海産物はもちろん、名水も!利尻で味わえる名産品
利尻島は、北海道の最北部に位置する島で、遠くから眺めると、利尻富士と呼ばれる「利尻山」の形が印象的です。利尻は海産物に恵まれており、特に「利尻昆布」が全国的に有名ですが、そのほか、ウニやカニなども利尻の名物です。
また、利尻富士のふもとから湧き出る水は、名水としても知られています。さらに、利尻島でしか販売されていない乳酸飲料もあるのです。北海道の最北端、稚内からフェリーに乗り、利尻島を訪ねてみませんか。
画像引用元:写真AC
だしを取ると味わい格別!利尻昆布
全国的に有名な昆布として「利尻昆布」があります。利尻昆布の産地は、日本海側の留萌以北とオホーツク海側の網走以北となりますが、主要な産地は、利尻島や礼文島、稚内周辺となります。
利尻島では、利尻昆布の養殖がさかんで、2年ほどかけて昆布が生長します。利尻昆布は肉厚で、だしを取ると格別な味わいとなるため、京都の会席料理に使われることが多いです。
夏こそ味わいたい!利尻のウニ
利尻では、夏になるとウニ漁の季節となります。利尻で水揚げされるウニは、「エゾバフンウニ」と「キタムラサキウニ」です。6月から漁が開始となりますが、最盛期は7月から8月となります。
ウニは、さまざまなエサを食べますが、特に、利尻昆布を食べて育ったウニは、味わいが格別と言われています。利尻では、とれたてのウニを漬け込んで瓶詰めにしたものもあり、利尻ならではの味わいを楽しむことができます。
希少価値が高い!利尻のカニ
秋から冬にかけて、利尻ではカニ漁が行われます。晩秋から初冬にかけては毛ガニが、冬場はタラバガニやズワイガニが水揚げされます。利尻のカニは、利尻山の良質な水が流れる海域で育っていること、そして寒さの厳しい地域で水揚げされることもあり、肉質は格別です。
良質なカニでありながら、水揚げ量が少ないことから、利尻のカニは希少価値が高いものとなっています。
ミネラル分がたっぷり!「甘露泉水」
利尻は、品質の高い海産物が有名ですが、名水百選の水である「甘露泉水(かんろせんすい)」も有名です。甘露泉水は、利尻山の登山道、「鴛泊(おしどまり)コース」の3合目付近に湧き出ています。
利尻山に降った雨や雪解け水が地面に染みわたり、長い年月を経て地上へと湧き出たことから、ミネラル分を豊富に含んだ水となっています。水温は年間を通して約5.5度となっており、キリリとした冷たさが感じられます。
利尻だけで味わえる乳酸飲料「ミルピス」
日本において、利尻島だけでしか販売されていない乳酸飲料があります。それが「ミルピス」です。
ミルピスは、利尻町でミルピス商店を営む森原さん手作りの乳酸飲料で、約50年もの歴史を持つ飲み物です。ミルピスは牛乳瓶に入っており、昔ながらの懐かしさが感じられますが、飲んでみると、乳酸飲料のような味わいながら、牛乳のような味わいも感じられます。
手作りならではの乳酸飲料を、利尻島でじっくり味わってみましょう。
住所:北海道利尻郡利尻町沓形字新湊150アクセス:鴛泊港フェリーターミナルより車で約15分
利尻と言えばやはり海産物で、昆布やウニ、カニをはじめとして、さまざまな魚介類を味わうことができます。また、利尻山のふもとから湧き出る水もおいしいですが、海産物がおいしいのも、利尻山の良質な水によるものと言えるでしょう。おいしさを求めて、利尻島を訪ねてみてはいかがでしょうか。
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