女性社員が少ない会社での社員旅行、どんな配慮が必要?
女子社員が旅行に行きたくない理由
女子社員にとって、気持ち良く参加してもらえる社員旅行にするためには、女子社員が行きたくない理由を知る事も大切です。
その1は、気を遣って疲れるという不満です。会社の人と、2日も3日も24時間一緒にいる社員旅行は、気の休まる暇がありません。部屋割りも気になるし、宴会のお酌や出し物も、気が重くなる要因になります。
その2は、休みをつぶされるのが嫌な事です。貴重な休みをつぶしてまで、気を遣う社員旅行には行きたくないと考える女子社員もいます。
その3は、社員旅行費用が給料からの天引きで、個人負担が多い事です。旅行用に服を新調したり小物を買ったりして、費用がかさみます。旅行に行くより、自分のために使いたいと考えてしまいます。
その4は、強制的に参加させられる事です。団体行動が不得意な人や、体調が悪い人もいます。行かない理由を考えて、上司に言い訳をするのもストレスです。
その5は、旅行先や行程が詰まらない事です。日中はゴルフばかりしていたり、夜になると風俗の気配を感じたりすると、女子社員の行く気がそがれてしまいます。
女子社員の行きたくない理由を解消して、気持ち良く旅行に参加してもらうために、配慮すべき事をまとめてみました。
1、気を遣って疲れる
宴会宴会の場面では、暗黙の了解で、女子社員が給仕をする事があります。しかし、女子社員は無料のコンパニオンではありません。宴会では、サービスをしてくれるプロのコンパニオンを手配しておくのも、女子社員の負担を減らす事につながります。
また、宴会の時間が長くなると、中にはひどく酔っ払ったり、セクハラまがいの言動をとったりする男性社員がでてしまう事があります。
深酒をして問題を起こした人には、会社から厳しく注意するようにします。会社全体で、セクハラやパワハラなどはしないような雰囲気を作っていく事も大切です。
宴会中のレクリエーションも、人によって嫌悪感を覚えるところです。無理やり出し物や宴会ゲーム、カラオケなどをやらされる事が苦手な人もいるので、強制にならないように配慮しましょう。
部屋割りどの人と一緒の部屋になるかも、女子社員の気になるところです。社員旅行の楽しさは、半ば部屋割りで決まると言っても過言ではありません。
部屋割りを決めるときは、なるべく年齢の近い人同士にします。怖い上司や、嫌いな人と同室では、とても楽しめません。同期かなるべく年齢の近い人、普段から仲良くしている人同士なら、気を遣う事もなく楽しい社員旅行になるでしょう。
同時に、社内の女子社員の人間関係を把握しておきます。心配なら、事前に本人に確認して、部屋割りを入れ替えるなどの対応をしておきましょう。
自由時間自由時間を多めにとり、拘束するのは宴会の2時間だけににするなど、自由時間を多くとると、気を遣う場面が少なくなり、参加意欲につながります。
2、休みをつぶされるのが嫌
週末に社員旅行に参加して、月曜日から仕事では疲労困憊です。休日にかからないように社員旅行を実施するか、休日を使ったら、代わりの休暇を与えるようにすると良いでしょう。
3、旅行費用がかかる
旅行費用の全額を会社負担にして、経済的負担をなくしましょう。会社の負担が大きければ、2年に1度にする事もできます。
4、強制的に参加させられる
社員旅行は、参加が自由である事が原則です。強制するのではなく、参加したくなるように内容面の充実をはかる事で、職場の雰囲気は良くなり、社員の慰安と親睦という社員旅行の目的が達成されます。
5、旅行先や行程が詰まらない
女子社員が参加したくなるような場所や行程を選ぶ事も大切です。沖縄、北海道、海外など、普段行けない魅力的な場所や、いろいろな楽しみ方ができる旅行先を選びましょう。
事前にアンケートをとり、場所や日程の希望を聞いてみるのもおすすめです。全ての参加者を満足させる事はできませんが、計画段階から社員が参加する事で、参加意欲につながります。
まとめ
仲の良い職場だと、社員旅行も楽しみになります。普段から社内の人間関係を良くしておく事も大切です。
女子社員に優しい旅行は、全ての社員にも優しい旅行になるはずです。女子社員が参加しやすく楽しめる社員旅行にしていってください。
(画像は写真ACより)