厳しい寒さで知られる日本最北端の地 北海道・道北の温泉で体を温めよう!
北海道の最北端 道北の人気ある温泉はどこ?
北海道の宗谷地方と上川地方、留萌地方にあたる道北エリアは、北海道を代表する、魅力ある観光地が多いことでも知られています。
有名な観光地としては、動物の生き生きとした姿を見学できる旭山動物園や、ドラマ『北の国から』の舞台として人気の高い富良野、日本最北端の絶景を楽しむことができる稚内、さらに緯度が高いことから多くの高山植物を見ることのできる礼文島(れぶんとう)と利尻島(りしりとう)があります。
そして道北エリアのさらなる魅力は、層雲峡温泉、旭岳温泉、稚内温泉などの名湯が点在することです。厳しい自然と寒さを体感できる道北だからこそ、温泉につかれば体の芯からあたたまります。ここでは、道北にある温泉地をご紹介します。
層雲峡温泉
上川郡上川町にある層雲峡温泉は、道北エリアの南部・北海道の中央付近にあります。北海道で最も高い山の大雪山のふもとにある温泉で、JR旭川駅から特急で45分、さらにJR上川駅からバスで35分の場所にあります。旭川からは直通のバスが出ていて、アクセスしやすいのも魅力です。
景勝地としても名高い層雲峡の温泉街には10数か所の宿泊施設があり、中には美しい峡谷を眺めながらお風呂を楽しめるところもあります。また、宿泊施設の中には日帰り温泉を楽しむことができるところもありますよ。泉質はかすかに硫黄の香りのする透明なお湯です。
層雲峡温泉が最も美しい季節は新緑と紅葉のシーズンと言われますが、もうひとつ忘れてはいけないのが冬の層雲峡温泉氷瀑(ひょうばく)まつりです。1月下旬から3月中旬に実施されるイベントで、大きな氷像や迫力のある氷のステージでのパフォーマンス、さらに冬の花火が楽しめます。
旭岳温泉
大雪山の、層雲峡温泉とは反対側にある小さな温泉郷が旭岳温泉です。人気のある層雲峡温泉とは対照的に、こぢんまりと静かな雰囲気で、まさに秘境のような場所にあります。旭岳ロープウェーの山麓(さんろく)駅付近にあり、ハイキングや登山帰りの人の足を癒やします。
泉質はマグネシウムやカルシウム、鉄などを多く含んでいて、源泉かけ流しの宿泊施設が多いのも特徴です。日帰り温泉を実施しているので、登山の帰りにふらりと立ち寄るという利用のしかたもできます。
場所は旭川からバスで30分ほどのところで、温泉街には3つのバス停があり、それぞれの利用する宿泊施設の近くで降車することも可能です。
夏は登山やハイキングで人気の旭岳ですが、冬はスキーを楽しみに多くの観光客が訪れます。
稚内温泉
道北の中でも最北端、北海道だけでなく日本の最北端にある温泉が、稚内温泉です。源泉はナトリウムを豊富に含んでいるため、温泉施設では源泉を加水して使用しています。この温泉は1970年代後半に原油を採掘しようとしたときに偶然見つかったため、ほのかに原油の香りがします。
この温泉を楽しむことができる施設が、稚内健康増進センター 稚内温泉童夢です。日帰り温泉施設ですが、大浴場の窓からは日本海の大パノラマを眺めることができます。また、露天風呂からは遠くに礼文島(れぶんとう)と利尻島(りしりとう)が見えます。
また、近くには稚内温泉を楽しめる宿泊施設もいくつかあります。日本海でとれたばかりの新鮮な海の幸が味わえるのも、この地に宿泊する楽しみのひとつです。
稚内の冬のイベントと言えば、例年2月に北防波堤ドーム公園で開催される「わっかない氷雪の広場」です。市民などがつくった雪像や、雪上サッカー大会など、子どもからおとなまで雪を思いきり楽しめるイベントです。
北海道最北端・道北だからこそ感じる温泉のあたたかさ
今回ご紹介した北海道最北端・道北エリアの温泉は、冬でも利用できるのが特徴です。北海道の冬の厳しさと、あたたかさを、同時に味わうことのできる道北の温泉に、おでかけしてみてはいかがでしょうか。
(画像は写真ACより)
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