寒さの厳しい道北で体を温める温泉地はどこ?
日本でも最北に位置する道北地方では、冬の寒さも「想像以上!」と言われています。寒い時期ならではの美味しい料理や素晴らしい景色を楽しんだ後は、北海道らしい温泉を楽しむのもおすすめ。今回は、日本最北の稚内温泉を始め、寒さの厳しい道北で心も体も温かくなるお温泉地を紹介します。
道北には、有名な温泉地から秘湯まで、それぞれに個性や効能、泉質の違う数多くの温泉があります。では、どのような温泉がおすすめなのでしょうか。
旭岳温泉
大雪山国立公園の旭岳の麓に位置する旭岳温泉は、かつてアイヌ語で勇駒別(湯に向かって行く川)と呼ばれていた歴史のある温泉地です。1914年に温泉が見つかって以来、日本でも珍しい正苦味泉として、温泉好きの人から注目を集めています。
【泉質】硫酸塩、塩化物泉 カルシウム、マグネシウム、ナトリウム
稚内温泉
日本最北の温泉と言われる稚内温泉は、江戸時代よりも前にアイヌの人が浸かっていたとされています。温泉に浸かりながら、利尻島や礼文島の夕日が楽しめる稚内温泉は、道北の雄大な自然を楽しめる温泉地として人気があります。
【泉質】塩化物、炭酸水素塩泉 ナトリウム
白金温泉
1950年に当時の町長鴻上覚一氏が苦難の末、温泉の噴出を見つけました。その時、「この湯は地底から沸いた白金(プラチナ)のようなものだ」と言ったことから白金温泉と命名されました。
「帰るときは、つえを忘れてしまうほど」と言われている温泉は、神経痛に効果があるとされています。美瑛町から白金温泉に行く道は、多くの白樺が自生する「白樺街道」と呼ばれ、温泉を訪れる人の目を楽しませています。
【泉質】硫酸塩泉 ナトリウム、カルシウム、マグネシウム、
天人峡温泉
大雪山国立公園にある天人峡温泉は、忠別川に寄り添うようにひっそりと佇んでいる温泉地で、1894年の鉱物探索中に偶然見つかったと言われています。
北海道の秘湯と言われている天人峡温泉は、糖尿病や動脈硬化症への効果も期待できるとして温泉好きの人から知られています。自然湧出100%の天然かけ流し温泉は、観光客はもとより地元の人からも愛されています。
【泉質】硫酸塩、炭酸水素塩、塩化物泉 ナトリウム、カルシウム、マグネシウム
利尻ふれあい温泉
国内トップクラスの炭酸水素を含むお湯は、空気に触れると茶褐色に変化する「黄金の湯」と言われています。温泉の歴史は浅いですが、入浴後は肌がツルツルするとして地元の人や観光客にも人気です。露天風呂からは、日本海に沈む夕日や満天の星を眺めることができます。
【泉質】炭酸水素塩泉 二酸化炭素、ナトリウム、マグネシウム
層雲峡温泉
道内の温泉地では、珍しい欧風の街並みで統一している層雲峡温泉ですが、以前は、切り立った大渓谷の中にある「隠れ湯」として登山客に人気でした。
単純泉の層雲峡温泉は、皮膚病やリウマチ、神経痛などに効果があると言われていますが、弱アルカリ性なので年配の人から子供まで安心して温泉を楽しめます。冬になると開催される「層雲峡氷瀑祭り」は観光客に人気です。
【泉質】単純硫黄泉
五味温泉
五味温泉の歴史は古く、100年以上前に狩猟で訪れた五味勘三郎氏が見つけました。一ヶ所だけ雪が溶けている場所を見つけた五味氏が、その湯を鑑定に出したところ、病気などに効果があることがわかり「五味温泉」として宿を始めました。
泉質は、日本でも珍しい二酸化炭酸水素塩泉で、神経痛や皮膚炎に効果が期待できる「美人の湯」として知られています。
【泉質】炭酸水素塩泉 ナトリウム、マグネシウム、カルシウム
国内でも有数の温泉地として知られる北海道には、温泉が約250ヶ所もあります。その中でも、道北の温泉には、魅力的な温泉がたくさんあります。本島では、なかなか味わえないダイナミックな景色を楽しみながら、ゆっくり温泉に浸かって贅沢な時間を過ごしてみてはいかがですか。
(画像は写真ACより)
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