気付けば童心に!モエレ沼公園で1年を通して楽しもう!
モエレ沼公園は、イサムノグチの「全体をひとつの彫刻作品とする」というコンセプトのもと、2005年にオープンした日本を代表する公園の1つです。広大な園内には、120もの遊具や噴水、滑り台などがあり、自然とアートが調和した美しい景観を四季折々楽しむことができます。季節を感じられるモエレ沼公園の遊び方をまとめました。
春のモエレ沼公園
【3月】
まだ積雪がありますが、公園内の樹木はすでに春を感じ始めています。銀世界の園内を散策して植物の冬芽を見つけてみてはいかがでしょうか。公園スタッフによるガイドツアーもあります。
【4月】モエレ沼の周辺には南で越冬していた鳥たちが続々と集まります。バードウォッチングをするならこの季節、新たな鳥に出会えるかもしれません。
【5月】桜が満開の時期。お花見をしに多くの市民や観光客が集まります。公園の樹木管理サポーターの皆さんが2300本もの桜の木が植えられた桜の森を案内してくれる、桜ツアーは毎年人気のイベントです。
【レンタサイクル】
4月末から11月上旬まで、レンタサイクルができます。普通車は2時間200円、P1駐車場内で貸し出しています。大人用が70台、子供用が40台が用意されています。
【海の噴水】4月末から10月末まで、公園の中央にある直径48mの巨大な噴水の運転が行われます。
1日3~4回、40分と15分のプログラム構成でダイナミックに水が動き、それは生命の誕生、宇宙を表現しており、まるで「水の彫刻」のようです。
夏のモエレ沼公園
【6月】
マラソンやトライアスロンの大会が開催されます。健康促進に参加してみてはいかがでしょうか。
【モエレビーチ】
6月から9月までは、モエレビーチがオープンされます。緩やかなすり鉢状の浅い池からは、美しい波紋を描きながら水が湧き出しています。夏は大勢の子供達で賑わう人気場所です。
【7月】
札幌では、札幌シティジャズが開催され、街中に音楽が流れている季節ですが、モエレ沼公園でもサマーコンサートが開催されます。
【8月】
小中学生のサイクルロードレースが開催されます。また、8月から10月までに開催される札幌国際芸術祭では、モエレ沼公園も会場の1つになっています。
秋のモエレ沼公園
【9月】
毎年恒例のモエレ沼芸術花火大会が開催されます。遮るもののない公園の夜空を芸術的な花火が彩ります。
【10月】
公園は樹木が紅葉し始め、秋本番を迎える紅葉狩りのシーズンの始まりです。公園スタッフのガイドツアーも開催されます。この季節、特に気持ちの良いのがウォーキングです。みんなで歩くウォーキングイベントも開催されています。
【プレイマウンテン】
モエレ沼公園を訪れた人が皆、誘われるように緩やかなスロープを登るとそこは、プレイマウンテンの頂上になります。イサムノグチが、彫刻を大地に関連付ける彫刻的風景の原型と考えた作品です。山頂からは雄大な北海道の風景を眺めることができます。
【11月】
室内でのコンサートやクラフト作り、親子で楽しめるイベントなどがガラスのピラミッドで多数開催されます。
【ガラスのピラミッド】
ガラスのピラミッドは公園を象徴するモニュメントであり、公園の文化の拠点となっています。館内にはレストランやキャラリーがあり、コンサートやダンス、展覧会が年間を通して開催されています。
冬のモエレ沼公園
【12月】
積雪もあり、ウィンターシーズン到来です。クリスマスに向けてガラスのピラミッドで、クラフト作りやコンサートが開催されます。
【1月】
イサム・ノグチの代表作、照明器具Akariシリーズの展覧会が開催されます。
【ウィンタースポーツ用品のレンタル】
1月から3月までは、ウィンタースポーツ用品のレンタルが始まります。貸出場所はガラスのピラミッド1Fです。歩くスキー、スノーシュー、ソリ、長靴の貸出があります。
【モエレ山】
モエレ山はモエレ沼公園の最大の造形物です。山頂部分は札幌市内をみわたせる展望台になっており、山頂からスキーやソリで遊ぶのに人気の場所です。
【2月】
モエレ山爆走ソリ大会が毎年開催されています。段ボールを使ったオリジナルのソリを使用し、仮装して滑るパホーマンスなどもあり大変盛り上がるイベントです。表彰はタイムレース上位10位までの他、パフォーマンス賞、飛び賞、参加賞もあります。
イサム・ノグチについて
イサム・ノグチは、1904年に日本人の父とアメリカ人の母との間にロサンゼルスで生まれ、幼少期を日本で過ごしました。彫刻家としてすぐに活躍し始め、戦後は有名な「ノグチ・テーブル」や照明の「あかりAkari」シリーズをデザインするなどインテリアデザイナーとしても活躍します。
また、横浜にあるこどもの国遊園地の設計、日本万国博覧会の噴水、東京の最高裁判所の噴水など多くの作品を世界中に残しています。モエレ沼公園を設計したのは1988年の晩年で、公園全体を一つの彫刻作品に見立てたノグチの最大規模の作品で集大成とも言える作品でした。しかし、完成を観ることなくニューヨークで亡くなり、モエレ沼公園はイサム・ノグチの遺作となりました。
モエレ沼公園までのアクセス
所在地:北海道札幌市東区モエレ沼公園1-1
札幌駅からのアクセスは、地下鉄東豊線「環状通東駅」下車したら、路線バスに乗り継ぎ「あいの里教育大駅」または、「中沼小学校通」行きで、およそ25分「モエレ沼公園東口」下車すぐとなります。
(画像はイメージです)
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