これが動物の「生」の姿!旭山動物園の見せ方がすごい!
次のお休みはどうしますか?お天気が良ければ、モフモフした毛や可愛らしいお昼寝姿を眺めに動物園に行くのはいかがでしょう。
道央にある「旭山動物園」は、毎年全国から多くの人が訪れる人気の観光スポット。コアラやパンダといったスター選手がいるわけでもない、ごく普通の動物園なのですが「見せ方」がじつに面白いと評判です。
園内には26箇所の放飼ゾーンがあり、その中で137種類730点の動物が暮らしています。檻の外からただ眺めるのではなく、動物の動きを見て楽しむ「行動展示」がこの動物園の魅力。
ユニークな角度から観察する放飼場や、食事の様子を見る「もぐもぐタイム」、さらには飼育スタッフが書いた紹介看板など、動物の「素顔」を見るための工夫がいっぱい。
この記事では動物との距離がグッと近くなる見どころや楽しみ方、園内グルメについてもご紹介します。
動物のイキイキとした様子が見られる「行動展示」。「あざらし館」には筒状になった水槽があり、その中を楽しそうに往復するアザラシを至近距離から観察できます。ときどき立った状態のまま、こちらをボーと見ていることも。急いで隣に立てば、全長160~170cmほどあるゴマアザラシとの背比べができます。
また屋外放飼場には、漁船や消波ブロックが置かれており、野生で暮らすアザラシの様子を垣間見ることもできます。
「共生展示」で見ておきたいのは、「くもざる・かぴばら館」です。のんびり屋のカピバラと同じ放飼場で生活するのは、活発でやんちゃなクモザル。
「喧嘩しないの?」と心配してしまいますが、生活空間が違うので大丈夫です。イタズラなクモザルがちょっかいを出すことがあっても、カピバラはのほほんとしています。
動物たちは早起きです。より活発に動く様子を観察するためには、開園と同時に見て回るのがベスト。とくに人気のある「あざらし館」「ほっきょくぐま館」「ぺんぎん館」。こちらは西門に近いところに固まっているので、そこからのスタートがおすすめです。
「ぺんぎん館」では、大きさや模様、そして性格も違う4種類のペンギンたちが仲良く暮らしています。水中トンネル内での「もぐもぐタイム」では、チューブ状になった水槽の中で、エサを追ってロケットのように泳ぐペンギンの姿。陸上で見るユーモラスな動きとは大違いです。
また運が良ければ、園内をヨチヨチと散歩する姿を見ることができるかも。運動不足解消のために行われる30分のお散歩は12~3月までのイベントです。
普段はのんびりお昼寝が多いホッキョクグマですが、大好きな「もぐもぐタイム」では別の顔を見せてくれます。巨大水槽に投げ込まれたエサに向かってドボーン!見事なダイブとスイスイと泳ぐ姿には驚かされます。
至近距離から見たければ、屋外放飼場にあるシールズアイから覗いてみてください。ノシノシと歩く巨体を間近に見ることができます。
「もぐもぐタイム」の予定は日によって変わります。入園時には各門に掲示してある予定表のチェックをお忘れなく。
動物たちのもぐもぐ姿を見た後は、人間のもぐもぐタイムにしませんか?園内には「動物園中央食堂」「旭山動物園くらぶ正門売店」など、食堂や売店が8箇所にあります。
ご当地メニューがそろっているのは「ZOOキッチン CoCoLo」。北海道の味「ジンギス飯」や「旭川しょうゆラーメン」はいかがでしょう。もしくは、ラム肉入り「旭川まん」や「えぞ鹿肉メンチカツ」をテイクアウト。青い空の下、ベンチで食べるお手軽ランチもいいものです。
デザートが欲しくなったら、「斉藤牧場のソフトクリーム」をぜひどうぞ。無農薬の牧草で育った牛のお乳で作られたソフトクリーム。味が濃すぎて、食べ終わった後は喉が渇くほどです。
訪れるたびに、動物の新しい表情が発見できる「旭山動物園」。のんびり幸せな動物たちの暮らしを、ちょっと覗きに出かけませんか?
住所:旭川市東旭川町倉沼
(画像はphotoACより)
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