チーズの製造を見学できる!富良野チーズ工房へ行こう!
北海道のおへそ、道央。ここにチーズ好きなら絶対に立ち寄りたい観光スポット「チーズ公園」があります。
青々とした芝生に白樺の木が立ち並ぶこの公園までは、JR富良野駅から車で約10分。パッと開けた園内には、「チーズ工房」「手作り体験工房」「アイスミルク工房」「ピッツァ工房」という4つの施設があります。
今回はその中の「富良野チーズ工房」、チーズ製造の見学やショッピングが楽しめるこの施設についてご紹介します。北海道ならではのおいしい体験をご一緒しましょう。
1Fで製造見学、2Fでチーズ学習
大きな切妻屋根をもつ「富良野チーズ工房」は、2Fの正面部分がガラス張りになっていて現代風山小屋といったところ。とてもおしゃれな外観です。
中に入ると1Fにチーズの製造工程の見学ゾーン、2Fには「乳製品伝承室」やオリジナル食品の直売コーナーがあります。工房のチーズは地元の牧場から直送された新鮮な牛乳で作られています。見学ゾーンでは、そのチーズの製造室や熟成庫をガラス越しに見ることができ、棚に仲良く並ぶ熟成中のチーズも観察できます。
2Fにある「乳製品伝承室」には、チーズの歴史やチーズ作りに使う道具の説明パネルや展示があります。「なるほど」となるチーズ雑学をたくさん仕入れて帰りましょう。
またアニメの中でピーター少年が運んでいた「乳缶」や、昔のチーズ作り用の大鍋も置いてあり、まるでハイジの山小屋のようです。そして伝承室の中で大きな存在感を放つのは実物大の牛の模型。お乳には特殊加工がしてあり、なんと乳しぼり体験ができるのです。
チーズの試食ができる直売コーナー
直売コーナーに並ぶのは、出来立てのチーズやフレッシュな牛乳。販売されているのは北海道の豊かな土地が生んだ良質なものばかりです。
ぜひ味わっていただきたいのは、ノンホモ低温殺菌処理された「ふらの牛乳」。「ノンホモ」とは無均質という意味。通常の牛乳は、牛乳内の乳脂肪分が均一になるように加工されているのですが、「ふらの牛乳」は絞ったまま。
ですので蓋を開けると瓶の口周辺にはクリーム成分が浮いていて、飲むとクリーミーなおいしさが飛び込んできます。それでいて後味はスッキリ。クセになる自然なおいしさをどうぞご賞味あれ。
そんな新鮮な牛乳で作られたチーズもまた味が濃くクリーミーです。試食コーナーでは5種類のチーズが味見できます。
「ワインチェダーチーズ」は、赤ワインがマーブル状に入った珍しいチーズ。富良野市と酪農学園大学の共同研究によって誕生しました。
食べ頃は冷蔵庫から出して、20分経ったころ。チーズの芳香とともに赤ワインの香りも立ち上がり、口に含むと幸せな香りが鼻から抜けていきます。加熱してもおいしいので、トーストに乗せて焼けば、贅沢な一品の完成です。
ゴーダタイプのチーズに地元産のロースト玉ねぎを混ぜ込んだ「たまねぎ」は、おつまみにピッタリです。香りが高いので、料理の仕上げに使えば、普段のレシピに華やかさが加わります。
他にも、ソフトな触感の「ホワイト」、クリーミータイプの「メゾン・ドゥ・ピエール」、白と黒のコントラストが楽しいいかすみパウダー入りの「セピア」などがあります。
手作り体験でチーズをお持ち帰り
チーズは買うばかりではありません。「手作り体験工房」で手作りすれば、作りたてのマスカルポーネチーズをお持ち帰りすることができます。
材料は牛乳と生クリーム、そして乳酸だけ。材料をお鍋で加熱し、ガーゼでギュッと絞ります。ゴムベラでなめらかにしてから、仕上げの塩を振って完成です。サラダに入れてもよし、煮込み料理にかけてもよし、フレッシュチーズのおいしさを堪能しましょう。
手作り体験は他にも「バター」「アイスクリーム」「パン」といったメニューがあり、事前に予約をすればお好きなコースが選べます。
富良野は景色がよいばかりでなく、自然の恵みをふんだんに受けて育った食材がたくさん。ギュッと凝縮した自然を味わいに、「富良野チーズ工房」にお出かけしてみてはいかがでしょうか。
(画像はphotoACより)
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