北海道の方言。この言葉って、どんな意味?あらかじめ知っておきたくないですか?
日本の各地には、関西弁や東北弁、九州弁など、独特の方言があります。北海道の方言は、他の方言と比べると話題に上ることが少ないですが、実際に北海道を訪ねてみると、聞いたことがないような言葉を耳にする場面があります。
しかも、北海道では、本州などで使われている言葉が、違う意味で使われているケースもあるのです。北海道を訪れたときにスムーズに理解できるように、事前に北海道の方言について理解しておきましょう。
よく使われる北海道弁いろいろ
北海道でよく使われる方言には、どのようなものがあるのでしょうか。
「なまら」は「とても」と言う意味、「しばれる」は「非常に寒い」という意味です。「ばくる」は「交換する」という意味で使われます。
「こちょばしい」は「くすぐったい」という意味で使われますが、くすぐったいことを「こそばい」、「もそこい」という場合もあります。
「はんかくさい」は、ミスをした場合、ばかげたことをした場合に使われます。ちょっとしたミスでも使われる反面、非常識という意味でも使われるため、使用範囲が広い言葉です。
「あずましい」は「落ち着く」という意味ですが、「あずましくない」という場合は「落ち着かない」という意味になります。
北海道弁であいさつしよう!
北海道では、朝のあいさつは「おはようございます」、日中のあいさつは「こんにちは」で、標準語と同じですが、夜のあいさつは「おばんでした」となります。
なお、「おばんでした」を丁寧な言い方に変えると「おばんでございます」となります。
また、北海道では「さようなら」や「バイバイ」など、別れるときのあいさつは「したっけね~」と言います。
食べ物の名前が北海道弁!どんな意味?
食べ物の中には、北海道弁で表現されるものがあるのです。
「とうきび」は「とうもろこし」を意味し、「ごしょいも」は「ジャガイモ」を意味します。「おつゆ」と言えば「味噌汁」のことです。味噌汁は「みそつゆ」と呼ばれることがあります。
そして、「あきあじ」は、北海道では秋に収穫される鮭を意味します。
また、北海道のオリジナルな食べ物に「ザンギ」があります。「ザンギ」とは、鶏肉に醤油やショウガ、ニンニクで下味をつけて揚げたものです。しかし、ザンギは唐揚げとほとんど同じものであるために、唐揚げをザンギと呼ぶ場合があります。
そのほか、北海道で「冷やしラーメン」と言えば、「冷やし中華」のことです。山形県には、夏になると冷たいスープでラーメンが味わえる「冷やしラーメン」がありますが、北海道での冷やしラーメンは、それとは別物です。
標準語で使われる言葉 北海道では別の意味に!
標準語で一般的に使われている言葉も、北海道では別の意味として使われる言葉があります。
例えば「ガス」という言葉は、「霧」という意味で使われています。霧が立ちこめている様子を「ガスかかる」と言います。
そのほか、北海道では「ボブスレー」を「プラスチック製のそり」の意味で使う場合があります。なお、この表現は、1972年の札幌オリンピックのときに子供だった世代に限定されており、年配の世代と若い世代は使わないことが多いです。
北海道限定!オリジナルな言い回し
北海道限定のオリジナルな言い回しに「自学」があります。これは、「自動車学校」の略語です。自動車学校は、全国各地で異なる言い方をしますので、調べてみると面白いです。
そのほか、北海道オリジナルの表現として、手袋をはめる場合に「手袋を履く」と言うほか、米を水に浸しておくことを「米をうるかす」と言います。
また、ゴミを捨てることを「ゴミを投げる」と言います。ゴミに関連した言い回しでは、町内のゴミ集積場を「ゴミステーション」と呼んでいます。
こうしてみてみると、北海道弁は意外にたくさんあることが分かります。北海道を旅行する前に、北海道弁を理解しておくと、北海道の旅がより一層楽しくなるかもしれませんね。
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