることができません。そんなロシアのアムール川河口から1000kmも旅をしてきた流氷に出会うため、網走港から出発して船上から流氷を楽しむことができるのが、網走流氷観光砕氷船おーろら。
北海道ならではの冬の絶景を一度は見てみたい方もいるのでは?流氷の楽しみ方はいくつかありますが、定番は砕氷船で流氷を見るパターン。
そこで今回は網走で運行している砕氷船の”おーろら号”について詳しくご紹介いたします。
1.網走流氷観光砕氷船おーろら
「網走流氷観光砕氷船おーろら」、略称「おーろら号」はオホーツク海にやってくる流氷に出会うため、網走港から出発する砕氷船。
実はおーろら号は最初から観光用に設計された世界初の流氷観光砕氷船なんです!おーろら号は氷塊を船の重さで砕氷して流氷の中を進んでいくのが特徴です。
船といわれると揺れを懸念する方もいるかと思いますが、おーろら号は大型船なので揺れが少ないのが魅力の一つ。
またおーろら号は大型船なので船内も広く、1階と2階が客室でさらに上には展望デッキがあります。1階は自由席・2階は指定席となっています。
展望デッキからは流氷の砕氷の音と衝撃を楽しむことができますが、外なのでかなり寒いため防寒は必須です!
船内は暖房がしっかり効いているので暖かくしながら流氷を楽しむことができます。他にもコーヒーラウンジや売店、トイレも完備しているので安心です!
2.おーろら号運航情報
おーろら号の運行期間は、2024年1月20日(土)~2024年3月31日(日)。
料金は大人4,000円、小学生2,000円で、幼児は無料です。
1日の運行数は月によって異なります。1月は4回・2月は7回(そのうち2回は臨時便)・3月は14日まで5回、それ以降は4回(そのうち1回は臨時便)になります。乗船時間は1時間前後になりますが、流氷の状況によって変わることもあります。
当日の天候や、催行人数が少ない場合は欠航の可能性があるので、事前におーろら号のホームページ等で運航状況を要チェックです!
3.おーろら号乗り場までの行き方
おーろら号までどうやって行ったらいいの?と思う方もいるはず。真冬の北海道でもちゃんと移動手段はあります。
◎女満別空港から移動する場合
女満別空港からは【女満別空港線】というバスが出ています。
女満別空港線は冬期期間に限り、おーろら号ターミナルまで延伸されるので、空港から一本で移動することができます!
初日からおーろら号に乗船する方で、ホテルによらずそのまま移動していく方はこちらのバスを利用して移動するのがおすすめです。
◎網走市内から移動する場合
網走市内からおーろら号に向かう場合も【市内観光施設めぐり】というバスが通っています。
こちらもバスを利用すれば、網走市内や網走の人気観光スポットの網走監獄などからもバスが出ているので、ホテルからおーろら号に向かうときや、観光してからおーろら号に乗ろうとしたときにはこちらの市内観光施設めぐりバスをご利用することがおすすめです。
バス以外ですと、タクシーの移動になります。
タクシーだと高いのでは?と思うかもしれませんが、距離が2kmほどでそんなに遠くはないので、タクシーを使っても初乗り料金くらいで行くことができます。
4.服装は何着たらいい?
流氷シーズンの会場の気温は-10~0℃あたりまで冷え込みます。
そのため、できるだけ厚着をしてイヤーマフラーや手袋、帽子など防寒具も持っておくのがおすすめです。おーろら号船内は空調が聞いているのでご安心を!
5.おすすめの観光地
網走でおーろら号に乗って流氷を楽しむのはもちろん、他にも網走には観光スポットがあるので今回はおすすめを4つご紹介します。
すべて冬のシーズンでもお楽しみいただける人気スポットです。
一つ目は「オホーツク流氷館」。
オホーツク流氷館は、流氷とオホーツク海の生き物をテーマにした施設。2023年1月に展示がリニューアルオープンしました!
360度カメラで流氷下の景色を見ることができる流氷海中ライブや、流氷の天使とも呼ばれている「クリオネ」などの珍しい生物も展示しています。
クリオネは流氷が来る時期にしか見ることができないので、ここでみれるのはかなり貴重です!
他にも、「流氷幻想シアター」では400インチの5面シアターで映像に囲まれながら海の生き物たちを見ることができたり、
「流氷体感シアター」では、本物の流氷を触ることができたり、低緯度オーロラの再現を見れたり、特に大人気なのは、濡れたタオルを凍らせる「しばれ実験」。誰もが寒い所に行くと一度はやってみたい”タオル回し”がここでできます!
他にもオホーツク流氷館の名物「流氷ソフトクリーム」は必見!オホーツク海の塩を使った塩キャラメル味のソフトクリームです。
2つ目は「北浜駅」。
北浜駅は”流氷に一番近い駅”といわれている流氷シーズンに人気のスポット。
北浜駅はJR釧網本線の駅として現在も利用されている駅ですが、かなり小さく無人駅です。有名なだけあって、映画やドラマにも撮影場所として使われることも多いです。
駅舎の横には展望台があり、展望だからは冬の時期は流氷はもちろん、オホーツク海や知床連山も見渡すことできます!また駅舎の中には「停車場」という軽食&喫茶もあります。
JR釧網本線自体が、東北海道の大自然を走る全長約170kmの人気のローカル電車なので、電車に乗って流氷などの雪景色を見るのもいいですね。
3つ目は「網走監獄」。
網走監獄は網走の代表的な観光スポット。
「北海道開拓と監獄受刑者」をテーマにした野外歴史博物館。漫画"ゴールデンカムイ"の舞台としても使用されているので、聖地巡礼としても人気のスポット。
日本最古の刑務所でもある、歴史的な建造物です。監獄食堂では現在の網走刑務所のメニューを再現した監獄食を食べることもできます!
最後は「道の駅 流氷街道網走」。
網走川河口に位置する、オホーツク海や世界自然遺産の知床半島を一望できる道の駅「道の駅 流氷街道網走」。
1Fにはお土産販売コーナーがあり、待ち時間にゆっくりと買うことができます。2Fにはレストランもあるので、乗船時間の前後にランチを取ることも可能です。網走名物の鮭ザンギ丼も人気。席数が少ないので混みあう時間はご注意を。
また、観光案内所が併設されているので、観光情報を集めるのにもうってつけ。ここを拠点に網走を楽しみましょう!
6.もし流氷がなかったら?
もし流氷が当日なかった場合は、おーろら号自体運航はしますが能取岬までの海上遊覧船になります。
また欠航ではないので返金もありませんのでご注意を。欠航の場合はご返金対応となります。
欠航の場合は、基本的には運航可否の判断は1時間前に決定しますが、急な会場の変化によっては、受付後や出航直前に欠航が確定することもあります。
欠航が確定した場合でも連絡は来ないので、欠航になるかも?と思ったときは定期的におーろら号の公式サイトから運行状況の確認をしておきましょう。
7.さいごに
いかがでしたでしょうか。
今回は”おーろら号”について、詳しくご紹介してみました。一度はおーろら号に乗って生で流氷を見てみたい!と思って頂けたら嬉しいです。
人気の日程は埋まってしまうことが多いので検討されている方はお早目のご予約がおすすめです。
流氷を見るのは自然現象ということもあり、”運”次第なところもありますが、運を祈って一度チャレンジしてみてください!
またしろくまツアーでも流氷ツアー2024年版のツアーの発売も開始しています!もちろん、おーろら号の乗船券付のツアーも種類豊富にご用意しています。流氷ツアーのみならず、通常のツアーにオプションとしておーろら号の乗船券を付けることも可能です!
下記に流氷特集のツアーURLを貼っておりますので、是非チェックしてみてください!
最後までご覧いただきありがとうございます!
おーろら号詳細
期間 | 2024年1月20日(金)~2024年3月31日(金) |
---|---|
時間 | ・1/20-1/31 9:00/11:00/13:00/15:00 ・2/1-2/28 ★8:00/9:30/11:00/12:30/14:00/15:30/★16:45 ・3/1-3/14 9:30/11:00/12:30/14:00/15:30 ・3/15-3/31 9:30/11:30/13:30/★15:30 ※出航時間の15分前には乗船手続きをお済ませ下さい。 ※★印は臨時便となります。 ※予約数が15名以下の場合運休となることがあります。 ※乗船時間は1時間前後です。(流氷の状況による) |
料金 |
大人4,000円、小学生 2,000円 ※中学生以上は大人料金、幼児は無料になります。 ※当日のお支払いは現金のみです。 |
この記事を書いた人
- ホワイト・ベアーファミリー編集部こちらのコラムはホワイト・ベアーファミリー編集部スタッフや旅行商品の企画担当者、カスタマーサポートメンバーがセレクトした、気になる旅行情報や旅行に関連するお役立ち情報、観光地情報等を厳選してお届けしております!
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