コラム−注目すべき札幌の春の祭りは!?
2月の札幌は真冬。3月もまだ冬。3月下旬から雪が溶け始め、4月にあらかたなくなり、ゴールデンウィークには梅も桜もいっぺんに咲いてようやく春が来ます。この期間に札幌で開催される祭り(および祭りに準じたイベント)をご紹介します。
平岡公園梅まつり
まずは、平岡公園梅まつり。札幌に春を告げるイベントとして長年市民に親しまれています。平岡公園は札幌市郊外にある公園。66ヘクタールを超える広大な敷地西側に梅林があり、約1200本の紅白梅が植えられています。
5月上旬から下旬にかけて見頃を迎え、待ちに待った春を堪能しに、例年10万人もの花見客が訪れます。期間中に臨時出店される売店では、梅林ソフトクリームや梅林そばなど、梅にちなんだ商品が限定販売されます。
■アクセス■
地下鉄東西線「新さっぽろ」駅、JR千歳線「新札幌」駅から、中央バス・JR北海道バスで「平岡6条4丁目」で下車、徒歩5分。
札幌ラーメンショー
全国各地の有名ラーメン店が一堂に会して腕を競う催しです。会場は大通公園西8丁目。日本ラーメン協会が開催するこの催しは、平成21年の東京、平成25年の福岡に続いて札幌が全国3都市目となります。
ラーメンは、食券による販売のみで現金払いはできません。食券は、全国のセブンイレブンで購入することができます。前売り、当日共に税込み800円です。
■アクセス■
地下鉄南北線・東西線「大通」駅から徒歩5分、東西線「西11丁目」駅から徒歩3分
さっぽろライラックまつり
ライラックは札幌市の木。「さっぽろライラックまつり」は、札幌の春の催し代表格です。60年近い歴史があるこの祭りも、春を告げるイベントとして札幌市民に親しまれています。大通会場には約400本のライラックが咲き、初日にライラックの苗木がプレゼントされる他、音楽祭、野だて、スタンプラリーなどが催されます。
第50回から新たに会場となった川下会場(白石区川下公園)では、200種、約1700本もの「ライラックの森」が見所です。川下会場でも、ライラックツアー、コンサートなどのイベントが行われます。
■アクセス■
大通会場:地下鉄南北線・東西線「大通」駅
川下会場:地下鉄東西線「白石」駅から中央バスで「川下公園前」下車、徒歩1分他
YOSAKOIソーラン祭り
高知のよさこい祭りに感動した一人の北大生が、仲間を募って1992年に始めた「YOSAKOIソーラン祭り」。踊り手は揃いの衣装を身にまとい、鳴子を手にソーラン節に合わせて息の合った踊りを披露します。市内各所の会場が、踊りの熱気に包まれた舞台へと変わります。
踊りのルールは、鳴子を持って踊ることと、曲にソーラン節のフレーズを入れること。この2つさえ守れば踊り・曲・衣装などは自由です。
札幌市内各所で踊りが繰り広げられますが、主な会場は、大通南北パレード会場、メインステージ(大通公園西8丁目)、ワオドリスクエア(大通公園西7丁目)、北のふーどパーク(大通公園西5丁目、6丁目)の4カ所です。
北海道神宮例祭(札幌まつり)
通称「札幌まつり」と呼ばれるこの祭りは、北海道神宮の例祭で、100年以上の歴史があります。開催日は例年6月14日から16日の3日間。14日の宵宮祭から2日続けて本殿前で「奉納行事」が行われ、「古式大的式」や「三条神楽」などが奉納されます。他に、境内や中島公園に数多くの屋台が並び、祭りの雰囲気を盛り上げます。
16日は祭りのクライマックスである「神輿渡御」です。笛や太鼓の音に乗って、万燈と呼ばれるお囃子を先頭に、神輿や山車を中心とした平安絵巻さながらの大行列が札幌市内を練り歩きます。祭りを最高潮に盛り上げた行列が、夕方に北海道神宮に戻ると、札幌に夏の訪れを告げる行事として、古くから札幌市民に親しまれてきた札幌まつりは閉幕します。
■アクセス■
北海道神宮:地下鉄東西線「円山公園」駅下車、徒歩15分
中島公園:地下鉄南北線「中島公園」駅下車
まとめ
観光シーズンには少し早い時期ですが、札幌の春と祭りとを楽しんでみませんか。北海道ならではの爽やかな気候も魅力です。ただし、「リラ冷え」ということもあるので、防寒の用意もお忘れなく。
(画像は写真ACより)
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