海の上を歩こう!「氷平線ウォーク」
SNSで自慢しちゃおう!
北海道別海町の野付湾は、一番寒い1~3月の間海が凍って、氷の平原が現れる。水平線ならぬ「氷平線」が見られ、野付半島ネイチャーセンターでは、結氷した海の上を歩く「氷平線ウォークツアー」を開催。
まっさらな雪原の上の自分だけの足跡や、遠近法を使ったトリック写真などをSNSに載せて自慢しよう。
「日本のウユニ塩湖」野付湾
北海道と国後島の間を通る根室海峡につきだした野付半島は、日本最大の砂の半島だ。全長26km、一番狭い部分の幅はわずか50mほどで、両側に海が見られる細長い地形は「北の天橋立」とも呼ばれる。北方領土・国後島まで16kmと最も距離が近いことでも有名だ。
半島の内側は冬になると海が凍り、氷の平原が現れる。真っ白に結氷した野付湾の氷原は、さながら南米ボリビアの広大な塩湖「ウユニ塩湖」のようだという。「ウユニ塩湖」は塩が雪原のように見ることで有名だが、野付湾は本物の雪原だ。
奇景・絶景・野付半島
野付半島には、立ち枯れたトドマツが立ち並んでいて、氷の平原とともに荒涼とした不思議な景色を作り出している。
トドマツがある場所は「トドワラ」と呼ばれ、トドマツの枯れ木の森となっている。これは昔、江戸時代中頃までトドマツやナラの原生林があったためで、地盤沈下によって海水が侵入して森は立ち枯れとなった。
ネイチャーセンターは、この「トドワラ」を歩くツアーを通年開催しているが、野付湾が凍る1~3月には「トドワラ」に加えて、「氷の平原」も歩くことができる。ネイチャーガイドと一緒に見どころを散策するほか、遠近感を利用して行うトリック写真も、撮りやすいポーズをガイドがアドバイスしてくれるという。
2月に入ると、知床半島を過ぎた流氷が国後島にぶつかり、海流に乗って野付半島にもやってくるので、「トドワラ」、「氷平線」、「流氷」という絶景が見られるそうだ。
野付湾の結氷や流氷が見られる時期は、その年によって違うので、ホームページ等で確認することをおすすめする。
見どころが満載の野付半島。野生動植物が豊富で星空もきれいなので、年中通って常連になってしまおう!
(画像は「別海町観光協会」ホームページより)
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