悪質な旅行代理店とのトラブル、どんな事が考えられる?
旅行代理店によるトラブルに注意
旅行代理店は旅のプロ。旅行代理店に旅の手配を依頼すれば、もう安心と思いがちです。しかし、悪質な旅行代理店の場合には、予想もしていなかったトラブルに、見舞われることもあります。
悪質な旅行代理店には、利益を増やすため故意に契約と違う手配をする会社や、社員教育不足やシステムの質などが原因でトラブルが起こる会社など、様々な会社があります。
楽しみにしていた海外旅行なのに、トラブルの連続だった、などというのも、決して珍しいことではありません。近年ではインターネット予約でのトラブルが、特に増加しています。
社員旅行では、旅のトラブルはできるだけ避けたいもの。旅行代理店とのトラブルには何があるのか、例をいくつかご紹介いたします。
宿が予約されていない!
インターネットの旅行会社のサイトで申し込みを行い、予約したはずなのに、現地に行ってみたら予約されていなかった、という例があります。
このケースでは、旅行会社から予約完了のメールが届き、支払いも完了していました。しかし実際には、旅行会社が宿の予約をしていなかったのです。
宿の予約トラブルは、現地に行ってはじめて発覚するケースが、ほとんどです。少人数の場合には、現地で他の宿を探すことも可能ですが、多人数の場合には、泊まる宿が見つけられない場合もあります。
他の宿に変更になったことを、現地で知らされるケースもあります。納得のいかない宿になることもあり、海外旅行では、本当に困るトラブルといえます。
新幹線や飛行機の席が足りない!
新幹線や飛行機の席の予約を、旅行代理店に依頼したのに、実際に行くと席が不足していた、というトラブルもあります。旅行代理店の連絡ミスや、システム上のミスなどの原因が考えられます。
また、全員の席が離れない、という条件を付けて予約したのに、実際には席が何列も離れていた、というケースや、バラバラの席になっていたりするケースもあります。
旅行当日に、鉄道会社や航空会社に交渉しても、どうしようもない場合がほとんどです。
お金を払ったのにチケットが届かない
インターネット上では、格安を売りにした旅行代理店が、多数営業しています。特に悪質な事例は、お金を支払った後で、チケットが届かず、連絡も取れなくなるというケースです。
このようなトラブルは、事業者が倒産した場合や、経営が悪化している場合におこります。海外旅行などの場合には、半年以上前に申し込むため、このようなトラブルが多くなりがちなのです。
悪質な場合には、入金済みなのにまったく何も手配していない、というケースすらあります。そのような場合には、電話もつながらなくなることが多く、返金請求も難しくなります。
違約金請求に応じない、返金がされない
旅行中に契約と異なる条件になってしまった場合には、返金や割引を求めたいところです。ところが、連絡しても返事がこない、誠意ある対応をしてくれない、という旅行代理店もあります。
キャンセルや条件変更、返金について明記されているか、などを申込時に確認しておくことも、大切です。
旅行会社選びは慎重に
知名度や会社の規模にかかわらず、悪質な旅行代理店は存在します。社員旅行の場合には、特に慎重に旅行代理店を選びましょう。
旅行中のトラブルの相談窓口があるかどうかも、重要なポイントです。金額だけではなく、サービスについてもよく検討する必要があります。
また、トラブルの多い旅行代理店は、インターネットで検索するとトラブル事例が多く出てきます。事前に調査を行うことで、トラブルの少ない旅行代理店を選べます。
そして、もしもトラブルが起こってしまい、解決できない場合には、消費生活センター等に相談することができます。
(画像は無料写真素材写真ACより)