日本一の広さを誇る湿原、釧路湿原で様々な動物を観察しよう!
北海道で広さを満喫したいなら釧路湿原!
かつて、全日空のコマーシャルで「でっかいどお。北海道。」というのがありました。
たしかに北海道はでかいです。どのくらいでかいかというと、東北6県に新潟県と富山県を足してようやく北海道の面積を超える、というくらい広いのです。
さて、その北海道東部に釧路湿原という湿原があります。もちろん広さは全国一。
山手線が3つ半入るほどの広さがあります。ただ広いだけではなく、動植物の宝庫です。
釧路湿原でさまざまな動物を観察してみましょう!
釧路湿原ってどんなところ?
最初に、釧路湿原について簡単におさらいしておきましょう。
釧路湿原は、道東の釧路市、釧路町、標茶町、鶴居村の4市町村にまたがる湿原です。
総面積22,070haのうち、7,863haがラムサール条約に登録されています。
また、湿原と周囲の丘陵地が釧路湿原国立公園に指定されています。
湿原内には釧路川が蛇行しながら流れ、多種多様な動植物が生息しています。
哺乳類39種、爬虫類5種、両生類4種、魚類38種、鳥類は約200種、昆虫類は約1,100種にものぼるといわれます。
釧路湿原を代表する動物といえばタンチョウヅルです。国の特別天然記念物。他にも、
エゾシカやキタキツネ、オジロワシが見られます。釣り好きにはイトウが有名です。
湿原なので、植物はヨシやスゲ、ハンノキ、ミズゴケなどが多いそうですが、湿原とその周辺では700種以上の植物が見られるといいます。
湿原内には展望台が5箇所ある他、6つの遊歩道が整備されており、心ゆくまで大自然を満喫することができます。
会える確率の高い動物は?
釧路湿原では、季節にもよりますが、エゾシカ、キタキツネ、タンチョウヅルはわりと出会える確率が高いといわれています。エゾシカ、キタキツネは釧路湿原といわず北海道のそこかしこで目にすることができます。
タンチョウヅルは、国の特別天然記念物として保護されてきたため、個体数も増えたといいます。渡り鳥ではないので、一年を通して釧路湿原のどこかにいます。
しかし、夏場は人間が足を踏み入れることのできない湿原の奥に生息しているのでなかなか見ることができません。冬になってエサが不足してくると給餌場に集まって来るので、鶴居村の鶴居・伊藤タンチョウサンクチュアリなどへ行けばほぼ確実に見ることができるでしょう。
釧路湿原はハンパなく広いので、どこに行けば何が見られるというのはないようですが、各所の展望台や散策路に足を運べば、何かしらの動物・野鳥には出会うことができるようです。動物に出会う確率をさらに高くするには、ガイドツアーに参加すると良いでしょう。
展望台
釧路湿原にある展望台は、釧路市湿原展望台、細岡展望台、北斗展望地、コッタロ湿原展望台、サルボ・サルルン展望台の5箇所です。かいつまんでご紹介いたしましょう。
釧路湿原展望台
「ヤチボウズ」という湿原の植物を模して建てられた展望台です。釧路湿原の成り立ちが紹介され、幻の魚「イトウ」などを見ることができます。一周約2.5kmの遊歩道があり、途中にはサテライト展望台が設けられています。
住所は、北海道釧路市北斗6-11、JR釧路駅から車で約30分です。
細岡展望台
釧路湿原のポスターで用いられる釧路川の蛇行を眼下に望めます。釧路湿原で人気の展望台のひとつです。
住所は、北海道釧路郡釧路町字達古武22-9、JR釧路駅から車で約40分です。
散策路
釧路湿原内の散策路は、釧路市湿原展望台の遊歩道、温根内木道、シラルトロ湖の遊歩道、細岡展望台の遊歩道、達古武夢ヶ丘歩道、塘路湖畔歩道・フィトンチッドの森歩道の6つです。こちらは、代表格をひとつご紹介いたしましょう。
温根内木道
釧路湿原の西側にある、温根内ビジターセンターを出発点とする木道です。500mから3kmまで3つのコースがあります。木道沿いに、湿原ならではのさまざまな植物や花を観察できる他、アカゲラやタンチョウなども見られます。さらに、夏にはヘイケボタルが舞うところを見られます。
住所は、北海道阿寒郡鶴居村温根内、JR釧路駅から車で約40分です。
まとめ
広大な釧路湿原。湿原に生きる動物を求めて、車を借りて一巡りしてみてはいかがでしょう。
(画像は写真ACより)
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