社員旅行、どんなトラブルが考えられる?
社員旅行にトラブルはつきもの
社員旅行は参加者全員が楽しめることが理想。しかし、集団での旅行にはトラブルもつきものです。どんなトラブルが考えられるでしょうか。
社員旅行は出勤扱い?
会社主催の社員旅行や運動会などのイベントの中には、休日に行われるものもあるでしょう。そこで問題になるのが、イベントの参加は出勤扱いになるのかどうか、です。
参加者の立場からすれば、休日返上で参加しているのだから出勤扱いにしてほしいと思うことでしょう。参加が強制されている場合にはなおさらです。
また、これらのイベントを欠席する場合に有給休暇を使用できるかどうかも問題となります。
イベントの直前になって大きなトラブルに発展しないようにするためにも、事前に社内で規定を作っておくことが必要です。
旅行の予算もトラブルに
社員旅行ではお金に関するトラブルも発生します。
まず考えられるのが予算。社員が自費で参加する社員旅行の場合、あまりに高い予算はトラブルとなるでしょう。旅行が1泊2日の日程の場合、予算は2~3万円程度が一般的です。
また、社員旅行では大きな金額を扱うため、1つのミスが大きなトラブルへと繋がります。予算管理の担当を複数人設定し、担当全員でチェックし合うことで予算管理のミスを防ぐことが重要です。
旅行で考えられるミス
最も起こりやすいトラブルが様々なミス。一口にミスと言っても様々なミスが考えられます。
まず、参加者への連絡ミス。口頭での連絡は言い間違い、聞き間違いの可能性があり、あまりおすすめできません。文書やメールで連絡を心がけ、参加者への連絡ミスを防ぎましょう。
また、旅行会社のミスも考えられます。実際に、旅行会社が社員旅行参加者の名簿を誤って提出したため、飛行機の航空券が取れない、というトラブルが起こったようです。さらに、この旅行会社はその後の対応も誠意が欠けたものだったといいます。
明らかに旅行会社に非があり、幹事側ではどうしようもありません。旅行会社のミスでせっかくの社員旅行を台無しにしないためにも、旅行会社や旅行代理店は信頼できる会社を選びましょう。
旅行当日は悪天候!どうしよう
社員旅行の日はできれば晴れてほしいもの。しかし、悪天候になってしまった場合はどうしたらいいでしょうか。
屋外のイベントを計画している場合には、悪天候の場合のプランも考えておくといいでしょう。そうすれば、突然の悪天候でも時間を無駄にすることなく旅行を継続できます。
また、心配なのが悪天候のために飛行機の運航がキャンセルされてしまうこと。特に夏から秋にかけて、沖縄への旅行を計画している場合には注意が必要です。
行きの飛行機がキャンセルされた場合、帰りの飛行機がキャンセルされた場合など、もしもに備えて綿密な計画を練ることが必要です。その際の返金手続きについても確認しておきましょう。
社員旅行は強制参加?
社員旅行実施の際に大きな問題となるのが参加が強制かどうかです。若い世代の社員ほど、社員旅行の参加には後ろ向きです。社員旅行に参加するなら休日出勤をしたほうがまだマシだ、という意見すらあります。
実際、キャリコネニュースが行ったアンケートによると、社員旅行に「行きたい」が8%であるのに対し、「絶対やだ」が65%でトップという結果です。
社員旅行がここまで若い世代に不人気な理由としては、休日まで上司と過ごしたくない、着替えなど、プライベートな部分を見られるのが嫌だといった意見があります。
若い世代の興味をどう引くかは非常に難しい問題ですが、参加者全員が参加してよかったと思えるような旅行を企画出来るといいですね。
(画像は足成より)