大雪山連峰の麓にある温泉地、層雲峡温泉おすすめの宿は?
道外から道東旅行に訪れる場合は、空路で直接道東の各空港に降り立つことが多いと思います。でも、道央から道東へ向かうという方、北海道一周を計画している方は別のアプローチになります。メインのルートはふたつ。
道東自動車道またはJR石勝線を使って札幌から恵庭を通って帯広へ出るコース。もうひとつは道央自動車道またはJR函館本線を使って札幌から旭川に行き、そこから一般道またはJR石北本線で北見、網走へ抜けるコースです。
さて、後から紹介した旭川経由のルートで一般道を用いると、北海道の屋根といわれる大雪山を通ります。そこには、素通りするにはもったいないリゾートと温泉があります。層雲峡です。
道東の入り口ともいえる場所にある層雲峡とその温泉の魅力をちょっとのぞいて見ることにしましょう。
層雲峡というのは、大雪山国立公園にある見事な渓谷です。大雪山(たいせつざん、だいせつざん)というのは、北海道中央にそびえる山々のことです。主峰は北海道の最高峰、旭岳(2,290.93m)。そして、大雪山国立公園は、全国一の広さを誇る国立公園なのです。
石狩川の侵食によってこの山々が削られ、長さ約24kmにわたって断崖絶壁が続きます。これが層雲峡です。
名付け親は、大正期の詩人・歌人の大町桂月です。渓谷の入り口にある双雲別川のアイヌ語音「ソウンペッ」に「層雲」の字をあてたと考えられているそうです。ちなみに、「ソウンペッ」とは滝のある川を意味します。
さて、層雲峡温泉です。温泉が発見されたの幕末の頃。近代的な温泉地になったのは昭和の半ば(1950年代)といわれます。
道内でも有数の規模といえる温泉街は、渓谷の風景にマッチした欧米風。それもそのはずで、カナダの山岳リゾートをモデルにしているのだそうです。15軒ほどある宿泊施設で、雄大な渓谷を眺めながら温泉を堪能することができます。
それでは、人気の宿をいくつかご紹介いたしましょう。
和室、和洋室、洋室、さらにグループ向けの大部屋までそろう大規模ホテルです。名前の通り、朝陽山の絶景を眼前に望める露天風呂が自慢です。他にも長さ40mにもなるガラスパネル越しに渓谷美を堪能しながら温泉を楽しめる大浴場もあります。
食事は、旬の道産食材をたっぷり用いたバイキングです。窓の外に広がるのは層雲峡の大自然を眺めながら至福のひとときを過ごせます。
住所
北海道上川郡上川町層雲峡温泉
アクセス
JR札幌駅、旭川から無料無料送迎バスが運行されています(要予約)。
大きな洋館がふたつ並んだ大規模リゾートホテルです。和室よりも洋室のほうが多いという客室構成です。敷地内にある2種の源泉から引いた湯はもちろん源泉かけ流し。木をテーマにした大浴場と、岩をテーマにした大浴場のふたつがあります。
フランス、イタリア、ドイツ、スイス。本場アルプス周辺4か国の郷土料理をもとにした創作料理をバイキングで楽しめます。夜は焼きたてステーキやラクレット。朝は焼きたてのパン。アルプスリゾートの雰囲気を心ゆくまで堪能できます。
住所
北海道上川郡 上川町層雲峡温泉
アクセス
JR札幌駅、旭川から無料無料送迎バスが運行されています(要予約)。
こちらも200を超える客室を擁する大規模リゾートホテルですが、客室は和室が中心です。さらに、贅の限りを尽くした純和風の特別室もあります。
層雲峡温泉の中で、最も高いところにあるので、展望大浴場と露天風呂からの眺めは最高です。露天風呂では、朝霧に霞む渓谷を眺めながらの朝風呂を楽しむことができます。
食事は、大雪ブッフェガーデンで味わうバイキング。山岳リゾートとは思えない新鮮な海鮮や、層雲峡でしか味わえない地場食材を堪能できます。別館大雪山荘にあるレストラン トップオブキャニオンでは、和会席のコースを楽しめます。さらに、特別室があるフロアでは特別室限定の会席膳を堪能できます。
住所
北海道上川郡上川町層雲峡
アクセス
JR旭川駅から無料無料送迎バスが運行されています(要予約)。
目的は道東旅行なのに、層雲峡と層雲峡温泉はその入り口にあるなんとも魅力的なリゾートです。道東旅行の日数を少々増やして、本格的な山岳リゾートを楽しんでみてはいかがでしょう。
(画像は写真ACより)
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