北海道三大温泉にも選ばれる名湯!道南に宿泊するなら湯の川温泉へ!
北海道は、日本でいちばん温泉地の数が多い都道府県でもあることをご存じですか。
環境省が発表した「平成28年度温泉利用状況」によると、平成29年3月時点での温泉地数は245か所で、2位の長野県より30か所も多くなっています。また、源泉の総数は全国4位となっています。
たくさんある温泉地の中でも「北海道三大温泉」とよばれるのが、登別温泉、定山渓(じょうざんけい)温泉、そして湯の川温泉です。このうち函館にある湯の川温泉は、函館に宿泊する観光客の約半数が湯の川温泉に宿泊するというほど、函館観光に欠かせない温泉です。
この項目では、湯の川温泉の魅力をたっぷりとご紹介していきます。
湯の川温泉の歴史
湯の川温泉のはじまりは、江戸時代前期の承応2年(1653年)、松前藩第9代藩主が難病をした折に、この地で湯治をして全快したことにあると考えられています。その後、病の全快のお礼として、松前藩が湯倉神社に薬師堂を再び建立し、鰐口を奉納しました。
箱館戦争のときには、旧幕府軍の榎本武揚も温泉に浸かり、また傷ついた兵士を湯の川温泉で癒やしたと言われています。その後、明治18年(1885年)に温度が100度以上、毎分140リットルも湧き出る温泉が掘り当てられると、湯治場ができ、観光客でにぎわうようになりました。
戦前は景勝地として人気を博した湯の川温泉ですが、現在も函館観光の目玉スポットのひとつとして、多くの観光客に親しまれています。
湯の川温泉の効能
湯の川温泉は、ナトリウム・カルシウム塩化物を豊富に含む温泉で、無色・無臭です。源泉の温度は65度のため、適温にするため施設ごとに加水しているようです。
湯の川温泉は、湯冷めしにくいので冷え性に効果があると言われています。また、浴用適応症として切り傷ややけど、胃腸病、肩こり、腰痛、疲労回復などが挙げられています。
おすすめの宿泊施設
【湯の川プリンスホテル渚亭】
2018年7月にリニューアルオープンしたばかりのリゾートホテルです。露天風呂付きの客室が115部屋もあり、海側の客室は津軽海峡を臨むことができ、眺めがよいのが特徴です。ホテルでのお食事はビュッフェスタイルで、職人によるライブキッチンも楽しめます。
★ 湯の川プリンスホテル渚亭 ホームページ:http://nagisatei.info/
【割烹旅館 若松】
大正11年(1922年)創業の、老舗旅館です。昭和天皇が利用したこともある宿で、最近では「ミシュランガイド北海道」で1つ星を獲得しています。旬の食材を、食材にあった器で提供する伝統と格式のある割烹(かっぽう)旅館です。
★ 割烹旅館 若松 ホームページ:http://www.wakamatsuryokan.com/
【函館湯の川温泉 ホテル万惣】
こちらのホテルは多種多様な温泉を楽しめるのが魅力です。露天風呂、寝湯、壺(つぼ)湯など、さまざまなスタイルで湯の川温泉を堪能できます。食事はビュッフェスタイルで、近海でとれた海産物や五島軒のビーフカレーなど、函館の名物を存分に楽しめます。
★ 函館湯の川温泉 ホテル万惣 ホームページ:https://www.banso.co.jp/
ほかにも利用したい 道南の温泉
函館のある道南地方には、ほかにもすばらしい温泉があります。
恵山岬温泉
函館から約1時間の岩礁海岸にある、海を見渡せる温泉です。恵山岬温泉で利用したいのは水無海浜温泉。太平洋の片隅にある、自然たっぷりの温泉です。満潮時は海で隠れてしまうため、干潮の時間のみ入れる変わった温泉です。混浴のため、利用の際は水着を忘れずに。
大沼温泉
大沼国定公園の中にある温泉で、西大沼温泉と東大沼温泉に分かれます。特に東大沼温泉は歴史があり、江戸時代中期に書かれた書物にも出てくるそうです。東大沼温泉で、明治時代から続く旅館 留の湯は源泉掛け流しの宿で、日帰り利用も可能です。
まとめ
北海道三大温泉」にも数えられる湯の川温泉は、函館に来たら入っておきたい温泉です。また、道南には海や湖畔の美しい景色を楽しめる絶景の温泉地がありました。自然をたっぷりと感じられる温泉めぐりを楽しんでみてはいかがでしょうか。(画像は写真ACより)
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