杉並木と建物が美しい!フォトジェニックなトラピスト修道院
トラピスト修道院
北海道の道南地方の中核都市である函館市には異国情緒漂う街並みや建物、スイーツなどフォトジェニックな場所がたくさんあります。
そんな函館市郊外には女子観想修道院として創立されたトラピスチヌ修道院があります。函館市の観光地として外せないスポットとなっていますが、函館市の隣に位置する北斗市にはトラピスト修道院があります。
トラピスチヌ修道院とトラピスト修道院は名前が似ていることもあり、混同する人が多くいますが異なります。どちらもカトリックの修道会である厳律シトー会の修道院ですが、トラピスチヌ修道院は女子修道院であり、トラピスト修道院は女人禁制の男子修道院です。今回はトラピスト修道院をピックアップします。
トラピスト修道院
明治29年に創立された修道院で、厳律シート会燈台の聖母トラピスト修道院が正式名称です。日本初のカトリック男子修道院として有名です。修道院とはイエスキリストの教えに従い規律を守りながら修道士が共同生活を営む場です。
「祈り、働け」の教えの通り、朝は3時30分に起床して1日を始め、作業や祈りをして過ごし20時に就寝します。修道士は俗世と離れ、厳しい規律に従って生活を送っています。
事前予約で男性のみ内部見学可能
修道士を見かける機会はほとんどありませんが、現在でも修道士が生活をする修道院です。函館市内にある観光スポットになっている教会のように気軽に聖堂内に入っての見学はできません。正門まで行き、外観のみの見学なら可能です。厳粛な雰囲気が漂っています。
男性のみ事前予約をすることで内部見学ができます。往復葉書で申し込みをする必要があります。見学が許されるのは少人数の1組のみで、更に見学できる曜日や時間は毎週火曜日の14時からだけに限られています。尚、資料展示室やルルドの洞窟など女性も見学ができる場所があります。
トラピスト修道院で人気のお土産
トラピスト修道院には人気のお土産があります。修道院の売店があるので訪れて購入することができる他、駅や空港の売店、通販でも手に入ります。トラピスト修道院製酪工場で製造されています。
トラピストバターとトラピストクッキー
トラピストバターは英語と片仮名による修道院名の表記と修道院の写真が入ったパッケージが特徴的です。修道院の創建時から開拓が進められ、道南地方で牧畜や酪農が行われてきました。トラピストバターは明治時代から作られている発酵バターで、現在も当時の製法が守られています。
トラピストクッキーは昭和11年に誕生したクッキーです。トラピストバターを使って作られたクッキーで函館土産として有名です。サクッとめ、溶けるような食感と口の中に広がる甘味を楽しめます。他にもジャムやバター飴など人気製品がたくさんあります。
ソフトクリーム
2011年から販売が始まったトラピストバターを使ったソフトクリームも名物となっています。ワッフルコーンとソフトクリームの組み合わせが良く、更にスプーン代わりとなるトラピストクッキーも良い仕事をしています。直営店のみの販売となっており、時期は4月下旬頃から10月末頃に限られています。
写真撮影も楽しいトラピスト修道院
トラピスト修道院は写真撮影が禁止された場所もありますが、トラピスト修道院に続く並木道とレンガ造りの建物が美しいトラピスト修道院の景色はとてもフォトジェニックで写真撮影におすすめです。
坂を上ってトラピスト修道院側から並木道を見下ろすと海も見えます。企業のテレビコマーシャルで使われるなどとても絵になる風景です。お土産が人気のトラピスト修道院ですが、四季折々の風景や修道院ならではの雰囲気も楽しんでみて下さい。
(画像は写真ACより)
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