ワイン好き必見!札幌から行ける田園の中のワイナリー
梅雨がなく、夏も湿度が低くて昼夜の温度差がある北海道の気候は、ヨーロッパ系葡萄の栽培にとって最適な条件。北海道はヴィニフェラ系という醸造用葡萄の生産では日本一です。
北海道各地にあるワイナリーの中から、札幌から気軽に行ける範囲のワイナリーをいくつかご紹介いたしましょう。
札幌市内
大都市札幌の市内になんとワイナリーがあるのです。市内に3カ所あるワイナリーからひとつご紹介します。
『八剣山ワイナリー』
札幌から定山渓温泉に向かう途中に見える八剣山。切り立った岩が山頂にそびえる独特の姿をした山の麓にあるのが八剣山ワイナリーです。
地質の研究と改良を行ったうえで欧州種を中心に約20種類の品種を育成しているそうです。八剣山を遠くに眺め、赤い醸造所の建物が緑のワイン畑にみごとにマッチしています。
オススメは夏に味わう冷やしたロゼと、冬にストーブのそばで楽しむ、個性の出始めた赤。ワインだけでなくシードルやフルーツジャムも作っています。
住所:札幌市南区砥山194-1
公式サイト:http://hakkenzanwine.com/
アクセス(自動車):札幌駅から国道230号線(石山通)経由で約22km、約45分。
小樽
運河が人気の小樽。実はワインの町でもあるのです。
『おたるワインギャラリー』
小樽に本社を置く、北海道ワイン株式会社の小樽醸造所に併設されている施設です。予約なしでも醸造所の見学ができます(団体は要予約)。
ギャラリーではいろいろなワインが無料で試飲でき、さらに、プレミアムワインBARでは、海を望めるカウンターで小樽地元のつまみと共に、受賞ワインや限定ワインを味わうことができます(有料)。
住所:小樽市朝里川温泉1丁目130番地
公式サイト:http://www.hokkaidowine.com/contents/gallery/index.html
アクセス(自動車):札幌駅から札樽自動車道経由で約37km、約50分。
空知
空知というのは北海道内のエリアの名称で「そらち」と読みます。札幌の北東一帯。豪雪地帯として知られています。かつて炭鉱で栄えましたが、今では広大な石狩平野に田園が広がる農業地帯。十数年ほど前からワイン作りをする人が増え、日本ワインの新たな名産地になりつつあるといいます。
『宝水ワイナリー』
空知支庁が置かれている岩見沢市にあるワイナリーです。100年以上続く稲作農家が転作の一環として丘陵で栽培していた葡萄。その葡萄畑の美しさを見た市長が、岩見沢にワイン産業を根付かせたい考え、市の補助事業として葡萄栽培に乗り出し、その後、地域の農家が出資して宝水ワイナリーが誕生しました。
まだ歴史の浅いワイナリーですが、「テロワールの溶け込んだ手工芸のワインを」をモットーに本格的なワイン造りに取り組んでいます。テロワールとは、生育地がワインに与える個性のこと。宝水ワイナリーのテロワールで重要なのは雪。雪が宝水町の葡萄に大きな影響を与えているのです。
住所:岩見沢市宝水町364番地3
公式サイト:http://housui-winery.co.jp/
アクセス(自動車):札幌駅から道央自動車道経由で約56km、約60分。
『鶴沼ワイナリー』
小樽ワインの北海道ワイン株式会社が所有する葡萄農園のひとつです。広さは約450haにおよび、ワイン用葡萄栽培農園としては日本最大。ヨーロッパのワイン産地と同じように、南西斜面に限りなく葡萄の垣根が広がっています。
ここでは、北海道ワイン株式会社の最高品質ワイン『鶴沼』が作られています。2007年産「鶴沼トラミーナ」は、2009年の国産ワインコンクールで、北海道ワインとして2回めの金賞を受賞した逸品です。
住所:樺戸郡浦臼町字於札内428−17
公式サイト:http://www.hokkaidowine.com/index.html
アクセス(自動車):札幌駅から道央自動車道経由で約90km、約90分。
まとめ
いかがでしたか。札幌からちょっと足を伸ばすだけで魅力的なワイナリーがいろいろあります。
他にも、余市、千歳、函館そして十勝。ワインに合う美味しい食事も盛りだくさん。ワイン好きは北海道に行くべしです。
(画像はPixabayより)
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