札幌から電車で日帰り!どこまで行けるか試してみよう!
ふと思いました。広い北海道内を日帰りで旅行するとどのくらいの旅行ができるのだろう?札幌からどこまで行けるのだろうか?と。
北海道へ観光で行く場合、札幌を起点にして目一杯遠くまで日帰り旅行というケースはあまりないかもしれません。
しかしです。日帰りでもここまで大丈夫、という限界を知っておけば、泊まりの旅程を考える際の参考になるかもしれないと思い、少々調べてみました。
日帰り旅行である以上、行った先でゆっくり観光したいのは人情ですが、その日のうちに帰ってくることが可能かどうかを優先して調べました。
参考までに滞在可能時間も書いておきます。
稚内方面
札幌と稚内の距離は直線で約256km。東京・名古屋間の距離(約264km)に匹敵します。東京・名古屋ならば新幹線があるので日帰りは余裕ですが、さて札幌・稚内はどうでしょう。
7:30発の特急宗谷に乗ると、稚内着は12:42。お昼過ぎに着きます。
さて、帰りはどうでしょう。17:44稚内発の特急宗谷に乗ると、22:56に札幌着です。稚内でほぼ5時間確保できます。
日本最北端の地、宗谷岬までは稚内駅から約31km。レンタカーを調達して行って来られそうです。のんびりしたい方は、近くのノシャップ岬にしましょう(約5km、車で約10分)。
網走方面
オホーツク方面はどうでしょう。札幌・網走間の直線距離は約257km。札幌・稚内とほぼ同じです。列車はあるでしょうか。ありました。札幌6:50発のオホーツク1号に乗ると、12:12網走着です。稚内へ行くのとだいたい同じ感じです。
網走からの帰りはどうでしょう。17:26網走発のオホーツク4号に乗ると、22:51札幌に着きます。こちらも稚内からの帰路と同じ感じですね。網走の場合も、着いてからほぼ5時間確保できます。「博物館 網走監獄」まで約5km、車で約10分です。ちなみに、網走刑務所は本来の目的で実際に使われている施設なので、お間違いのなきよう。
釧路・根室方面
網走と同じ道東ですが、次は十勝地方を通って釧路方面に向かってみましょう。札幌・釧路間の直線距離は約247kmです。こちらは稚内、網走より少しだけ短いです。
さらに根室まで足を伸ばすとなるとどうでしょうか。札幌・根室間ともなると、直線距離は一気に300kmを超え、約344kmになります。東京・京都間が約365kmなので、その遠さを想像していただけると思います。さて、日帰りで行けるでしょうか。
まず釧路です。札幌6:48発のスーパーおおぞら1号に乗ると、釧路には10:57到着です。稚内や網走よりも早く着きます。根室に行くためには、10:57に釧路に着いた後、11:12発の根室行きの列車に乗り換えます。根室着は13:22です。
さて、帰りです。釧路から札幌へは問題なく帰れそうな気がするのですが、根室からだと可能でしょうか。根室16:10発の釧路行きがあります。釧路18:51着で、19:00発のスーパーおおぞら12号に乗り換えると、札幌着は22:59です。その日のうちに札幌に帰り着くことが可能であることがわかりました。根室での滞在時間が3時間弱しかとれないのが残念なところです。
でも、根室で3時間弱を過ごすことができて、釧路・根室間の根釧原野を走る根室本線の絶景を楽しめる旅が日帰りで札幌から可能であることがわかっただけでも収穫はありました。
函館方面
最後は函館です。札幌・函館間の直線距離は約153km。ちなみに名古屋・神戸間が約163kmです。札幌・函館間は鉄道も道路も大きく曲がっているので、直線距離はあまり意味がないかもしれません。
さて、列車の時間はどうでしょうか。札幌6:43発特急北斗4号に乗ると、12:34に函館に着きます。北海道新幹線が開通したらもっと早いんでしょうね。帰りは、最も遅い列車が18:48函館発のスーパー北斗23号です。これに乗ると22:41に札幌到着です。函館の場合は、札幌から日帰りでもほぼ半日、函館にいることができます。市内の主要な見所は回ることができるでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
札幌から北、東、南の3方向で、日帰り鉄道旅行の限界を調べてみました。滞在時間は短いものの、今回調べた中では最も遠い根室でも日帰りが可能でした。北海道を鉄道で旅行する際の参考になればうれしいです。
(画像は写真ACより)
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