つい浮かれてしまう宴会の時の注意点は?
飲みすぎ注意!
社員旅行や集団旅行など、大人数で行う宴会ではついつい飲みすぎてしまうことがあります。
お酒好きな方は特に、いつもよりペースが速くなることもありますし、周りのペースに合わせているうちに飲みすぎてしまったということもあります。
宴会はお酒を楽しむ場所なのでもちろん好きなだけ飲んでいいのですが、飲みすぎて記憶を無くす、セクハラやパワハラをする、飲み会の席で嘔吐するなどの失態はほかの人に大変迷惑がかかります。
「酒は飲んでも飲まれるな」という言葉があるように、お酒の量は各自で自制し、周りに迷惑をかけないよう注意してください。
また、宴席では楽しくすごせても、翌日にお酒が残ってしまい寝坊して遅刻したり、二日酔いや寝不足で翌日の行程を楽しめなかったりということもあり得ますので、そういったリスクを避けるためにもお酒の量はほどほどにしておくのが良いでしょう。
どうしても飲みすぎてしまうという人は、二日酔いの薬や胃腸薬などを持参して、自分で対応できるようにしてください。
お酒の強要は絶対ダメ!
部下や後輩へのお酒の強要をしてはいけません。
お酒が飲めない人、弱い人に対してはもちろんですが、お酒に強い相手であっても無理に飲ませることはパワハラになります。
それだけでなく、実際に飲ませなくても、飲まない社員に対して「なぜ飲まないのか」「飲まないなんてつまらない奴だ」「ビールじゃなくて日本酒を飲め」などと発言するのもパワハラに該当します。さらに、お酌の強要や、お酌をしに来ない社員に対して文句を言うのもパワハラです。
一昔前の飲み会ではお酒の強要は、ある種、宴会の風物詩的にとらえられていましたし、お酌をするのが当然という風潮もあったかもしれません。しかし今は違います。各自が飲める量を飲みたいだけ飲みながらその場を楽しむのが今の宴会の過ごし方です。
時間管理もしっかりと!
宴会時間は限られているため、時間を守ることも大切です。お酒が入るとルーズになりがちな時間管理ですが、幹事や宿泊先のスタッフから終了時間が告げられたら、スムーズに宴会を終了して自室に戻るなり二次会先へ移動するなりしましょう。
もし酔っ払って寝ている、動けないといった社員がいたら周囲の人たちで部屋に連れて行くなどの配慮もしてください。基本的には幹事をはじめとする旅行の担当者がそういったお世話や宴会後の忘れ物チェックなどをしますが、協力できる人はできるだけ協力してスムーズに宴会を終えられるようにしましょう。
過激な余興は空気を壊す
お酒の力も相まって、余興でも羽目を外してしまう人がいます。例えば過度な露出や不快な演出など、素面であれば絶対にしないようなことを、酔っ払った勢いでしてしまうと、場合によっては宴会の空気をぶち壊してしまうことにもなります。
さらに、余興の席での失態が今後の社内での居心地の悪さにつながってしまう可能性もあります。
自分が酔っ払っていい気分になっているからと言って全員がそうとは限りません。お酒を飲まず素面の人も当然いますし、会社の重役も列席しての宴会ですから、それらの人に粗相のないように、余興も節度のあるものにしましょう。
みんなが同じレベルで、勢い任せで盛り上がった学生時代のノリは社員旅行の余興では通用しません。ですから、特に若手の社員は、余興は良く考えて行うようにしてください。
先輩や幹事らに余興のアドバイスをもらったり、余興の際に注意することを聞いたりなどして事前の準備をしっかりしておくのがおすすめです。
そうすることで当日にアクシデントが発生しても乗り越えられる対策を立てておけますし、万が一おかしな空気になったとしても、幹事や周囲の人たちのフォローも期待できます。
(画像は写真ACより)