社員旅行は仕事と完全に分離させたい!どんな方法がある?
社員旅行の目的
社員旅行の目的は、慰安であり、社員同士のコミュニケーションを活性化する事なのです。上司に気を遣う事でも、仕事の打ち合わせをするためでもありません。
特に、コミュニケーション不足は、会社側から大きな危機として捉えられています。社員同士の飲み会が減り、社内連絡はメールで済ましてしまうご時世です。コミュニケーション不足の解消は、社員旅行の最大の目的です。
仕事の延長だから参加したくないと思っている社員が、参加したくなるように、社員旅行を仕事と完全に分離させて、魅力的な社員旅行にする工夫をしてみましょう。
完全に私服にする
人は服装に気分が左右されるものです。作業着を着れば作業をしたくなるし、スーツを着たら、出社モードになります。これを利用して、社員旅行は完全に私服にする事にしたらどうでしょう。
スーツを着て社員旅行だと、仕事の延長感がぬぐえません。私服で来る事にすれば、参加者は気分も変わり、気持ちが解放され、会話が増えるでしょう。私服は、その人の個性を表し、趣味や人柄が良く分かります。
無礼講にする
無礼講と言われても、気軽に話しかけたら上司に怒られたなんて事になると、意味がありません。建前だけでなく、本気で無礼講にします。お互いに気持ち良く、紳士的なマナーにのっとった振る舞いをしましょう。
参加は自由に
どうしても団体旅行が苦手な人や、体調不良で参加できない人がいます。強制だと、行かない事で肩身が狭くなったり、昇給に影響を与えるのではないかと、思ったりします。これでは、仕事の延長感がぬぐえません。
参加は自由を原則として、目的をはっきり知らせ、企画を工夫して、参加したくなるような社員旅行にしましょう。
自由時間を多く
がんじがらめのスケジュールは、息が詰まり、やらされている感が増します。団体旅行が苦手な人には、ほっと息を吐ける時間は大切です。
自由時間を多くすると、話したくても機会が無かった人に声をかけたり、気の合った仲間たちと寛いで過ごしたりできます。
知らない人同士で話す機会を増やす
座席、部屋割りなどを知らない人同士にして、普段あまり話さない人や、違う部署の人たちなど、たくさんの人と話す機会を増やしてみましょう。
部署が違えば、上司とか苦手とか職場のもつれた人間関係を引きずらず、フレッシュな気持ちで参加できます。お互いが知り合いになりたいと思って話せば、きっと楽しい前向きな会話が弾むでしょう。
仕事の話になっても、細かいところは分からないので、当たり障りのない話題になります。むしろ、この部署はこんな内容の仕事をしているのかと、仕事への理解が広がります。
知らない人同士でメンバー分けして、ゲームや物作りなどの体験型のイベントをすると、ミッションを達成しているうちに、自然に会話が増え仲間意識が芽生えます。
社員旅行を専門に扱う旅行会社やイベント会社では、テレビでも取り上げられた小学校体験や、戦国武士になりきった戦体験など、ゲーム感覚の楽しいイベントを提供しているので、問い合わせをしてみるのも良いでしょう。
仕事の話題禁止
今進めている仕事の話題になると、どうしても仕事の延長になりがちです。思い切って、仕事の話題禁止にしてみてはどうでしょうか。
趣味や家族の事など、普段できない話をすれば、相手の思いがけない一面が見えてきたり、共通の話題が見つかったりします。
社員旅行を完全に仕事と分離して計画すると、普段の人間関係から解放され、コミュニケーションが促進され、社員の参加意欲が増します。そのための様々な仕掛けをしておくと、社員旅行の目的が十分に達成され、会社の一体感が生まれるでしょう。
(画像は写真ACより)